教員名 : 山口 健一
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授業科目名
社会学入門
開講年次
1年
開講年度学期
2024年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
G-SS-141L
担当教員名
山口 健一
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
社会学的思考力を身に着けることを目的とます。特にシンボリック相互行為論の視点から、人間社会の構成原理と近代社会の特徴を理解することを目的とします。 (受講生の到達目標) 受講生は、われわれが普段何気なく生活している「あたりまえ」の社会は、これまで培ってきた常識のようなものだけではなく、別様の可能性を有した複雑なものでもあるという複眼的なものの見方を理解し説明することができます。 受講生は、われわれが生きている現代社会が前近代、近代、グローバリゼーションという変化の中で作られたものである点を説明し、本講義で扱った諸概念を用いて現代社会の特徴と意義と課題を説明することができます。 【授業の概要】
社会学の基本的な視点を踏まえつつ、さまざまな分野で活用される社会学的研究を見ていくことにより、社会学の基礎を学びます。
まず、人と人とのコミュニケーションに着目して「社会」に対する基本的な視点を学びます。 次に、われわれが生きている現代社会と関連させながら、社会学的な視点でみたさまざまな問題や現状をみていきます。 それらにより、社会学的な思考力を身に付けることができます。 【授業計画と授業の方法】
第 1回 イントロダクション この講義の特徴、狙い、到達点について確認する
第 2回 社会学というパースペクティブ 社会学という「ものの見方」をシンボルと相互行為の点から理解する 第 3回 社会学のダイナミズム 社会学理論と調査の関係を理解する 第 4回 自己論 自己とアイデンティティの関係を理解する 第 5回 集団論 共同体と結社の関係を理解する 第 6回 公と私 公と私の関係を理解する 第 7回 近代化 近代化の特徴を前近代との関連で理解する 第 8回 グローバリゼーション グローバリゼーションの特徴を近代化との関連で理解する。 第 9回 宗教社会学 社会学からみた宗教を、近代化とグローバリゼーションとの関連で理解する。 第10回 法社会学 社会学からみた法を、近代化との関連で理解する。 第11回 消費社会論 資本主義下の消費社会を、産業社会との関連で理解する 第12回 近代と公共圏 公共圏の変容と課題を、近代との関連で理解する 第13回 ボランティア論 ボランティアの意義と課題を、公共圏との関連で理解する 第14回 ワークキャンプと「ボランティア」 現代ボランティアの可能性を、ワークキャンプの事例から考える 第15回 まとめ これまでの授業内容を復習し、この講義の狙いと到達点を理解する (授業の方法) 授業は15回すべて、パワーポイントで作成されたスライドを用いて教員が講義する形で行います。講義動画は、Teamsを用いてオンデマンド配信されます。 講義資料はTeamsにアップします。各回の講義終了後、300字程度のコメントシート(講義内容について考えたことや意見・質問など)をFormsで提出してもらいます。 次回講義までにTeamsでコメント内容(抜粋)を受講生にフィードバックします(質問についてはできる限り応えます)。 本講義は、配付資料により内容が判明する以上、予習はできません。よって内容の復習に注力してください(1時間程度)。 関心のある内容については、資料に提示された文献等を読むことが望ましいです。 テキスト・参考書
各回の講義内容:資料ファイルを配付 課題図書:中島 義道、2016、『「思いやり」という暴力』 PHP文庫 授業時間外の学修
本講義は、配付資料により内容が判明する以上、予習はできません。
よって内容の復習に注力してください(1時間程度)。 関心のある内容については、資料に提示された文献等を読むことが望ましいです。 成績評価の方法と基準
授業への参加度 30%
各回のコメントシートの提出により判断します。 期末レポート 70% 課題図書を読み「自分の意見」(著者への賛否とその理由)を書いたレポートにより評価します。 評価ポイントは、①レポート形式(2400字以上、タイトルと名前、文献の表記など)、②序論(読む前後の印象変化)、本論(内容要約)、結論(自分の意見)の構成、③自分の意見における内容です。 備 考
授業の復習と課題図書の読み込みに取り組んでください。興味のある内容については、講義にて適宜紹介する文献を読むことを推奨します。
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容
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