シラバス情報

授業科目名
人生の哲学
開講年次
1年
開講年度学期
2024年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
G-HU-101L
担当教員名
隅原 聖子
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
(目的)
人生のさまざまな出来事に柔軟に対処できる哲学的思考力を養うこと。身近で当たり前と思われている出来事に目を向け、問いを発し、物事の本質や根源を見極めようとする姿勢を身につけること。
(目標)
(1)日常的で当たり前と思われていることがらに疑問をもつことができる。
(2)疑問に対して思索することができる。
(3)思索の根拠について説明することができる。
【授業の概要】
『哲学』は、ギリシャ語のphilosophiaに由来し、「sophia(智)をphilein(愛する)」という意です。西周(哲学者)が「希哲学」の訳語を造語しましたが、のち「哲学」に改められました。また偉大な哲学者カントは「人は哲学を学ぶことはできない...ただ哲学することを学びうるのみである」といいました。私たちは幼い頃、いろいろなことに興味をもち、なぜだろう?と知りたがったり、試したくなったりしていました。しかしいつの間にか、それらは当たり前のことになってしまっています。今一度、「当たり前」を多面的に深く考え、その根源を探ることで、人生はさらに色鮮やかになることでしょう。授業では、先人たちの思索を手がかりに自ら考え、その考えを説明できる力を培っていきます。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第 1回 オリエンテーション、アテナイ期の哲学
第 2回 中世哲学
第 3回 近世哲学
第 4回 東洋思想
第 5回 義務と権利
第 6回 他者
第 7回 〜からみる
第 8回 笑い
第 9回 恥
第10回 生と死
第11回 苦しみ
第12回 怒り
第13回 悲しいということ
第14回 喜び
第15回 差異と差別

(授業の方法)
毎回、上記テーマを取り上げ、他者の考えを聞きながら思考を深めます。
授業の方法は、提示したテーマに対して自ら考え、その後、小グループによる他の学生との対話形式をとり、他者の考えを聞いたり、質問したり、自らの思索を他者にわかるように説明したりします。思索の手がかりとして、テーマに関係する思想家たちを取り上げて、その主要な考え方を紹介したり、動画を使用したります。最後の10分で、授業に関連した小レポートの作成をします。
なお、授業中に新たに生じた疑問については、次の授業のテーマとして取り上げることもあります。
テキスト・参考書
授業中とりあげるテーマに関連する文献については、その都度紹介する。
授業時間外の学修
(事前学修)
とりあげるテーマについて、あらかじめ自分なりに考えて授業に臨むこと。
(事後学修)
授業内容を思い出して、後日のためにポイントを文章の形でまとめておくこと。
成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
小レポートを総合した点と、期末試験を各50%の割合で合算する。
(成績評価の基準)
テーマについてあらゆる角度から思索し、さらなる問いを見出すことができる。
備  考
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容