シラバス情報

授業科目名
卒業論文(制作)
開講年次
4年
開講年度学期
2024年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
J-SG-482T
担当教員名
灰谷 謙二
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
日本語学講義2・4
専門演習ab
卒業論文(構想・準備)
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
一次資料・実地調査データによる論構築と関係資料の精査をもとに、自らの見解を明確に構築・提示する文章化作業をすすめます。研究計画にそった調査・執筆の実施。問題の拡散と収束や作業不調時の課題やスケジュールの調整を行いながら、順次論文を完成させます。論文執筆完成のプロセスを通して、日本文学科での学びを集大成します。

(受講生の到達目標)
到達目標1; (思考判断表現力)(構想・準備)を踏まえて、わかっていないこと、手に入れた情報はなにか、与えられた条件にそって自分の状況・問題を整理・理解できる。
到達目標2; (思考判断表現力)適切な計画をたて、修正しながら、自分のあつめた資料を意味のある情報に構成し、論をたて完成することができる。
到達目標3; (主体性)自分の立てた問いと調査から導いた結論を、ふりかえって検証し、他者や社会とのつながりの中で次の課題を構想することができる。
【授業の概要】
専門的学習の集大成としての卒業論文作成を進めます。自らの課題意識にそって研究計画をたて、ここまでで学んだデータ設計からデータ収集分類分析の方法を踏まえて、
与えられた条件の中で計画的に調査を実施します。先行論と自ら得た調査資料をもとに論構築をおこない、文章によって発信する能力を養います。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第 1回 演習:スケジュール確認
第 2回 演習:データ収集方法と設計の課題確認 現状把握
第 3回 演習:データ整理法についての課題確認 分類整理の方法を確認
第 4回 演習:先行論と持論の関連性確認 先行論の悉皆網羅作業、入手・精読
第 5回 演習:章立ての調整 論文の設計
第 6回 演習:執筆・指導 1
第 7回 演習:執筆・指導 2
第 8回 演習:執筆・指導 3
第 9回 演習:構成の調整  研究が計画通りにいかない部分の調整
第10回 演習:データ補充・補正
第11回 演習:執筆・指導 4
第12回 演習:注・参考文献リストの整理
第13回 演習:校正 1 注をいれる視点と場所
第14回 演習:校正 2 誤脱・構成の調整、表現の不統一、用語の未定義、引用の遺漏
第15回 演習:提出前最終確認と提出 口頭試問準備指導

 
(授業の方法)
指導は基本的に毎週の対面授業を基本に進行します。授業時間以外の各自作業の様子をゼミ内で共有しながら、自分の研究の進度や深まりを相対的に把握する機会をつくります。進行や記録管理のためにTeamsと各週のチャンネルをつくり各自の作業過程の順調度を可視化します。15回の内容は、一般的に考えられる執筆の作業項目を順序性を意識して配置したもので、実際の授業実施週と厳密に対応するものではありません。個々の研究テーマや調査形態、進度状況によって内容とスケジュールは調整されます。 
テキスト・参考書
小林康夫/船曳建夫編1994『知の技法』東京大学出版会なし
授業時間外の学修
(事前学修)
スケジュールにそって、各自の作業をすすめ、授業前日にその週の作業をファイルで報告します。授業はその報告にもとづいて個別の指導や全体指導につなげます。
(事後学修)
指導や討議の内容を踏まえて、内容を修正し、次回作業の準備をします。
成績評価の方法と基準
 (成績評価の方法)
作業過程と中間提出物の状況(20%)提出された卒業論文の内容(60%)、口頭試問の内容(20%)を副査の教員の意見を併せ、総合的に評価します。

(成績評価の基準)
到達目標1; (知識・技能)専門分野の基礎的知識、方法を的確に援用し、論を構成するために必要な情報を適切に収集できている。
到達目標2;(思考判断表現力)(構想・準備)を踏まえて得られた情報の過不足に対応できている。
到達目標3; (思考判断表現力)適切な計画をたて修正しながら、自分のあつめた資料を分析し、論をたて完成することができている。
到達目標4; (主体性)自分の立てた問いと調査から導いた結論を、ふりかえって検証し、他者や社会とのつながりの中で発展的課題を構想することができている。
備  考
対⾯・オンラインにかかわらず、Teamsとポータルを授業情報や課題の連絡ツールとして活⽤し
ます。質問・討議等にも使います。
オンライン対応時は、オンタイム会議とファイルの交換によって学修を進めます。 
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容