シラバス情報

授業科目名
近現代文学専門演習2a
開講年次
2年
開講年度学期
2024年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
J-SG-318S
担当教員名
柴 市郎
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
近現代文学基礎演習ほか
次に履修が望まれる科目
日本文学講義3(近現代)ほか
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
通常の研究の方法論のみにとらわれず、人間の表現営為の豊かさ・複雑さを知り、知らずに自らが囚われている頑なな先入観・価値観からの脱却をはかり、さまざまな角度から柔軟に<文学>について思考できるようになることを目標とする。 

(受講生の到達目標)
(思考・判断・表現力)
  到達目標1;広く人間の表現営為について自ら問いをたて、既存の価値観や方法論にとらわれず、解決することができる。 
  到達目標2; 適切な資料にもとづいて論理的に思考し発表やレポートで自分の考えを伝えることができる。
(主体性)
  到達目標3; 先行論や討議参加者の多様な意見を踏まえながら、協働的・主体的にあたらしい知見や発展的課題に到達することができる。
【授業の概要】
テクストの多様性を知る 〜自分で読むことに向けて〜
本専門演習では、狭義の文学テクストのみに囚われることなく、広く近現代文学・文化を対象として、論理的思考と柔軟な発想を身につけるべく、多様なテクストについて学習する。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第 1回 講義:ガイダンス(本演習の目的と運営の仕方について)
第 2回 講義:文学とは何か?文学と非文学の分かつもの
第 3回 演習、発表、討議:<ブームとなった話>を読む1
第 4回 演習・発表・討議:<ブームとなった話>を読む2
第 5回 演習・発表・討議:<ブームとなった話>を読む3
第 6回 演習・発表・討議:<ブームとなった話>を読む4
第 7回 演習・発表・討議:<詩>を読む1
第 8回 演習・発表・討議:<詩>を読む2
第 9回 演習・発表・討議:<詩>を読む3
第10回 演習・発表・討議:<詩>を読む4
第11回 演習・発表・討議:<メディアミックス>を考える1
第12回 演習・発表・討議:<メディアミックス>を考える2
第13回 演習・発表・討議:<メディアミックス>を考える3
第14回 演習・発表・討議:<メディアミックス>を考える4
第15回 演習・発表・討議:まとめと後期<近現代文学専門演習2b>について


(授業の方法)  
第1回〜第2回、おもにこの授業の目的と演習の進め方についての説明。
3回以降、3つのテーマでの発表。各テーマごとの課題に対応する。
テキスト・参考書
(テキスト)配布資料を用いる。
(参考書)適宜指示する。
授業時間外の学修
(事前学習)
予告された作業や資料を事前に精読し理解を深めておく。提示された課題に取り組み発表の準備を行う。
(事後学習)
各回で提示される課題を完成させ提出する。
成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
発表・テーマごとに提出してもらう課題を総合した平常点(30%)、学期末レポートの評価(70%)を総合して判定する。(状況によって変更の可能性あり)
(成績評価の基準)
  到達目標1;授業の内容を理解し、自ら問いをたて取り組むことができている。 
  到達目標2; 適切な資料にもとづいて論理的に思考し発表やレポートで自分の考えを伝えることができている。
  到達目標3; 多様な視点で、協働的・主体的にあたらしい知見や発展的課題に到達することができている。
備  考
「諸事情からリモート授業を実施する場合はTeamsの「会議」を使って行います。学ばされる」のではなく、自ら「学ぶ」ことの困難と意義を知ってもらいたい。
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容