シラバス情報

授業科目名
教育原理
開講年次
1年
開講年度学期
2024年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
C-TL-101L
担当教員名
信木 伸一
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための必修科目
科目区分…教育の基礎的理解に関する科目
施行規則に定める科目区分又は事項等…教育の理念並びに教育に関する歴史及び思想 
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
教育の基本的概念を身に付けるとともに、教育を成り立たせる諸要因とそれら相互の関係を理解します。また、教育の歴史に関する基礎的知識を身に付け、それらと多様な教育の理念との関わりや過去から現代に至るまでの教育及び学校の変遷を理解することをめざします。
(受講生の到達目標)
到達目標1;教育の基本的概念、ならびに教育を成り立たせる諸要因とそれら相互の関係を説明することができる。
到達目標2;教育の歴史に関する基礎的知識、ならびにそれらと多様な教育の理念との関わりや過去から現代に至るまでの教育及び学校の変遷を説明することができる。
到達目標3;教育に関する様々な思想、ならびにそれらと多様な教育の理念や実際の教育及び学校との関わりを説明することができる。
【授業の概要】
教育とは何かについて教育の歴史や思想を踏まえて学び、教育の場の諸事象の本質的な意味を学びます。15回の授業を通して、人間の生き方や社会のあり方への問いとして、教育者としての自らの教育観や教育学についての知見を形成します。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第1回:「教育」の本質 人間の生き方や社会のあり方と教育 (講義)
第2回:教育の目的 「学ぶ」ことの意味 (講義)
第3回:学校教育論1 「学校」とは何か? (講義)
第4回:学校教育論2 「生徒」とは何か? (講義)
第5回:教育思想に学ぶ1 ソクラテス、コメニウス、ロック、ルソー (講義)
第6回:教育思想に学ぶ2 ペスタロッチ、フレーベル、ヘルバルト学派 (講義)
第7回:教育思想に学ぶ3 デューイ、キルパトリック他 (講義)
第8回:家族や社会による教育の変遷 (講義)
第9回:日本の近代教育制度の成立と展開 (講義)
第10回:現代日本の教育政策の動向 (講義)
第11回:子どもたちに身につけさせたいこれからの学力 キー・コンピテンシー (講義)
第12回:「子ども」をどのように理解して、どのような人間に教育するのか? (講義)
第13回:教えるとはどういうことか? 「教える/学ぶ」関係の基本原理 (講義)
第14回:学校教育で何を教えるのか? 大村はまの教育実践を例に (講義)
第15回:社会の変化と教育の課題 子どもたちの生き方とより良き社会の形成に関わって (講義)
試験
(授業の方法)
各回の授業課題として、授業中に提示する課題に取り組み、ポータルで提出してもらいます。
テキスト・参考書
文部科学省『中学校学習指導要領(平成29年3月公示)解説 総則編』(東山書房)、文部科学省『高等学校学習指導要領(平成30年3月公示)解説 総則編』(東洋館出版社)
(上記のものは、教職課程全般を通じて、基礎資料となる)
授業時間外の学修
(事前学修)テキストの関連した章やポータルで事前配信した参考資料を読んでください。
(事後学習)授業中に提示する課題に取り組み、ポータルで提出してください。
成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
試験成績(70%)、授業課題(30%) 
(成績評価の基準)
到達目標1;授業課題及び試験において、教育の基本的概念、ならびに教育を成り立たせる諸要因とそれら相互の関係について、正しく記述している。
到達目標2;授業課題及び試験において、教育の歴史に関する基礎的知識、ならびにそれらと多様な教育の理念との関わりや過去から現代に至るまでの教育及び学校の変遷について、正しく記述している。
到達目標3;授業課題及び試験において、教育に関する様々な思想ならびにそれらと多様な教育の理念や実際の教育及び学校との関わりについて、正しく記述している。
備  考
Teamsを授業情報や資料の共有に活用します。
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容