教員名 : 阿部 純
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授業科目名
文化社会学
開講年次
1年
開講年度学期
2024年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
G-SS-144L
担当教員名
阿部 純
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
授業の目的:社会学は「常識的なものの見方」を相対化し、現実の背後にある事象を解明する学問です。この講義では、「カメラ」「テレビと動画」「インターネット」「音楽」「ファッション」「マンガ」「ゲーム」「夏フェス」「書店」など、生活に身近な現代文化を取り上げ、主に90年代のそれぞれの文化の諸相について学んでいきます。その上で、フィールドワークや文献調査等を行いながら、その「文化」を現代に引きつけながらさらに分厚く記述するための演習を行います。
到達目標: 到達目標1 文化社会学の基礎的な専門用語について説明できる。 到達目標2 身の回りの文化事例について、授業の知見を交えて、自身の言葉で記述できるようになる。 【授業の概要】
本講義では、「社会学」という学問分野の大まかな見取り図について、主に文化社会学で扱われるトピック(都市論・消費社会論)を扱いながら学んでいきます。各回のテーマに沿って、社会学理論を学ぶとともに、その事象に関係する映像鑑賞・分析なども取り入れながら進めていくので、分析手法も理解できるようになります。
【授業計画と授業の方法】
授業計画:
第1回 「文化」とは何か :文化社会学の視座 第2回 90年代と「いま」を比較する ※レジュメ課題の説明をします 第3回 「メディア」の文化 :カメラ 第4回 「メディア」の文化 :テレビと動画 第5回 「メディア」の文化 :インターネット 第6回 「趣味」の文化:音楽 第7回 「趣味」の文化 :ファッション 第8回 「趣味」の文化 :マンガ 第9回 「現場」の文化:夏フェス 第10回 「現場」の文化 :書店 第11回 事例分析1:テーマの選定、インタビュー調査 第12回 事例分析2 :文献調査 第13回 事例分析3 :発表準備 第14回 事例分析4 :プレゼンテーション(前半) 第15回 事例分析5 :プレゼンテーション(後半)、全体のまとめ 授業の方法: 第1回から第10回までは、テキストに即した内容について、スライドを用いての講義を行います。第11回から第15回は、フィールドワークや文献調査をもとにしたグループワークと発表をしてもらいます。 本授業は、「文化」という膨大かつ変化のある対象を扱っていきます。そこで、「アクティブ・ラーニング科目」の形をとり、受講生のみなさんの意見や調査結果などを授業内で積極的に取り入れ、受講生のみなさんが主体的に授業に取り組める形式で進行します。受講生のみなさんには、どこか一つの章についてレジュメを提出してもらい、授業ではそれらを紹介しながらインタラクティブに授業を進めていきます。テキストを事前・事後学修に役立ててください。第11回以降はグループワークとします。最後の発表は、いくつかのグループ内で発表する形式と全体発表とを混ぜて行います。 テキスト・参考書
テキスト:高野光平・加島卓・飯田豊編著(2023)『[新版]現代文化への社会学 —90年代と「いま」を比較する』北樹出版
参考書:近森高明・工藤保則編(2013)『無印都市の社会学 —どこにでもある日常空間をフィールドワークする』法律文化社、井上俊・長谷正人編(2010)『文化社会学入門 —テーマとツール』ミネルヴァ書房ほか、随時紹介する。 授業時間外の学修
事前学修:テキストの次の回にあたる箇所を読み、わからない単語などを調べておく。
事後学修:授業で学んだ90年代文化が、現在どのような「文化」に置き換わっていると言えそうかについて、文章にまとめておく。 成績評価の方法と基準
成績評価の方法:授業内の小レポート+レジュメ課題(20%)、グループワーク+発表(30%)、試験(50%)
基準:「成績評価のガイドライン」に示した評価基準による。 備 考
・初回の講義までにテキストの1章を読んでおくこと。
・各回の事前・事後学修は、30分ほどかけてテキストを読み込むなど行なってください。 ・お知らせ事項は、ポータルサイトの「課題提出」から連絡します。 科目コード:G-社-1-44-L 担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容
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