教員名 : 名倉 周平
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授業科目名
ドイツ語2
開講年次
1年
開講年度学期
2024年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
G-FL-112L
担当教員名
名倉 周平
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
ドイツ語1
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
前期ではドイツ語の発音と、言語では重要な品詞となる動詞・名詞・冠詞を中心に学んできました。後期では前期で学んだ内容を踏まえてさらに深い内容を学んでいきます。特に前期で学んだ冠詞の延長線上にある所有冠詞を用いた表現、前置詞を用いた表現、助動詞を用いた表現、ドイツ語特有の形を待つ複合動詞を用いた表現、現在形以外の時制表現等ができるようになること、また前期に引き続きより広い教養と国際感覚を身に付けることがこの授業の目的です。さらに、実際に買い物で役立つ表現や宿泊施設での役立つ表現など、具体的な生活の場での表現を身に付けていきます。
(受講生の到達目標) 到達目標1;ドイツ語特有の動詞や語順を理解し、実際にドイツ語で文を作ることができる。 到達目標2;ドイツ語の前置詞や助動詞を用いてフレーズや文を作ることができる。 到達目標3;ドイツ語の現在完了を用いて日常表現ができる。 到達目標4;少しまとまったドイツ語の文を読むことができ、その内容に関して質疑応答ができる。 【授業の概要】
前期ではドイツ語の発音と動詞・名詞・冠詞、また簡単な日常会話を中心に学んできました。後期では前期で学んだことを踏まえてさらに発展した内容を学んでいきます。文法事項としては、前置詞・助動詞・複合動詞・形容詞・過去形や現在完了、またドイツ語特有の語順などを学んでいきます。簡単な日常の会話表現では、さらにいろいろなシチュエーション(実際に買い物をする場面や宿泊施設でのやり取りなど)が登場します。教科書では第4課から第9課の内容となります(第10課については簡単に概観を見ていきます)。後期は前期の内容と比べると少々学ぶことが増えますが、その分ドイツ語の徴的な側面も多くみられる内容ですので、ぜひ頑張っていきましょう!!
【授業計画と授業の方法】
第1回:オリエンテーション・前期の復習
第1回目の授業は前期で学習してきた動詞の現在人称変化、名詞と冠詞の格変化などの復習を行います。(講義、 課題、フィードバック) 第2回:冠詞類(1) ー定冠詞類・不定冠詞類ー 教科書第4課 S.26〜27 第2回目の授業は文法的な解説を中心に授業を行います。内容は定冠詞類と不定冠詞です。定冠詞類と不定冠 詞類とは前期で学んだ冠詞の仲間で、定冠詞や不定冠詞と同じように名詞の前につき、同じように変化をして いく冠詞の仲間のことです。定冠詞や不定冠詞のことを思い出しながら取り組んでいきましょう。特にその中 で出てくる所有冠詞が重要です。 (講義中心) 第3回:冠詞類(2) ー定冠詞類・不定冠詞類ー 教科書第4課 S.26〜27, S.29 第3回目の授業は第2回の授業の続きとなります。前回学習した定冠詞類と不定冠詞類の練習を中心に授業を行 います。その後まとめとして小テストを行います。また、ドイツ南部にある都市フライブルクの紹介も行う予 定です。(演習、課題、フィードバック) 第4回:日常会話(1) ー買い物の会話表現ー 教科書第4課 S.30 / 前置詞(1) ー3格支配の前置詞ー 教科書第5課 S.32 第4回授業では前半で買い物の場面のやり取りのフレーズを実際に発音しながら学んでいきます。後半では非 常に重要な単元となる前置詞の用法について学んでいきます。(演習、講義) 第5回:前置詞(2) ー4格支配の前置詞 / 3・4格支配の前置詞ー 教科書第5課 S.32, S.35 第5回目の授業は第4回に続き前置詞の解説と練習を中心に授業を行います。前回の解説を思い出しながら、 前置詞の格支配とは何かをしっかりと理解していきましょう。 (講義、演習、課題、フィードバック) 第6回:従属接続詞と副文 教科書第5課 S.33 最初に前置詞についての小テストを行った後、第6回目の授業に入ります。今回は文法中心となります。内容 としては従属接続詞とドイツ語特有の語順となる副文が登場します。ドイツ語特有の語順とはどのようなもの なのか?この点に注目してください。 (講義中心) 第7回:話法の助動詞 教科書第6課 S.38, S.41 話法の助動詞という名前は聞き慣れない言葉かもしれません。これは英語のcanやmustに当たるものと言えば 分かりやすいでしょう。ただし、英語での使い方と大きく異なります。特に話法の助動詞の語形と動詞の不定 詞の位置に注意が必要です。この2点をしっかりと掴んでください。(講義、演習、課題、フィードバック) 第8回:複合動詞(1) ー分離動詞と非分離動詞ー 教科書第6課 S.39 第8回の授業ではドイツ語特有の動詞、複合動詞について学んでいきます。複合動詞には分離動詞と非分離動 詞の2つがありますが、先ずはその仕組みについて解説を行います。 (講義中心) 第9回:複合動詞(2) 教科書S. 41 / 形容詞の格変化(1) ー付加語形容詞の用法ー 教科書第7課 S.44 第9回の授業前半では前回の複合動詞の練習問題に取り組み、最後に小テストを行います。後半では形容詞を 扱いますが、主に名詞を修飾するタイプの形容詞について解説していきます。この形容詞を一般に付加語形容 詞と言いますが、冠詞や名詞の変化が大きく関わってきますので、冠詞や名詞の復習もしながら進めていきま しょう。 (課題、フィードバック、講義) 第10回:形容詞の格変化(2) ー付加語形容詞の用法ー 教科書第7課 S.44, S.47 前回学んだ形容詞を復習しながら、実際に問題に取り組んでみます。形容詞の語尾変化を確実にできるように していきましょう。 最後に形容詞の小テストを行います。(演習、課題、フィードバック) 第11回:zu不定詞 教科書第7課 S.45, S.47 第11回の授業ではzu不定詞を扱います。これは英語のto不定詞に当たりますが、語順が大きく異なります。こ の語順に注意しながら進めていきましょう。(講義、課題、フィードバック) 第12回:現在完了(1) 教科書第8課 S.50~S.51 いよいよ現在形以外の時制が登場します。先ずはドイツ語の過去分詞の作り方を解説した後、ドイツ語での現 在完了の用法へと話を進めていきます。現在完了はドイツ語の中でも非常に大切な単元ですので、しっかりと 理解していってください。(講義中心) 第13回:現在完了(2) 教科書第8課 S.50~51, S.53 / 日常会話(2) 宿泊施設での会話表現 S.64, S.66 前回学んだ現在完了の練習をしていきます。動詞の過去分詞とその過去分詞の位置に注意しながら取り組み、 最後に現在完了の小テストを行います。後半ではドイツのホテルでの会話を取り上げ、実際に発音しながら 学んでいきます。 (演習、課題、フィードバック) 第14回:過去形 教科書第9課 S.56~57 第14回授業では過去形を取り上げます。現在完了との違いをよく理解していきましょう。本日は文法中心の授 業となります。 (講義中心) 第15回:比較級等の概観 教科書第10章 S.62 / これまでのまとめと復習 今年度最後の授業となります。前半で少し形容詞や副詞の比較級などに少し触れます。ただし、この単元は試 験には出題しませんので、参考程度に聴いてもらえたらと思います、後半では後期で学んだことを中心におさ らいしていきます。また、後期の最終試験で役に立つ練習問題を一緒に解いていきます。(講義、演習、フィー ドバック) 各回ともに予習・復習、また提出課題を含めて1時間程度の時間が必要となると考えてください。提出課題がある場合は期限までに提出をお願いします。また、授業の進度によっては授業の内容を少し変更したり、課題を不定期で小テスト、また小テストを課題に変更する場合があります。変更する場合は事前に告知します。 テキスト・参考書
(テキスト)小野寿美子、中川明博、西巻丈児 『クロイツング・ネオ(第2版)』、朝日出版社、2023年、ISBM 978-4-255-25475-3 ¥2600(税別)
(参考書・辞書・ドイツ語関連アプリなど)授業中に紹介します。 授業時間外の学修
(事前学習)
次回の範囲を前もって伝えますので、その範囲に当たる教科書の部分に目を通しておいてください。また、その部分の音声を一通り聴いておいてください(音声の聞き方に関しては授業中に案内します)。 (事後学習) 授業の復習、小テストの見直しなどを行ってください。資料等はポータルサイトに授業ごとにアップしますので、それを参考にしてください。また、同様にポータルサイトにはドイツ語に関するコラム的なもの、練習問題やそれに対する解答・解説を不定期でアップします(アップした際は告知します)。これは提出が必要な課題ではありませんが、試験勉強の際に役に立つ情報や問題も含んでいますので、各自のペースの合わせて積極的に目を通したり、解いたりしてみてください。 成績評価の方法と基準
成績評価の方法
試験:50%程度、課題および小テスト:35%程度、授業への取り組みおよび小テスト:15%程度で総合して判定します。 成績評価の基準 到達目標1;ドイツ語の発音が正しくできる。 到達目標2;ドイツ語特有の語順を理解でき、正しいドイツ語の文を作ることができる。 到達目標3;各小テスト、および課題の解答が60%以上正答している。 備 考
①普段からできる限り発音の練習を心掛けてください。発音は言語を学ぶための最も大切な要素です。
②提出課題および小テストはフィードバックを行います。 ③授業で行った内容は文書解説の形(動画の場合もあり)でポータルサイトにアップしますので、課題に取り組む際や試験対策の際の参考にしてください。 ④授業中にPCやタブレット、スマホ等を利用することがありますので、ネットに接続できる端末を毎回持参してください。 担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容
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