教員名 : 中村 道一
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授業科目名
ドイツ語2
開講年次
1年
開講年度学期
2024年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
G-FL-112L
担当教員名
中村 道一
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
ドイツ語1
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
授業の目的:
・基礎的なドイツ語文法を学び、ドイツ語圏の文化について、webを通じて体験し、知識を得る。 受講生の到達目標: ・ドイツ語の前置詞、助動詞、接続詞の仕組みを理解し、文に組み込めるようになる。 ・ドイツ語の所有冠詞と親族表現を修得し、家族についての説明ができるようになる。 ・ドイツ語の鉄道用語を修得し、ドイツ鉄道のweb列車検索システムを利用できるようになる。 ・ドイツのクリスマスなどドイツ語圏の風習について知る。 【授業の概要】
ドイツ語は、言語学的には英語と同じインド・ヨーロッパ語族ゲルマン語派西ゲルマン語群に属す言語で、英語とは兄弟語と呼べるほど極めて近い関係にある言語です。ただし、兄弟ではありますが、英語に較べて発音はかなり簡素、文法はかなり複雑と、だいぶ性格の異なる言語です。日本語には、古くから医学や登山用語の中にカタカナ語として取り込まれ(ムンテラやシュラフなど)、近年ではマンガやアニメの中の固有名詞としてよく用いられています(メーヴェ@ナウシカとかミルヒ@のだめカンタービレとか)。
本講義では、そうしたドイツ語の基礎的な文法を、前期と同じくドイツ南部の大都市ミュンヒェンを舞台としたDVD添付の初級総合教本(邦訳タイトル『ミュンヒェンに夢中』……)を用いて、また、ドイツ語圏の文化や風習などについては別途資料を用いて、それぞれ学んでいきます。ま、堅い話はともかく、夏期休暇明けですので、後期はランゲ ヴァイレ ニヒト ゲゼーエン!(久しぶり!)から始めましょう。 【授業計画と授業の方法】
授業計画:
第1回:講義ガイダンス、非人称のes、ドイツ語の気象表現 〜モーゲン イスト エス ハイター〜 【講義/事前学修 0、事後学修 1】 第2回:Lektion 5 ドイツ語の前置詞(2格、3格、4格支配) 〜ミット ザーネ、オーネ ザーネ〜 【講義/事前学修 0、事後学修 1】 第3回:Lektion 5 ドイツ語の前置詞(3・4格支配) 〜イム キーノ、インス キーノ〜 【講義/事前学修 0、事後学修 1】 第4回:Lektion 5 【教科書Uebungen・Dialog(・Lesetext)】 〜フォア デム ラートハォス アォフ デム マルクトプラッツ〜 【講義・問題解決型学習/事前学修 1、事後学修 1】 第5回:Lektion 6 ドイツ語の定冠詞類 〜イェーダー マン リープト ディーゼ フラォ〜 【講義/事前学修 0、事後学修 1】 第6回:Lektion 6 ドイツ語の不定冠詞類(所有冠詞)と親族表現 〜サザエ イスト マイネ シュヴェスター〜 【講義/事前学修 0、事後学修 1】 第7回:Lektion 6 男性弱変化名詞、【教科書Uebungen】 〜ゲシュヴィスター ショル〜 【講義・問題解決型学習/事前学修 1、事後学修 1】 第8回:Lektion 6 【教科書Dialog・Lesetext】 〜ゲシュヴィスター ショル〜 【講義/事前学修 0、事後学修 1】 第9回:Lektion 7 ドイツ語の分離動詞・非分離動詞 〜アインシュタイゲン、ウムシュタイゲン、アォスシュタイゲン〜 【講義/事前学修 0、事後学修 1】 第10回:Lektion 7 ドイツ語の接続詞、【教科書Uebungen】 〜ヴェン ダス ヴェッター シェーン イスト〜 【講義・問題解決型学習/事前学修 1、事後学修 1】 第11回:Lektion 7 ドイツ語の鉄道用語とドイツ鉄道 〜アインマール、ツヴァイタークラッセ、ヒンウントツゥリュック〜 【講義/事前学修 0、事後学修 2】 第12回:Lektion 7 【教科書Dialog・Lesetext】 〜サーファーヴェレ アム アイスバッハ〜 【講義/事前学修 0、事後学修 1】 第13回:Lektion 8 ドイツ語の話法の助動詞 〜イッヒ マーク ディッヒ〜 【講義/事前学修 0、事後学修 1】 第14回:Lektion 8 ドイツ語の未来の助動詞 〜イム ナーメン デス モンデス ヴェアデ イッヒ ディッヒ ベシュトラーフェン!〜 【講義/事前学修 0、事後学修 1】 第15回:Lektion 11 ドイツ語の形容詞* 〜エア イスト ガンツ ブラォ〜 【講義・問題解決型学習/事前学修 1、事後学修 1】 (内容の重要度からLektion9と10をスキップし、Lektion11の内容をいずれかの回に組み込んで扱う予定です) *おおよそこのような進度で講義を進めますが、講義日程の都合や履修者数の多少などによって進度に変動があった場合、講義内容の入れ替えがある場合もありますし、本欄に掲載されていない内容が追加される場合もあります。 授業方法: 上記計画内で「講義」もしくは「問題解決型学習」とあるのは、その回の主な授業形式です。「講義」とは、主に教員が講義内容を解説する授業形式です。「問題解決型学習」とは、用意された問題を授業内で解答・解決する授業形式です。「問題解決型学習」のみで実施される回はありません。また、講義構成と講義時間の関係上、「問題解決型学習」と記載された回でも、これが十分に実施できない回もありますので、その分は提出課題や出席確認問題として事後学修にあてられることがあります。なお、教科書や辞書以外のすべての講義資料はポータルの「課題管理」で講義回ごとに配信します。 *「事前学修」「事後学修」とあるのは、その回の講義を受講する上で必要とされる事前/事後の学修の目安の時間で、時間単位で表記されています。「問題解決型学習」回の場合は事前学修時間が設定されています。なお、文部科学省の規定に則れば、上記以外の関連準備学修時間として、後期も40時間が必要とされています。 テキスト・参考書
テキスト:
アンドレア・ラープ、石井学 他著『ミュンヒェンに夢中 Ich (ハート) M(DVD付)』同学社 2017年 ISBN 9784810207446 参考書: 辞書、ならびに参考書については、初回講義でPDFファイルを配信して説明します。 授業時間外の学修
事前学習:
初学の外国語ですので、できることは限られます。教科書と事前に配布される講義手引き書を参照する程度で十分です。各講義回ごとの事前学習時間の目安は授業計画に記載していますので、参考にして下さい。 事後学修: 本講義では、教科書以外の講義資料や講義内容の解説となる講義手引き書などをポータルの課題管理で配信しています。これらを利用して学修の定着を図り、数回実施される提出課題を解答して下さい。各講義回ごとの事前学習時間の目安は授業計画に記載していますので、参考にして下さい。 成績評価の方法と基準
定期試験:50% 提出課題(2回〜3回を予定):30% 授業内問題・出席確認問題:20%
で判定します。 *到達目標の達成度を中心に、講義内で解説したドイツ語文法をどの程度理解し、どの程度運用可能か、また、同じく講義内で紹介したドイツ語圏文化についてどの程度知識を得たか、また得るための努力をしたかを定期試験や提出課題で測り、成績判定を行います。 備 考
講義資料はすべてPDFファイルでの配信となります(紙媒体の配布や回収は原則として行いません)。対面授業では、出席確認や講義資料の閲覧、webリンクからの動画や音声の視聴、あるいは辞書代わりとしての翻訳アプリやサイトの利用、また、webページの検索などを行ってもらう可能性があるため、スマートフォンやタブレット、PCなどの端末を持参して受講して下さい。また、独和辞書に準ずるもの(電子辞書やアプリを含みます)を所持していれば、それも持参して下さい。初回講義で解説します。また、講義資料閲覧のためのアプリ、できれば「Adobe Acrobat」(無料版で構いません)を端末にインストールしておいて下さい。受講環境についてのセッティングの確認は初回講義で行います。
*本講義の担当教員は「語学は広く楽しく」をモットーとしています。「可能なら深く」です。それを踏まえた上で、本講義が自分に合うかどうか、初回講義でよく検討し、各自で判断して下さい。後期も気楽にやりましょう。 担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容
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