シラバス情報

授業科目名
論理学
開講年次
2年
開講年度学期
2024年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
G-HU-201L
担当教員名
赤井 清晃
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
特になし
次に履修が望まれる科目
特になし
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
「論理学」(教養教育科目)は、人文科学、社会科学、自然科学など、すべての学問分野の基礎にある論理的思考の構造を、20世紀以降に確立された、命題論理学、述語論理学の記述方法に従って学習する。その点では、専門科目の受講に先立つ準備的な科目であるが、受講者は、専門科目の学習とともに、視野を広げるだけでなく、専門科目の研究対象を論理的に分析・考察する視点を得ることが期待できるので、原則として、2年次に受講することが望ましいが、3年次、4年次に受講してもさしつかえない。
(受講生の到達目標)
具体的には、受講者は、
1)論理記号と日常言語の意味の関連・対応関係について説明することができる。
2)命題論理における論理結合子の意味と論理式の真理値について理解することができる。
3)真理表の方法をはじめとする論理計算・操作を行なうことができるようになることが期待される。
【授業の概要】
論理的なものの考え方を学習するため、命題論理の基礎を学習し、述語論理への橋渡しをする。
解説を行なう講義形態を主とするが、必要に応じて、問題を解く演習形式も取り入れる。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第 1回 論理学とは何か。論理学と他の諸学問との関係について[講義]+課題
第 2回 命題の意味について[講義]+課題
第 3回 論理結合子の種類と意味[講義]+課題
第 4回 シェーファーの記号について[講義]+課題
第 5回 真理表の方法[講義]+課題
第 6回 真理値分析の方法[講義]+課題
第 7回 真理値割り当ての方法[講義]+課題
第 8回 標準化の方法[講義]+課題
第 9回 推理の妥当性について[講義]+課題
第10回 ディレンマについて[講義]+課題
第11回 論理回路について[講義]+課題
第12回 自然演繹法について[講義]+課題
第13回 述語論理への橋渡し[講義]+課題
第14回 現代論理学の展望[講義]+課題
第15回 まとめ[講義]+課題
(授業の方法)
第1回から第15回を通じて、この授業用に用意した冊子(プリント)のテクストの部分を、解説の部分を用いて解説し、テクストの部分にある問題演習を行ないます。毎回の授業内容の理解度を確認するための課題を提出してもらうこととします。
テキスト・参考書
(テキスト)
プリントを配布する。
配布する資料は、下記のURLでも参照できるので、必要に応じて参照すること。
[https://home.hiroshima-u.ac.jp/akyah59/202x_onomichi_logic.shtml]
(参考書)
授業で紹介します。
授業時間外の学修
(事前学修)
各回に指定されたページを読んでおいてください。
(事後学修)
毎回の授業後、授業内容の復習のための課題を解き、授業中に指示する方法で提出してください。
成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
試験(60パーセント)+ 授業中に指示する課題等(40パーセント)
(成績評価の基準)
1)論理記号と日常言語の意味の関連・対応関係について説明することができる。
2)命題論理における論理結合子の意味と論理式の真理値について理解することができる。
3)真理表の方法をはじめとする論理計算・操作を行なうことができる。
備  考
課題の提出はポータルで行ないますが、「論理学」用のノート(ルースリーフでも大学ノートでも)を用意して、必らず、自分の手で書くことが大切です。積み重ねが重要なので、継続して自宅でも問題を解くことが望ましい。
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容