教員名 : 小畑 拓也
|
授業科目名
文芸創作入門
開講年次
1年
開講年度学期
2024年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
J-RE-131S
担当教員名
小畑 拓也
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
「創作」が特殊な行為でないことを、パスティーシュ/パロディを基礎においた「物語」の構成とコラージュ/ブリコラージュ的な編集の実践を通じて確認する。最終的には典型的なモチーフ、構造を元にテクストを紡ぎ、視覚メディア上に効果的に配置する技術の習得を目指す。 (受講生の到達目標) 到達目標1:様々なジャンルにおける文芸創作の技法と構成要素を分析・整理して、韻文や散文の実作に活かすことができる。 到達目標2:自作を公開し、他の受講生との相互評価を行い、その結果を短評にまとめることができる。 到達目標3:他の受講生と協働し、自作を発表するのに適した雑誌形式の媒体を作成する。 【授業の概要】
日常の言語活動と乖離したところにあると考えられがちな創作行為を、日常的言語活動の延長線上にあるものとして再認識・再配置する。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第 1回 講義:オリエンテーション 第 2回 講義:文芸創作とはなにか 第 3回 講義:記憶と記録の文芸:韻文の世界 第 4回 講義:記憶と記録の文芸:歴史記述と文体模倣 第 5回 講義:修辞学と雄弁術:修辞学と日常のポリティクス 第 6回 講義:修辞学と雄弁術:プレゼンテーションと雄弁術 第 7回 講義:小説とジャーナリズム:ジャーナリズムの出発点 第 8回 講義:小説とジャーナリズム:ジャーナリズムの方法論 第 9回 講義:小説とジャーナリズム:ジャーナリズムの想像力 第10回 講義:メディアの多様性と編集技法:メディア分析とコンピュータリテラシー 第11回 講義:メディアの多様性と編集技法:交差するメディア 第12回 講義・演習:雑誌をつくる:ブレインストーミング・企画 第13回 講義・演習:雑誌をつくる:コンペ・役割分担 第14回 講義・演習:雑誌をつくる:編集作業 第15回 講義・演習:雑誌をつくる:編集作業 (授業の方法) 第2回〜第11回の講義内容と関連付けた創作課題の提出と、その課題の相互評価を行う合評会、第13回〜第15回のグループワークを通じて、創作と表現媒体への理解を実体験・実感の伴ったものとして組み立てて行く。 テキスト・参考書
(テキスト)資料を配信する。
(参考書)授業中に紹介する。 授業時間外の学修
(事前学修)
2回目の授業以降、前回の授業で提示されたキーワードの辞書・事典・関連書籍等による定義・解説を整理しておくこと。 (事後学修) 授業内容を整理して、創作課題・相互評価を行う合評会・最終課題のグループワークに取り組むこと。 成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
授業参加状況および授業課題への取り組み(50%)、テーマ課題[個人]および最終課題[グループワーク](50%) (成績評価の基準) 到達目標1:授業で解説した形式・要素を組み込んだ韻文・散文での創作ができる。 到達目標2:各々の自作について相互評価し、その内容について短評をまとめることができる。 到達目標3:自作の発表に適した雑誌形式の発表媒体を、他の受講生と協働して構成・編集できる。 備 考
物語やメディアの枠組みを意識して、読解や構成を行う習慣をつけておくこと。物語やメディアの「文法」を知ることで、コミュニケーション技術としての文芸創作の重要性が理解できるようになる。
課題提示と提出は大学ポータルサイト、授業時間外の質疑応答はMicrosoft Teams上で行うので、PC等のデバイス・ネットワーク環境を整えておくこと(オンライン授業に切り替えられた場合には、Teamsの授業チャネル内でテキストによるリアルタイム授業を行う)。 担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
|