シラバス情報

授業科目名
教職実践演習(院)
開講年次
1年
開講年度学期
2024年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
C-TL-401S
担当教員名
山田 和大、信木 伸一
担当形態
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための必修科目
科目区分…教育実践に関する科目
施行規則に定める科目区分又は事項等…教育実習
この授業の基礎となる科目
教育実習を含む全ての教育の基礎的理解に関する科目等
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的(一般目標))
教職に就くための基礎力量の総仕上げを行うことがこの授業の目的です。

(到達目標)
到達目標1;使命感と愛情をもって生徒と接し、学校教育の諸課題と向き合うための考え方や方法を理解し、他者に説明することができる。
到達目標2;他の教職員、保護者、地域の関係者と連携した教育の重要性について理解し、説明することができる。
到達目標3;学級経営の考え方を理解したうえで学級経営案を作成することができる。
到達目標4;教科指導や学級経営、生徒理解のために、さらに自らが検討を深めて行くべき具体的課題を認識し取り組むことができる。
【授業の概要】
教員としての資質を磨き、必要な知識技能の完成を目指します。グループワークや発表・討論等を通して、教員として自ら研鑽を続ける自己学習力を確立します。教員として必要な資質・能力の各領域における目標・評価基準に照らして到達度評価を行います。
第1回授業前に、ポータルの教職ポートフォリオ「教職を目指す上での課題(1〜4年次)」「資質能力の自己評価(3年次末までのもの)」「教職関連科目の履修状況(3年次末までに修得した科目について入力)」「学外実習・ボランティアの記録(4年次前期までのもの)」の入力・公開が完了しているかを確認してください。 
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第1回  教員としての資質・能力・課題の再確認
第2回  学級集団づくりの考え方
第3回  学級経営案についての発表と討論(1)−学級目標を設定する−
第4回  学級経営案についての発表と討論(2)−年間の学級経営計画を考える−
第5回  学級経営案についての発表と討論(3)−学級経営のための具体的方策を考える−
第6回  学級経営案についての発表と討論(4)−キャリア教育・進路指導について考える−
第7回  学級経営案についての発表と討論(5)−保護者との連携について考える−
第8回  学校の今日的課題を考える−ICTの有効活用−
第9回  学校の今日的課題を考える−協働的な学び−
第10回  「教育の現場から学んだことと今後の課題」に関する発表と討論(1)−教員の仕事について考える−
第11回  「教育の現場から学んだことと今後の課題」に関する発表と討論(2)−生徒とのコミュニケーションについて考える−
第12回 「教育の現場から学んだことと今後の課題」に関する発表と討論(3)−学ぶ意欲や動機づけを高める工夫について考える-
第13回  「教育の現場から学んだことと今後の課題」に関する発表と討論(4)−教材の活用方法について考える−
第14回  「教育の現場から学んだことと今後の課題」に関する発表と討論(5)−協働的な学びについて考える−
第15回    教員としての継続的な学びについて、まとめ

(授業の方法)
演習形式で授業を進めます。
第1回授業では、教職ポートフォリオをもとに、教員としての資質・能力・課題の再確認を行います。授業前に、ポータルの教職ポートフォリオ「教職を目指す上での課題(1〜4年次)」「資質能力の自己評価(3年次末までのもの)」「教職関連科目の履修状況(3年次末までに修得した科目について入力)」「学外実習・ボランティアの記録(4年次前期までのもの)」の入力・公開が完了しているかを確認してください。 
第3回〜第7回、第10回〜第14回授業の発表担当者は、討論の進め方についても事前に考えてきてください。
第8回〜第9回は、ゲストスピーカー(現職教員等)による研修や地域の学校の公開研究会への参加を予定しています。
テキスト・参考書
(テキスト)資料を配信します。
(参考書)授業内で紹介します。
授業時間外の学修
(事前学修)「学級経営案」「教育の現場から学んだことと今後の課題」の発表に取り組むために、学校体験活動や教育実習の記録を整理・分析してください。
(事後学修)
発表内容に関連する資料・文献を読んでください。
成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
「学級経営案」資料作成と発表(30%)討論(10%)
「教育の現場から学んだことと今後の課題」資料作成と発表(30%)討論(10%)
その他、授業で提示された課題への取り組み(20%)

(成績評価の基準)
以下の3つの基準を全て満たす場合に「到達目標を標準的なレベルで達成している」と評価します。
・発表資料内に各到達目標に関連する内容を記述している。
・発表・討論において各到達目標に関連する内容の説明・質問・意見呈示を行っている。
・授業で提示された課題への取り組みとして、各到達目標に関連する内容について考えを述べている。
備  考
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容