シラバス情報

授業科目名
西洋美術史2
開講年次
1年
開講年度学期
2024年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
J-RE-117L/A-SF-107L
担当教員名
西嶋 亜美
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための必修科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(中学校及び高等学校 美術)
施行規則に定める科目区分又は事項等・・・美術理論及び美術史(鑑賞並びに日本の伝統美術及びアジアの表現を含む)
この授業の基礎となる科目
西洋美術史Ⅰ
次に履修が望まれる科目
芸術文化論
【授業の目的と到達目標】
18世紀から第二次世界大戦後にいたる西洋近代美術史の基本的な流れを把握し、重要とされている作家と作品の知識を得ることが第一の目的です。その過程で、作品を丁寧に観察し、その特徴を言葉でひとに伝えることの出来る「観る技術」の基礎を身につけましょう。

(受講生の到達目標)
到達目標1;西洋美術に関する基礎的な知識や情報を得ることができる。
到達目標2;作品の特徴を理解し、適切に言葉で記述できる。
到達目標3;作品の表現内容や社会的背景など、多様な視点から作品を理解し、楽しむことができる。 
【授業の概要】
西洋美術史Ⅱでは、18世紀から20世紀に至る西洋近代美術の通史を、主な作家と作品を通して概観し、基本的な知識を得ることを目的とします。絵画、建築、彫刻、版画他、多くの作例の図版をプロジェクターで投影しつつ造形的特徴、表現内容、社会的背景などに説明を加えるとともに、授業中・授業外の課題を通じて主体的に「観る」ための作業に取り組んでもらいます。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第 1回 オリエンテーション... [講義]
第 2回  ロココ美術... [講義]
第 3回 新古典主義... [講義]
第 4回 ロマン主義... [講義]
第 5回 レアリスムの美術... [講義]
第 6回 ポスト・レアリスムから印象派へ... [講義]
第 7回 印象派の画家たち... [講義]
第 8回 アカデミズムと後期印象派... [講義]
第 9回 象徴主義と世紀末美術... [講義]
第10回 各国の世紀末美術... [講義]
第11回 キュビズムとフォーヴィスム... [講義]
第12回 20世紀前半の潮流(1)表現主義・未来派・構成主義... [講義]
第13回 20世紀前半の潮流(2)ダダとシュルレアリズム... [講義]
第14回 戦後の美術(1)抽象表現主義とポップ・アート... [講義]
第15回 戦後の美術(2)芸術と社会... [講義]

(授業方法)
プロジェクターとスクリーンを使用して作品図版を示しながら講義を行います。講義資料を参考に聴講し、関連する課題に取り組んでもらいます。
テキスト・参考書
テキストは使用せず、講義資料を配布します。
参考書は随時紹介します。 
授業時間外の学修
講義で扱う作品に限らず、実物・複製を問わず、積極的に多くの芸術作品を見てください。

(事前学習)特に必要ありません。
(事後学習)基本事項や重要な作品について、課題も参考にしながら復習してください。もっとよく知りたい作品・作家・時代などについては、紹介するインターネット上のデータベースや参考図書などを利用して掘り下げてください。 
成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
授業参加・各回の課題(60%)、筆記試験(40%)

(成績評価の基準)
到達目標1;西洋美術に関する基礎的な知識や情報を適切に用いている。
到達目標2;話題となっている作品の造形的特徴やその他の特色について、課題や試験において自分の言葉で的確に記述できる。
到達目標3;多様な観点から作品の特色をとらえ、自分の関心も踏まえつつ、絡めて分析・記述することができる。
備  考
近隣の展覧会等に足を運んで、可能な限り実際の作品を見てください。
本講義は半年の講義ですが、前期の「西洋美術史Ⅰ」から続けて履修すると、教育効果も高く、より楽しめます。 
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容