教員名 : 足立 恵理子
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授業科目名
比較芸術論
開講年次
3年
開講年度学期
2024年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
J-IC-302L/A-IC-301L
担当教員名
足立 恵理子
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
美学
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
「美」や「芸術」について、自分たちと異なる時代の人はどのように考え、向き合ってきたのか。洋の東西を超えて、検討してみましょう。 (受講生の到達目標) 到達目標1:西洋だけでなく日本における美学に関する問題について理解を深める。 到達目標2:美や芸術に関する問題を、客観的に捉え、他者と共有できること。 到達目標3:「比較」という手法を通じて、複数の視点から問題を吟味し、考察できること。 【授業の概要】
この授業では、「比較」という観点から美学に関するさまざまな問題に触れます。特に今回は民藝運動でよく知られる柳宗悦(1889-1961)を中心に取り上げます。洋の東西、過去と現代など複数の比較軸を用いて、「民藝」に代表される柳宗悦の思想や活動を辿り、そこから浮かび上がる美や芸術の問題について考えてみましょう。
【授業計画と授業の方法】
第1回 イントロダクション:講義全体の流れ
第2回 柳宗悦の時代と「美学」①:柳宗悦とは 第3回 柳宗悦の時代と「美学」②:当時の日本と柳宗悦 第4回 芸術と民藝①:民藝とは 第5回 芸術と民藝②:芸術との違い 第6回 芸術と民藝③:両者の比較 第7回 芸術と民藝④:ディスカッションと小括 第8回 美しさと善さ①:概観 第9回 美しさと善さ②:西洋の美学の例 第10回 美しさと善さ③:民藝において 第11回 美しさと善さ④:ディスカッションと小括 第12回 日常美学と民藝①:概観 第13回 日常美学と民藝②:斉藤百合子の例 第14回 日常美学と民藝③:民藝の現代性 第15回 まとめ:ディスカッションと総括 (授業方法) プロジェクターとスクリーンを使用し、重要事項と図版のスライドを示しながら講義します。 受講生は、メモを取りつつ聴講し、初日を除く各曜日最終コマでグループディスカッションに参加し、内容に基づく課題に取り組みます。 テキスト・参考書
テキストについては指定しない(必要な資料はコピーして配布します)。参考書は授業中に紹介します。
授業時間外の学修
(事前学習)特に必要ありません。
(事後学習) 興味を感じたものについては、積極的に調べ、自分の関心に引きつけて考察してみましょう。講義中に紹介する参考文献も活用してください。 成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
授業参加と各日のコメントシート(40%)、レポート課題(60%) (成績評価の基準) ⑴ 美学の問題について、基本的な知識を身につけている。 ⑵ 講義内容を踏まえ、美や芸術について自身の考えを整理して展開できる。 ⑶ 自身の制作や研究に向けて講義内容を捉え、考えを深めている。 備 考
不明な点等はお尋ねください。
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容
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