教員名 : 山田 和大
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授業科目名
国語教育学専門演習b
開講年次
2年
開講年度学期
2024年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
J-SG-362S/C-TL-324S
担当教員名
山田 和大
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための必修科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(中学校及び高等学校 国語) 施行規則に定める科目区分又は事項等・・・各教科の指導法(情報機器及び教材の活用を含む。) この授業の基礎となる科目
教職に関する科目
次に履修が望まれる科目
国語科教育法2
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
国語科における教育目標及び育成を目指す資質・能力を理解し、学習指導要領に示された国語科の学習内容について背景となる学問領域と関連させて理解を深めるとともに、様々な学習指導理論を踏まえて具体的な授業場面を想定した授業設計を行う方法を身に付けることを目指します。 (受講生の到達目標) 到達目標1:国語科学習指導の実践事例について、その学習目標や学習活動を学習指導要領に示された国語科の目標や内容に照らして説明することができる。 到達目標2:国語科学習指導の実践事例を取り上げて、その学習指導理論・授業設計について考察・評価して記述することができ、そこで得られた知見を基に具体的な授業場面を想定した授業設計を行うことができる。 【授業の概要】
国語科の教育実践が基盤としている諸理論・概念について学びます。
各自、任意の優れた授業実践を取り上げて、学習目標・単元の展開・評価の方法・授業の工夫と学びの実際の各観点から分析・考察を行い、現行の学習指導要領を踏まえた単元計画案を作成します。 演習の回では、これを順次発表し、内容について議論します。 【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第1回:国語教育の現代的課題—「主体的対話的で深い学び」の実現 (講義) 第2回:国語教育の現代的課題—習得・活用・探究の学び (講義) 第3回:国語科の単元学習①大村はまの「書くこと」の実践に学ぶ (講義) 第4回:国語科の単元学習②大村はまの「聞くこと・話すこと」の実践に学ぶ (講義) 第5回:中学校における文学の授業実践の分析・考察と単元計画案 (演習) 第6回:高等学校における文学の授業実践の分析・考察と単元計画案 (演習) 第7回:中学校における伝統的言語文化の授業実践の分析・考察と単元計画案 (演習) 第8回:高等学校における伝統的言語文化の授業実践の分析・考察と単元計画案 (演習) 第9回:中学校における論理的文章の授業実践の分析・考察と単元計画案 (演習) 第10回:高等学校における論理的文章の授業実践の分析・考察と単元計画案 (演習) 第11回:中学校における「書くこと」の授業実践の分析・考察と単元計画案 (演習) 第12回:高等学校における「書くこと」の授業実践の分析・考察と単元計画案 (演習) 第13回:中学校における「話すこと/聞くこと」の授業実践の分析・考察と単元計画案 (演習) 第14回:高等学校における「話すこと/聞くこと」の授業実践の分析・考察と単元計画案 (演習) 第15回:国語科におけるアクティブ・ラーニングの授業実践の分析・考察と単元計画案 (演習) (授業の方法) 15回の授業の中で、国語教育に関わる諸理論・概念の理解、ICT活用を含む学習活動の工夫、学習者の学びの実際について、具体に即して指導します。 また、授業時間以外にも、発表準備及び完成資料作成のための相談に応じます。 テキスト・参考書
文部科学省『中学校学習指導要領(平成29年3月公示)解説 国語科編』(東洋館出版社)、文部科学省『高等学校学習指導要領(平成30年3月公示)解説国語編』(東洋館出版社)、国立教育政策研究所教育課程研究センター『「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料 中学校国語』(東洋館出版社)、国立教育政策研究所教育課程研究センター『「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料 〈高等学校国語〉』(東洋館出版社)、(※上記テキストは、国語科教育法1・2、国語教育学専門演習a・bで共通して使用。文部科学省ホームページや国立教育政策研究所ホームページにあるデジタル版でもよい)
授業時間外の学修
(事前学修)次回取り上げる教材と対象論文(実践報告)を読解して、気づきを記録しておいてください。次回発表担当者は、初回の授業で示された項目について、分析・考察して、発表資料を作成してください。
(事後学習)授業で取り上げた理論や概念について、授業で紹介する参考文献を読むなどして、理解を深めてください。発表者は、授業で議論になったことを踏まえて、さらに分析・考察を深めて、資料を完成してください。 成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
課題研究の発表(20%)、授業での質問・意見等の参加状況(20%)、課題研究の完成資料(60%) (成績評価の基準) 到達目標1:課題研究の資料において、国語教育の実践事例について、学習指導要領で該当するものを適切に取り上げて記述している。 到達目標2:課題研究の資料において、国語科学習指導の実践事例について、その学習指導理論・授業設計について適切な考察・評価を記述しており、そこで得られた知見を基に具体的な授業場面を想定した単元計画案を作成している。また、演習発表での質疑応答において、実践事例の考察・評価や発表者の単元計画案について、適切な意見を述べている。 備 考
Teamsを授業情報や資料の共有に活用します。
担当教員の実務経験の有無
〇
実務経験の具体的内容
教員免許を持ち、学校現場での実務経験を持つ教員による授業
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