シラバス情報

授業科目名
管理会計特論
開講年次
1年
開講年度学期
2024年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
担当教員名
宗像 智仁
担当形態
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
原価計算論
財務会計論
次に履修が望まれる科目
特になし
【授業の目的と到達目標】
授業の目的:管理会計の考え方・意義を説明できるようになることを目的とする
受講生の到達目標:
1. 管理会計の考え方・意義を説明できる
2. 特定の問題について管理会計の視点でアプローチすることができる
【授業の概要】
企業内部を対象とした会計のことを管理会計といい、これは企業が経済活動を行う上で欠かせないものである。
本講義では、受講生がテキストの担当のテーマや論文を報告し、その内容について議論を行う。
【授業計画と授業の方法】
1. オリエンテーション
講義の全体像を説明し、報告担当を決定する
2. 情報化時代の管理会計
管理会計の目的について
3. 製造業およびサービス業のための個別原価計算
個別原価計算の方法や原価の用語について
4. CVP分析
CVP分析の方法や固定費と変動費について
5. 原価配賦と活動基準原価計算
原価配賦による問題点やABCの方法について
6. 経営意思決定における原価情報の利用
意思決定における増分分析の考え方について
7. 価格決定、顧客収益性分析、活動基準価格設定
価格決定における原価情報の活用について
8. 資本予算とその他長期的意思決定
長期的な投資案件の評価について
9. 予算編成と予算管理
予算管理の方法と問題点について
10. 標準原価と差異分析
標準原価計算の方法と責任会計について
11. 分権化と業績評価
業績評価の方法と問題点について
12. 論文輪読1
13. 論文輪読2
14. 論文輪読3
15. 論文輪読4

全ての回で報告と議論を行う。
後半の論文輪読で使用する論文については、受講者の希望を優先しながら、相談のうえ決定し、
その論文について報告と議論を行う。
テキスト・参考書
ジャンヴァルボ(著). ワシントン大学フォスタービジネススクール管理会計研究会(訳). 2022. 『管理会計のエッセンス(原著7版)』.同文館出版.
論文のリーディングリストは、受講者と相談の上決定する。
授業時間外の学修
各回、報告資料の作成、講義内容の予習・復習を90分程度行うこと。
成績評価の方法と基準
報告内容および講義内での発言(到達目標1: 50%)と最終レポート(到達目標2: 50%)で評価する。
備  考
進捗や理解度に応じて講義内容を変更する可能性がある。
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容