シラバス情報

授業科目名
専門演習1b
開講年次
3年
開講年度学期
2024年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
E-CS-302S
担当教員名
津村 怜花
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
簿記入門、会計学概論、財務会計論、商業簿記
次に履修が望まれる科目
経営分析論
【授業の目的と到達目標】
これから会計学に関する研究を進めるためには、財務会計および財務諸表分析の知識を身に付けるとともに、その知識を活用することができなくてはいけなません。加えて、研究を進める上では、先行研究を探し、読み解くことも必要です。そして、研究結果を報告していくという上では、プレゼンテーション能力の向上にも努めていただきます。

到達目標1:財務会計および財務諸表分析の知識を活用する力を身に付ける。
到達目標2:先行研究も活用し、自らの分析視点や研究結果を説明することができる。
到達目標3:プレゼンテーションに際し、他者に伝えることを意識して報告資料等を作成することができる。
【授業の概要】
本演習の前半では、専門演習1aで得た知識を用いて、他大学との合同ゼミに向けて財務諸表分析を進めていきます。説得力のある分析結果を示すためにも、先行研究を検索し、活用することも重視しながら報告資料の作成に努めていただきます。
また、後半では、自らの卒業研究を行うために必要な知識として、先行研究のレビューの方法について学んでいきます。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第1回目 オリエンテーション①
     他大学との合同ゼミに向けた説明等を行います。
第2回目 オリエンテーション②
     担当となった企業の分析を進める上での役割分担などを行います。
第3回目 グループワーク①
     担当となった企業の財務諸表分析を行います。
第4回目 プレゼンテーション①
     分析結果を報告し、企業の状況を把握します。
第5回目 先行研究の検索方法
     先行研究の検索方法について説明し、実際に資料の検索・入手を行います。
第6回目 グループワーク②
     先行研究や分析結果を踏まえ、分析視点や追加調べる内容を精査します。
第7回目 グループワーク③
     追加の分析を行い、報告資料をまとめます。
第8回目 プレゼンテーション②
     分析結果を報告し、他者に分かりやすいか、改善点を探ります。
第9回目 グループワーク④
     他大学の分析資料の質問内容を検討します。
第10回目 グループワーク⑤
     他大学からの質問内容に対する回答を検討します。
第11回目 他大学との合同ゼミ
     他大学と企業分析プレゼンを行います。
第12回目 資料の入手方法
     卒業論文のテーマを探るうえで必要な資料の入手方法を説明します。
第13回目 資料の読み方
     実際に入手した資料の読み方を検討します。
第14回目 論文の書き方①
     参考文献の書き方や引用のルールなどを説明し、レビューを行います。
第15回目 論文の書き方②
     レビューの書き方について、検討します。


(授業方法)
当該授業は、15回すべて演習形式で行います。合同ゼミまでは、主にグループワークやプレゼンテーションを中心に行います。専門演習1aで得た知識を復習しながら、実際の企業の分析を行い、グループワークの結果をプレゼンテーションとしてまとめていきます。財務諸表のみならず、新聞記事や分析対象の企業に対する先行研究の入手方法についてもあわせて学んでいきます。
後半では、先行研究の入手方法やレビューの仕方について授業を行います。必要な資料を事前に配布しますので、事前学修としてよく読んできてください。
テキスト・参考書
【テキスト】
桜井久勝『財務諸表分析』中央経済社。(その折の最新版)
 
【参考書】
桜井久勝・須田一幸『財務会計・入門:企業活動を描き出す会計情報とその活用法』有斐閣アルマ。
中央経済社編集『新版 会計法規集』中央経済社。

この他、必要に応じて授業内で提示します。
授業時間外の学修
(事前学修)
配布資料がある際には、該当箇所を読むことにより、予習を行って下さい。また、財務諸表分析をする際には、関連する教科書の内容をよく読むなど、専門演習1aの復習をしてください。

(事後学修)
プレゼンテーションの準備や、文献のレビューに際しては、授業時間以外にも報告資料等をまとめるために時間を要することがあります。プレゼンテーションの回やレビュー内容の検討等に間に合うように、各自で資料の作成に取り組んでください。
成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
報告・質問内容(40%)
グループワークへの参加状況(30%)
レビュー(30%)

(成績評価の基準)
「成績評価のガイドライン」に示した評価基準によります。
備  考
オンライン授業になる場合には、teamsを用いたリアルタイム授業を行います。
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容