教員名 : 阿部 純
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授業科目名
メディア論
開講年次
1年
開講年度学期
2024年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
G-SS-143L
担当教員名
阿部 純
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
授業の目的:本講義では、マスメディアやデジタルメディア等、さまざまなメディアの歴史を学んでいきます。現代のコミュニケーションをメディアの観点から説明できるようになることが、本授業の目的となります。
到達目標: 到達目標1 メディア論やマスコミュニケーション論の専門用語について説明できる。 到達目標2 メディア論の思考法で、身の周りのコミュニケーションや文化作品を説明できる。 【授業の概要】
本講義の前半では、日本におけるメディアの生態系を学んでいきます。電話やテレビなどさまざまなメディアの文化史を学習するとともに、メディア論やマスコミュニケーション論といった理論枠組みを押さえつつ、メディア・リテラシーやメディア実践を中心とした概念の今日的意義について理解できるようになります。また、講義の後半では、備後地域に根づきつつあるメディア文化、ローカル・メディアに焦点をあて、その特性を学んでいきます。並行して、映画や演劇、メディアアートなどの文化作品を見ながら、メディアとテクノロジー、そして身体との関係性について考察し、文章化する力も身につけます。
【授業計画と授業の方法】
授業計画:
第 1回 はじめに:メディアとは何か 第 2回 日本のマスメディアの生態系1:新聞とジャーナリズム 第 3回 モバイル・メディアとコミュニケーション 第 4回 マスメディアの生態系2:ラジオ、テレビ 第 5回 メディア論の思考法:口承文化から電子メディア文化まで 第 6回 マス・コミュニケーション論の展開 第 7回 カルチュラル・スタディーズ 第 8回 写真、動く写真としての「映画」 第 9回 中間テスト、メディアと身体、メディア・アート 第10回 ウェブメディアの始まり 第11回 ソーシャルメディア 第12回 デジタル・メディアと著作権:フリーカルチャーの思想 第13回 メディア・リテラシー:メディア実践の展開 第14回 日本のマスメディアの生態系3:雑誌、ミニコミ 第15回 備後地域とメディア:記憶とアーカイブ 授業の方法: 第1回から第8回までは、参考書(吉見 2012)の内容をもとに、スライドを用いて講義を行います。第9回の冒頭で、ここまでの内容の理解度を問う中間テストを実施します。第10回以降も教員による講義が中心となりますが、参考資料が毎回異なりますので、それらについては授業内で適宜説明します。第13回か第14回に、メディアリテラシーに関する写真課題を行なってもらいます。 本授業は、メディアの歴史を現在のメディア動向と紐づけて考える力を養うために、「アクティブ・ラーニング科目」の形をとります。各回の中盤か終わりに演習時間を設け、グループワークや発表を積極的に取り入れるなど、受講生のみなさんが主体的に授業に取り組める形式で進行します。 テキスト・参考書
テキスト:なし。
参考書: 吉見俊哉(2012)『メディア文化論—メディアを学ぶ人のための15話 改訂版』有斐閣 水越伸(2005)『メディア・ビオトープ—メディアの生態系をデザインする』紀伊国屋書店 水越伸編著 飯田豊・劉雪雁著(2018)『メディア論』放送大学教育振興会 ドミニク・チェン(2012)『フリーカルチャーをつくるためのガイドブック—クリエイティブ・コモンズによる創造の循環』フィルムアート社. 授業時間外の学修
事前学修:次回のテーマに関する事柄を調べておく。
事後学修:授業内容の復習をする。 成績評価の方法と基準
成績評価の方法:毎回の授業における小レポート(20%)、中間テスト+提出物(30%)、期末試験(50%)
基準: 「成績評価のガイドライン」に示した評価基準による。 備 考
・各回の事前・事後学修には30分以上かけること。特に復習に時間をかけるようにしましょう。
・お知らせは、ポータルサイトの「課題提出」から連絡します。 科目コード:G-社-1-43-L 担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容
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