シラバス情報

授業科目名
専門演習1a
開講年次
3年
開講年度学期
2024年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
E-CS-301S
担当教員名
河野 洋
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
マクロ経済学
ミクロ経済学
次に履修が望まれる科目
金融論
財政学
【授業の目的と到達目標】
<授業の目的>この演習の目的は、ファイナンス関係のテキストを輪読することにより、企業金融の基本的知識を習得し、企業財務と資金需要との関係や企業と金融市場との関りを学び、現代の企業金融での諸問題について議論できるようになることです。また担当レポーターとして、十分なレジュメ作成能力、スピーチ能力、質疑応答能力を身に着けることができるようになることです。
<受講生の到達目標>
 到達目標1:テキストの担当箇所の内容を十分に理解してレジュメにまとめることができる。
 到達目標2:レポーターとして担当箇所の内容をパワーポイント等を用いて報告し、質問に答えることができる。
 到達目標3:担当箇所の内容を視覚的に分かり易い表現で示すことができる。
 到達目標4:金融に限らず現実の色々な経済活動についても、知識を習得することができる。
【授業の概要】
テキストを輪読してレジュメの作成や報告を行い、また質疑応答も行う。単に調べた内容を受け入れるだけでなく、批判的な視点でも議論できるようにする。また、現実の社会・経済に関する最新のニュースを紹介して互いに知見を深めるようにする。
【授業計画と授業の方法】
<授業計画>
第1回:始めに ゼミの進め方等
第2回:ファイナンスの成立と発展
第3回:資金循環と企業金融
第4回:ファイナンスにおける企業金融
第5回:財務諸表を理解する
第6回:企業の資金需要
第7回:企業の資金調達方法
第8回:企業金融と銀行との関係
第9回:銀行の業務
第10回:有価証券についての基本知識
第11回:証券の発行市場と流通市場
第12回:証券会社の機能
第13回:株式会社とは何か
第14回:機関投資家の役割
第15回:コーポレートガバナンスとESG投資
<授業の方法>
第1回目は教員が基本事項と演習の進め方について説明します。授業では毎回テキストを輪読しながら、レポーターが中心となってレジュメに基づいて、報告や質疑応答を行うことで、知識と理解を深めていきます。教員も各種の提言や補足的説明をしていきます。
テキスト・参考書
代田 純、小西宏美、深見泰孝 編著 『ファイナンス入門』 ミネルヴァ書房
授業時間外の学修
<事前学習>
テキストの担当箇所を熟読してください。レポーターは解らない文言等については、確実に調べてください。
<事後学習>
授業で学んだことをについて、テキストを再読してください。指定された宿題について、十分な理解の上でレジュメを提出してください。
成績評価の方法と基準
<成績評価の方法>
確実なレジュメ作成(40%) 
わかりやすい報告(30%) 
積極的な質疑応答(30%)

<成績評価基準>
到達目標1:レポーターとしてわかりやすく見やすいレジュメを作成できる。
到達目標2:金融関係の基礎用語について説明できる。
到達目標3:質疑応答において丁寧かつ明確な回答ができる。
備  考
テキストは教員の方で準備します。
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容