教員名 : 牧原 竜浩
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授業科目名
美術科教育法演習1(院)
開講年次
1年
開講年度学期
2024年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
C-TL-333S
担当教員名
牧原 竜浩
担当形態
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための中学校一種免許の必修科目/高等学校一種免許の選択科目
科目区分…教科及び教科の指導法に関する科目(中学校及び高等学校 美術) 施行規則に定める科目区分又は事項等…各教科の指導法(情報機器及び教材の活用を含む。) この授業の基礎となる科目
教職に関する科目
次に履修が望まれる科目
美術科教育法演習2
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
この授業では、高等学校美術科の学習指導理論を理解し、具体的な授業場面を想定した授業設計を身につけます。また、作品制作に関する基礎的な知識・技能、指導法を修得することを目指します。 (受講生の到達目標) 【美術科の目標及び内容】 (到達目標1)学習指導要領における美術科の目標や内容、全体構造を理解する。 (到達目標2)個々の生徒に合わせた学習内容について指導上の留意点を理解する。 (到達目標3)美術科の学習評価について、その考え方と方法を理解する。 (到達目標4)美術科と背景となる学問領域との関係を理解し、教材研究に活用することができる。 (到達目標5)発展的な学習内容について探究し、学習指導への位置づけを考察することができる。 【美術科の指導方法と授業設計】 (到達目標1)個々の生徒の認識・思考、学力等の実態を視野に入れた授業設計の重要性を理解する。 (到達目標2)美術科の授業内容に応じた情報機器及び教材の効果的な活用法を理解し、授業設計に活用することができる。 (到達目標3)美術科の学習指導案の構成を理解し、具体的な授業を想定した授業設計と学習指導案を作成することができる。 (到達目標4)模擬授業の実施とその振り返りを通して、授業改善することができる。 (到達目標5)美術科における実践研究の動向を知り授業設計の向上に取り組むことができる。 【授業の概要】
第1回から第4回までは、講義及び討議を中心に美術科教材研究について考察します。第5回以降は、演習形式の授業形態で、題材ごとの教材研究と教材計画を作成し、実践力を育てます。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第1回:中学校・高等学校の美術科教材研究の意義(表現と鑑賞領域の理解と研究開発)【講義】 第2回:中学校・高等学校の美術科教材の現状【講義】 第3回:美術科教材の研究と展開【講義】 第4回:表現力を高めるための発想法と指導法の研究【講義】 第5回:表現領域の教材研究演習 絵画表現 素描での教材計画の作成【演習】 第6回:表現領域の教材研究演習 絵画表現 素描作品制作【演習】 第7回:表現領域の教材研究演習 絵画表現 色彩表現での教材計画の作成【演習】 第8回:表現領域の教材研究演習 絵画表現 色彩表現作品制作【演習】 第9回:表現領域の教材研究演習 映像メディア表現 写真、アニメによる伝達教材計画の作成【演習】 第10回:表現領域の教材研究演習 映像メディア表現 写真、アニメによる伝達教材による作品制作【演習】 第11回:表現領域の教材研究演習 映像メディア表現 映像、CGの基礎的表現の教材計画の作成【演習】 第12回:表現領域の教材研究演習 映像メディア表現 映像、CGの基礎的表現作品制作【演習】 第13回:鑑賞領域の教材研究演習 鑑賞教材計画の作成(西洋美術)【講義、演習】 第14回:鑑賞領域の教材研究演習 鑑賞教材計画の作成(東洋・日本美術)【講義、演習】 第15回:鑑賞領域の教材研究演習 鑑賞教材計画の作成(対話型鑑賞)【講義、演習】 (授業の方法) 第1回から第4回は、各回の内容に合わせて資料を配付します。授業の前半は、資料を適宜使い、内容解説や補足説明しながら講義していきます。後半は、ワークシートや問題を解いたりしながら、学習内容や疑問点などを話し合うことで、学習内容の理解を深めていきます。 第5回からは、各回の題材に合わせて、作品制作及び鑑賞授業をおこないます。作品制作は各自、簡単な画材を用いて、創造的にアイデアスケッチから作品制作までおこなっていきます。 テキスト・参考書
(テキスト)必要に応じて、学校現場の教材研究資料を配付する。
(参考書)文部科学省「中学校学習指導要領(平成29年3月公示)解説 美術編」(日本文教出版)、文部科学省「高等学校学習指導要領(平成30年3月公示)解説 美術編」、「中学校・高等学校の美術教科書」、「指導書」、文部科学省「中学校学習指導要領(平成29年3月公示)本体」(東山書房)、文部科学省「高等学校学習指導要領(平成30年3月公示)本体」 授業時間外の学修
(事前学修)各授業で指示します。課題の題材を考えたり、アイデアスケッチを描いておく必要があります。
(事後学修)授業中に制作した作品に手を加えて、改善していく作業があります。 成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
講義で展開した教材計画(40%)、制作した作品(40%)、発表・討論など授業への取り組み(20%)で評価する。 (成績評価の基準) 【美術科の目標及び内容】 (到達目標1〜5)教材計画の評価基準とします。 【美術科の指導方法と授業設計】 (到達目標1〜3)教材計画の評価基準とします。 (到達目標4)発表・討論など授業への取り組みの評価基準とします。 (到達目標5)制作した作品の評価基準とします。 備 考
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
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