シラバス情報

授業科目名
科学技術の進歩
開講年次
1年
開講年度学期
2024年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
G-NS-131L
担当教員名
川口 俊宏
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
科学や技術の歴史を概観することで自然に対する理解を深めると共に、人類の歴史が科学の進歩とどう変化してきたかを学び、今後の人類の生活について考える能力を養うことが目的です。

(受講生の到達目標)
人類が科学を理解してきた紆余曲折の経緯や変遷や内容を説明できる。
【授業の概要】
科学技術の進展は人々に便利で豊かな生活をもたらした。しかしその変遷は、けっして一直線に進んだわけではなく、一時的に誤った考えを人類が信じることもたびたび起こってきた。この授業では科学史や物理学の歴史に焦点を当てながら科学技術の歴史をたどることによって、自然現象やエネルギーに対する理解がどのように深められてきたのかを学ぶとともに、その成果が人々にどのような影響を与えたのかを考える。時折、関連する問題を提示し、受講生同士の意見交換や議論の時間を取り、他学生の考えが観える形で進めます。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第 1回 ギリシア・アレクサンドリアの自然学
第 2回 地動説の出現とガリレオ・ガリレイ
第 3回 実験科学の始まりとニュートン力学の誕生
第 4回 運動の法則、波の性質
第 5回 蒸気機関と熱、電気の科学
第 6回 電池と電気化学、音と光
第 7回 原子と分子、エネルギー
第 8回 ブラウン運動、気体分子の運動、固体の分子論
第 9回 電磁気学の完成、光の速度
第10回 相対性理論、電子の発見
第11回 磁性、放射線と原子核
第12回 量子仮説、原子の構造
第13回 電子殻、量子力学の誕生
第14回 原子力エネルギー
第15回 様々な物質の特性、超電導、反物質

(授業の方法)
授業は15回全て、パワーポイント等で作成されたスライドを⽤いて教員が講義する形で⾏います。
教員の話を⼀⽅的に聞くだけでなく、教員が提⽰した例題を考え、内容についてみんなで議論しながら進めますので、
授業中の発⾔や質問は歓迎します。
テキスト・参考書
廃刊になったので購入は不要です:『歴史をたどる物理学』(我孫子 誠也 著、東京教学社)
授業時間外の学修
(事前学修) ⼤学付属図書館にある教科書や科学史・自然科学関連の蔵書の該当箇所を読むことにより予習を⾏ってください。

(事後学修) 新聞記事やテレビニュース等で報道される科学ニュースについて、原理を調べ、わからないところを教員に質問してみて下さい。
成績評価の方法と基準
(成績評価の⽅法)
期末レポートの内容(100%)

(成績評価の基準)
到達目標の欄で挙げられている以下の項目が達成できている:
人類が科学を理解してきた紆余曲折の経緯や変遷や内容を説明できている。
備  考
教科書に用いている書籍は2021年に廃刊になりましたので、購入は不要です。持っていなくても理解できる授業内容にしています。
講義内容・テキストで理解しにくかったところは、授業後やオフィスアワーに質問してください。
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容