教員名 : 宮谷 聡美
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授業科目名
日本文学概論
開講年次
1年
開講年度学期
2024年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
J-JLT-101L
担当教員名
宮谷 聡美
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための必修科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(中学校・高等学校 国語) 施行規則に定める科目区分又は事項等・・・国文学(国文学史を含む。) この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
古典文学を研究する上での基礎力を養うことを目標とします。 (受講生の到達目標) 到達目標1;注や系図などを参照しながら中古文学の原文を読み進めることができる。 到達目標2;平安時代の習俗、引用表現、構成法などに注意して物語を読み解くことができる。 到達目標3;以上をふまえて『源氏物語』の特徴の一部分について説明することができる。 【授業の概要】
『源氏物語』「帚木」巻を読み、その特徴を考えていきます。5月の連休明けまでに「桐壺」巻を通読しておいてください。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第1回 講義;授業の目的・到達目標・授業の進め方について 第2回 講義;「帚木」1 物語の語り手・光源氏の紹介 第3回 講義;「帚木」1 物語の引用(交野の少将と初冠) 第4回 講義;「帚木」2〜4 恋文と雨夜の品定め・中の品の女 中間テスト:「桐壺」について 第5回 グループ発表;「帚木」5〜7 中の品の女・理想の女(グループ発表1) 第6回 グループ発表;「帚木」8〜10 つきあう上での心がけ(グループ発表2) 第7回 グループ発表;「帚木」11〜14 左馬頭の話・指を噛む女(グループ発表3) 第8回 グループ発表;「帚木」15〜16 左馬頭の話・他の男とつきあう女(グループ発表4) 第9回 グループ発表;「帚木」17〜18 頭中将の話・撫子の女(グループ発表5) 第10回 グループ発表;「帚木」19〜20 藤式部丞の話・博士の娘(グループ発表6) 第11回 講義;「帚木」21〜22 女性論まとめ・光源氏方違えへ 第12回 講義;「帚木」23〜25 空蝉への興味 第13回 講義;「帚木」26〜29 空蝉との逢瀬 第14回 講義;「帚木」30〜32 小君の文使い 第15回 講義;「帚木」33〜34 「帚木」の歌と物語 (授業の方法) 第5回〜第10回はグループ発表を取り入れます。各回の内容が予定とずれることがあります。 テキスト・参考書
(テキスト)柳井 滋 、室伏 信助 ほか『源氏物語㈠ 桐壺—末摘花』(岩波文庫、2017年)
(参考文献)阿部秋生、秋山虔 ほか『新編日本古典文学全集 源氏物語①』(小学館、1994年) 鈴木一雄(監修)中嶋尚(編集)『源氏物語の鑑賞と基礎知識 帚木』(『国文学 解釈と鑑賞 別冊』至文堂、1999年) 授業時間外の学修
(事前学修)「桐壺」を通読し、「帚木」に至るまでの物語の流れを理解しておく。グループ発表に向けて、原文と注や訳文を対照しながら現代語訳を行い、補足が必要な事項について説明を行えるよう準備する。
(事後学修)各回の内容を復習し、「帚木」の特徴を理解する。 成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
中間テスト(30%)・グループ発表への取り組み(30%)・最終レポート(40%) (成績評価の基準) 到達目標1;中間テストにおいて、「桐壺」の内容を理解した解答ができる。 到達目標2;グループ発表において、必要な事項について調査した内容に基づいた発表を行える。 到達目標3;最終レポートにおいて、「帚木」の主な特徴について説明ができる。 備 考
レポートの提出はポータルで行います。授業の資料はMS- teamsまたは印刷物で共有します。また、授業中の問いに対してはMS- teamsで回答を求めることがあります。文書作成ソフト、MS- teamsがインストールされた大学ネットワークに接続可能なパソコンを用意してください。
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容
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