教員名 : 市川 彰
|
授業科目名
博物館実習2
開講年次
4年
開講年度学期
2024年度前期、2024年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
C-CL-401P
担当教員名
西嶋 亜美、市川 彰
担当形態
複数
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
博物館実習1
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
各自の専門分野に応じて、学芸員として活動するために必要な知識を、実践的に身につけるとともに、博物館が抱える今日的な課題についても理解を深め、現実の条件を認識した上で、対策や工夫を考えられるようになることが目的です。 (受講生の到達目標) 到達目標1;博物館の諸活動に関して、問題点や課題を発見し、解決方法を模索することができる。 到達目標2;博物館の諸活動に関して、解決方法を適切に他者に伝えることができる。 到達目標3;博物館の諸活動に関して、主体的かつ誠実に関わり、その成果を社会に還元することができる。 【授業の概要】
学芸員資格取得のための最後の仕上げとなる科目です。学芸員として活動するために必要な実践的な知識を、各自が選択した博物館に おける館園実習と、学内実習(事前・事後指導、大学美術館の展覧会企画の立案)、見学実習によって身につけます。授業内容は以下の通りですが、 受講者によって館園実習の期間等が異なります。期間に合わせて、各自で十分に事前準備をするようにしてください。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第 1回 ガイダンス...[講義] 第 2回 事前指導;館園実習へのエントリーシート作成...[演習] 第 3回 事前指導;館園実習先のリサーチ(1)博物館の組織、運営等...[演習] 第 4回 事前指導;館園実習先のリサーチ(2)博物館の4つのミッション...[演習] 第 5回 見学実習;近隣の博物館(1)博物館の業務の観察と分析...[実習] 第 6回 見学実習;近隣の博物館(2)資料の展示の観察と分析...[実習] 第 7回 館園実習;オリエンテーション等...[実習] 第 8回 館園実習;施設見学等...[実習] 第 9回 館園実習;博物館の管理と運営(1)受付、監視等の入館者対応...[実習] 第10回 館園実習;博物館の管理と運営(2)施設設備の管理等...[実習] 第11回 館園実習;博物館の広報(1)Webサイトによる発信...[実習] 第12回 館園実習;博物館の広報(2)各種の印刷物による発信...[実習] 第13回 館園実習;資料の収集(1)コレクションの概要...[実習] 第14回 館園実習;資料の収集(2)コレクションの管理...[実習] 第15回 館園実習;資料の保存(1)保存環境...[実習] 第16回 館園実習;資料の保存(2)資料の点検と調書の作成...[実習] 第17回 館園実習;資料の展示(1)テーマの設定、資料のリストアップ、キャプション・解説の作成...[実習] 第18回 館園実習;資料の展示(2)展示作業と照明...[実習] 第19回 館園実習;教育普及(1)教育普及事業の実際...[実習] 第20回 館園実習;教育普及(2)プログラム案の作成...[実習] 第21回 館園実習;まとめと振り返り...[実習] 第22回 事後指導;館園実習で学んだこと(1)フィードバック資料の作成...[演習] 第23回 事後指導;館園実習で学んだこと(2)フィードバック資料の共有...[演習] 第24回 事後指導;館園実習で学んだこと(3)博物館実習ノートのまとめ...[演習] 第25回 見学実習;近隣の博物館(3)博物館の組織、運営等に関わるテーマを設定して観察と分析...[実習] 第26回 見学実習;近隣の博物館(4)博物館の4つのミッションに即したテーマを設定して観察と分析...[実習] 第27回 尾道市立大学美術館における展覧会(1)企画の立案...[演習] 第28回 尾道市立大学美術館における展覧会(2)企画案の共有...[演習] 第29回 尾道市立大学美術館における展覧会(3)企画案のプレゼンテーション...[演習] 第30回 まとめと振り返り...[演習] (授業の方法) この授業は、学内での事前・事後指導と大学美術館の展覧会を企画する演習、学外の見学実習、館園実習で構成されます。担当教員からの連絡・指示を常に確認するようにしてください。 また、館園実習については、受け入れ館によって内容が異なることがあります。受け入れ館から指示がありますので、それに従ってください。 なお、博物館実習記録は、館園実習及び見学実習において活用してください。 テキスト・参考書
使用しません。
授業時間外の学修
自身の身の回りで、博物館のさまざまな活動と比較できそうな事柄がないかどうかリサーチしてみてください。
(事前学修) 各自でテーマを設定したうえで、大学美術館を含めた博物館施設を訪問して観察し、その結果を博物館実習記録等に記してみてください。 (事後学修) 館園実習等を通じて博物館の問題点や課題を発見するように努めるとともに、博物館の諸活動の成果を社会に還元する手立てについて思考を広げてみてください。 成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
授業への主体的な関与(60%)、博物館実習記録(20%)、プレゼンテーション(20%) (成績評価の基準) 到達目標1;博物館の諸活動に関して、問題点や課題を発見した上で解決方法を模索し、博物館実習記録等に定着することができている。 到達目標2;博物館の諸活動に関する問題点や課題の解決方法を、プレゼンテーション等において適切に他者に伝えることができている。 到達目標3;博物館の諸活動に関して主体的かつ誠実に関わり、博物館実習記録やプレゼンテーションにおいて、その成果を将来的に社会に還元するためのベースを得ていることを示している。 備 考
実際に博物館や美術館を訪れ、自ら設定したテーマに即して観察と分析をおこなう等、主体的な学びを心がけてください。
担当教員の実務経験の有無
○
実務経験の具体的内容
学芸員として実務経験を持つ教員による授業
|