教育実習

4年

2024年度前期、2024年度後期

2.00単位

C-TL-411P

木村　文則、津村　怜花

教員の免許状取得のための必修科目
科目区分…教育実践に関する科目
施行規則に定める科目区分又は事項等…教育実習

教職に関する基礎的科目等
教育実習事前事後指導　

教職実践演習　

（授業の目的（一般目標））
一般目標−（1）授業や学級活動等で、生徒や学習環境等に対して適切な観察を行うとともに学校実務に対する補助的な役割を担います。この活動を通して、教育実習校の生徒の実態と、これをふまえた学校経営及び教育活動の特色を理解することを目指します。
一般目標−（2）授業観察や授業実習を通して、大学で学んだ教科や教職に関する専門的な知識・理論・技術等を、各教科や教科外活動の指導場面で実践するための基礎を修得します。

（受講生の到達目標）
【テーマ1:観察及び参加並びに教育実習校の理解に関する事項】
到達目標−（1）生徒とのかかわりを通して、その実態や課題を把握し言語化することができる。
到達目標−（2）指導教員等の実施する授業を視点を持って観察し、事実に即して記録することができる。
到達目標−（3）教育実習校の学級経営方針及び特色ある教育活動並びにそれらを実施するための組織体制について理解し、説明することができる。
到達目標−（4）学級担任や教科担任等の補助的な役割を担うことができる。
【テーマ2:学習指導及び学級経営に関する事項】
到達目標−（1）学習指導要領及び生徒の実態等をふまえた適切な学習指導案を作成し、授業を実践することができる。
到達目標−（2）学習指導に必要な基礎的技術（話法・板書・授業展開・環境構成など）を実地に即して身に付け活用することができる。また、適切な場面でICTを活用することができる。
到達目標−（3）学級担任の役割と職務内容を実地に即して理解し、説明することができる。
到達目標−（4）教科指導以外の様々な活動の場面で適切に生徒と関わることができる。　

指導教員のもとで、観察・参加・実習という方法で体験を積み、学校教育の実際を体験的・総合的に理解し、教育実践ならびに教育実践研究の基礎的な能力と態度を身につけます。また、教育者としての愛情と使命感を深め、将来教員になるうえでの能力や適性を考えるとともに、自らの課題を自覚します。　

（授業計画）
高等学校において60~80時間の教育実習を行います。
教育実習計画は、個々の学校現場の指導に基づきます。標準的な計画を示します。
１．実習校への事前連絡と指導（スケジュール・配属学級・実習指導教員の確認）
２．実習校が実施する「実習オリエンテーション」に参加する。
３．実習校による教育実習実施計画に従い、実習活動を展開する。
　　（1）学級経営の実践・生徒理解
　　（2）特別活動・総合的な探究の時間等での観察・参加・実践・省察
　　（3）専門教科に係る授業での観察・参加・実践・省察
　　（4）専門教科に係る授業研究と反省会
　　（5）教育実習反省会−教職実践力を問う−
4．「教育実習記録」の記述と整理を行い、実習担当教諭等の指導を受ける。
5．「教育実習記録」をまとめ、学校長の指導を経て、所定の期日までに大学へ提出する。

（授業の方法）
高等学校において60~80時間の教育実習を行います。
教育実習計画は、個々の学校現場の指導に基づきます。（授業計画には標準的な計画を示しています。）
実習中は、自らの教育活動をより効果的なものにするための省察を行い、日々の教育実践に取り組みます。

（テキスト）実習教科・校種に対応した学習指導要領（各自用意すること）
（参考書）第1回の教育実習事前・事後指導で説明します。　

（事前学修）
1．実習予定校のホームページ等を活用して、実習校の概要を理解してください。
2．教科に関する科目および教科教育法の授業をふまえて、実習中に想定される授業単元について、教材研究 および指導案作成を積極的に行ってください。

（事後学修）
実習後、実習中の記録（提出した実習記録やメモ、資料など）を活用可能な状態にまとめてください。

（成績評価の方法）
教育実習記録に基づく評価（50%）、実習校教育実習評価票に基づく評価（50%）

（成績評価の基準）
各到達目標について、以下の２つの基準をもとに評価します。
・実習記録に到達目標に関連する活動内容と活動に関する考察を記述している。
・実習校による教育実習評価において、到達目標に関連する力を身に付けたことが示されている。