教員名 : 川口 俊宏
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授業科目名
地球と宇宙
開講年次
1年
開講年度学期
2024年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
G-NS-112L
担当教員名
川口 俊宏
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
現代の宇宙像を学び、地球や宇宙の視点から人間や環境について考察でき, 他者に論理的に伝える能力を養うことが目的です。 (受講⽣の到達目標) 人類が宇宙を理解してきた歴史や現代の宇宙観について、数式を使わずに説明できる。 【授業の概要】
宇宙から地球に届く光を観測することによって、どのように現代の宇宙観が形成されてきたかを学びます。宇宙の中にある天の川銀河の中にある太陽系の中の地球に住む身として、宇宙を理解することが、これまで人類の人生観や世界観にどのように影響を与えてきたかを理解することが目的です。
太陽系から宇宙の果てに至るまでの様々な時間・空間スケールで、星の一生や物質・宇宙の起源、地球外生命体などについても触れます。ニュースとして報道されるような天体現象や、宇宙物理学の最新の話題があった際は、それらの解説も講義の中で随時行います。考える力を養うため、宇宙を題材にした簡単な問題を提示し、受講生同士の意見交換や議論の時間を取り、挙手方式などで他学生の考え分布を観た後、原理や理屈から解説します。 【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第 1回 現代宇宙観までの道のり(1): 太陽、月、惑星、地球 第 2回 現代宇宙観までの道のり(2): 天の川銀河、その外側の世界 第 3回 宇宙の起源と現在の姿(1): 宇宙のはじまり 第 4回 宇宙の起源と現在の姿(2): 宇宙の様々なサイズの構造 第 5回 宇宙の起源と現在の姿(3): 宇宙の様々な天体までの距離の測り方 第 6回 宇宙の起源と現在の姿(4): 星の一生、銀河の進化、様々な観測手法 第 7回 元素の起源(1): ビッグバン元素合成 第 8回 元素の起源(2): 星の中、および爆発中の元素合成 第 9回 太陽系(1): 太陽、いろいろな惑星 第10回 太陽系(2): 衛星、小惑星、彗星、太陽系の起源 第11回 太陽系外惑星(1):第2の地球 第12回 太陽系外惑星(2):地球外生命体 第13回 地球と人間:温暖化、水惑星‐地球‐ 第14回 時と暦(1):人類と暦 第15回 時と暦(2):日食、月食 (授業の⽅法) 授業は15回全て、パワーポイント等で作成されたスライドを⽤いて教員が講義する形で⾏います。 教員の話を⼀⽅的に聞くだけでなく、教員が提⽰した例題を考え、内容についてみんなで議論しながら進めますので、 授業中の発⾔や質問は歓迎します。 テキスト・参考書
『人類の住む宇宙 [第2版]』(岡村 他 著、日本評論社)
授業時間外の学修
(事前学修)
教科書や参考書(⾼校の教科書、⼤学図書館の宇宙・天文関連の蔵書)の該当箇所を読むことにより予習を⾏ってください。 (事後学修) 新聞記事やテレビニュース等で報道される宇宙での現象について、原理を調べ、わからないところを教員に質問してみて下さい。 成績評価の方法と基準
(成績評価の⽅法)
期末レポートの内容(100%) (成績評価の基準) 到達目標の欄で挙げられている以下の項目が達成できている: 人類がこれまで理解してきた現代の宇宙について、数式を使わずに説明できている。 備 考
各回の授業開始時までに、教科書の内容に目を通して来て下さい。講義内容・テキストで理解しにくかったところは、授業後やオフィスアワーに質問してください。
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容
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