教員名 : 藤川 功和
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授業科目名
中世文学専門演習a
開講年次
2年
開講年度学期
2024年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
J-SG-312S
担当教員名
藤川 功和
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
古典文学基礎演習
次に履修が望まれる科目
中世文学専門演習b
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
『百人一首』関連の写本や版本の輪読を通して、和歌の読み解き方や『百人一首』享受の様態について学ぶ。併せて古典を原本で読むことの意義についても学ぶ。 (受講生の到達目標) 到達目標1; 『百人一首』関連書籍を写本や版本から読解し、語釈・通釈を施し、記載内容を十全に理解することができる。 到達目標2; 上記基礎的読解能力を養った上で、先行する『百人一首』注釈書との比較・検討を行い、注釈の流れを理解することができる。 到達目標3;中世から近世にかけての 『百人一首』享受の様態について、具体像を描くことができる。 【授業の概要】
尾道市立大学附属図書館所蔵の『百人一首』関連の写本や版本を底本として、翻刻・語釈・通釈・考察を受講者が行い、その研究成果を授業中に発表する。底本に注釈が付随している場合、先行する『百人一首』古注釈との比較・検討も進め、『百人一首』中のそれぞれの和歌がどのように読み継がれてきたのかについても考察を加える。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第 1回 講義:授業の目的・到達⽬標・授業の進め方について授業概要 第 2回 講義:『百人一首』とその享受史(『百人一首』の成立と享受史を学ぶ) 第 3回 演習:『百人一首』写本・版本の輪読と意見交換① 第 4回 演習:『百人一首』写本・版本の輪読と意見交換② 第 5回 演習:『百人一首』写本・版本の輪読と意見交換③ 第 6回 演習:『百人一首』写本・版本の輪読と意見交換③ 第 7回 演習:『百人一首』写本・版本の輪読と意見交換④ 第 8回 演習:『百人一首』写本・版本の輪読と意見交換⑤ 第 9回 演習:『百人一首』写本・版本の輪読と意見交換⑥ 第10回 演習:『百人一首』写本・版本の輪読と意見交換⑦ 第11回 演習:『百人一首』写本・版本の輪読と意見交換⑧ 第12回 演習:『百人一首』写本・版本の輪読と意見交換⑨ 第13回 演習:『百人一首』写本・版本の輪読と意見交換⑩ 第14回 演習:『百人一首』写本・版本の輪読と意見交換⑪ 第15回 講義:まとめ これまでの輪読成果を振り返りながら、『百人一首』とその享受の様態について学ぶ (授業の方法)第1回では講義の概要を説明する。第2回では『百人一首』とその享受に関する基礎的情報を提供する。 テキスト・参考書
(テキスト)尾道市立大学附属図書館所蔵の『百人一首』関連の古典籍。
(参考文献)適宜授業で紹介する。 授業時間外の学修
(事前学修)
事前に発表者から発出された発表資料を通読し、疑問点や質問点などを整理しておく。 (事後学修) 授業中の意見交換で示された意見や質問等について各自で整理しておく。 成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
発表資料の事前確認への取り組み(20%) 発表資料・補足資料の完成度(30%)、発表資料・補足資料を活用したミニ論文の作成(50%) (成績評価の基準) 到達目標1:演習発表の事前・事後の各取り組みがなされている。 到達目標2:演習発表・補足発表が十全になされている。 到達目標3:演習発表で得た知識や経験をもとにしたミニ論文の作成がなされている。 備 考
課題の提出は、原則としてMS-teamsもしくはformsで行います。
文書作成ソフト、MS-teamsがインストールされた大学ネットワークに接続可能なパソコン及びスマートフォンを用意してください。 担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容
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