教員名 : 田頭 穂積
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授業科目名
現代社会と人間行動
開講年次
1年
開講年度学期
2024年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
G-SS-145L
担当教員名
田頭 穂積
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
大学での学びや社会における実践に必要な教養力の一つとして、社会の中で暮らす私たちの行動や心の働きを問い直す力が求められます。社会の中に広く流布している事例を心理学的観点から取り上げ、日常生活において柔軟な見方や合理的な考え方ができるようになることを目的とします。 (到達目標) 到達目標 1: 社会におけるさまざまな状況の人間行動について、心理学の基本的な用語を活用して説明することができる。 到達目標 2 : 社会におけるさまざまな状況の人間行動を心理学的視点から捉え直し、人間を科学的に理解するために心理学の用語や研究方法を活用して論述することができる。 【授業の概要】
この授業では、社会の中で何気なく見たり聞いたりしている事例に、人間特有の思考様式や、普段は意識されない落とし穴が潜んでいることへの理解を深めます。そのために、実体として目に見えない「心」にどのようにアプローチし、「心」を科学的に理解すればよいのか心理学の研究方法について説明します。それを踏まえて、現代社会において流布している「血液型性格判断」の事例から何が学べるのか、また「三つ子の魂百まで」は本当なのか、「性格は遺伝によって決まるのか」などのテーマについて講義します。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第 1回 イントロダクション 〜 社会の中における人間の行動 〜 第 2回 人は見たものをしっかり観察しているのだろうか 第 3回 行動をしっかり観察するためには、どのような方法があるのだろうか 第 4回 心理的現象について因果関係をしっかり捉えているのだろうか 第 5回 「血液型性格判断」は、いつ頃から信じられるようになったのだろうか 第 6回 血液型で性格がホントにわかるのだろうか 第 7回 血液型とは何だろうか 第 8回 「血液型性格判断」は、心理学の立場からどのように捉えればよいのだろうか 第 9回 血液型と性格に「関連がある(ない)」とはどういうことだろうか 第10回 「血液型性格判断」はなぜ当たると思えるのだろうか 第11回 「血液型性格判断」を人の判断材料に利用していませんか 第12回 「血液型性格判断」は現代社会でどのような問題を引き起こしているのだろうか 第13回 性格には遺伝と環境がどのように影響するのだろうか 第14回 性格はどのように発達するのだろうか (1) 〜 乳児期から児童期 〜 第15回 性格はどのように発達するのだろうか (2) 〜 青年期から老年期 〜 (授業の方法) 講義形式の授業を行い、授業の最後に事後課題を提示します。また、次回の授業内容の予告を行い、事前課題について説明します。授業当日は、受講生が提出した事後・事前課題と関連付けて講義を行います。期末試験については、第1回目の授業で概要を説明します。 テキスト・参考書
(テキスト)テキストは使用しません。資料を配布します。
(参考書)授業で紹介します。 授業時間外の学修
(事前学修 )
事前配布資料などを参照しながら課題に取り組んでください。課題に取り組むためには、日常生活における自分や他者の行動をよく観察しておくことも必要です。 (事後学修 ) 授業の最後に提示する事後課題においては、授業での資料などを読み、授業内容と関連付けて発展的に取り組んでください。 成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
事前課題(20%)、事後課題(30%)、期末試験(50%) (成績評価の基準) 到達目標 1: 社会のさまざまな状況における人間行動について、心理学の基本的な用語を活用して説明することができる。 到達目標 2 : 社会におけるさまざまな状況の人間行動を心理学的な視点から捉え直し、人間を科学的に理解するために心理学の用語や研究方法を活用して論述することができる。 上記の到達目標を評価基準とします。 備 考
資料配布、事前・事後課題の提出はポ—タルで行います。
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容
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