教員名 : 藤井 佐美
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授業科目名
地域文学特論
開講年次
1年
開講年度学期
2023年度後期
単位数
2単位
科目ナンバリング
担当教員名
藤井 佐美
担当形態
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
地域を話題とする文芸や在地伝承の特質を分析することにより地域研究の普遍的な課題に取り組む方法を学び、社会貢献と文化貢献に向けて適切に発信する力をつけることを目的とする。 (受講生の到達目標) 到達目標1:地誌・古文書・古地図等の地域を伝える歴史資料を、先行する高度な研究方法を用いて正確に読み解くことができる。 到達目標2:地域にかかわる物語・説話・紀行文・随筆等の精読を進め、幅広い視野の中で地域文学の魅力を論理的な思考に基づき説明することができる。 到達目標3:地域に関わる映像・音声・絵画・民話等の役割を多角的に探究し、在地伝承の意義を適切な表現を用いて社会に発信することができる。 【授業の概要】
地域文学の研究は歴史的問題にとどまらず、広範囲におよぶ多様な伝承世界が対象となり得る。文学を取り巻く環境や未開拓の在地伝承を多角的な視点から分析することにより、個人の研究テーマとの関連づけをおこない、地域にかかわる文学研究や民俗学研究の最新の動向についても学ぶ。授業では、尾道だけでなく全国各地の伝承事例から社会貢献・文化貢献の在り方についても探究する。
【授業計画と授業の方法】
(授業の計画)
第 1回 講義:ガイタンス 授業目的・到達目標・授業進行方法の説明 第 2回 講義:地域資料の収集と調査方法 第 3回 演習:地誌を読む1 第 4回 演習:地誌を読む2 第 5回 演習:地誌を読む3 第 6回 演習:寺社縁起を読む1 第 7回 演習:寺社縁起を読む2 第 8回 演習:寺社縁起を読む3 第 9回 演習:紀行文・随筆を読む1 第10回 演習:紀行文・随筆を読む2 第11回 演習:紀行文・随筆を読む3 第12回 講義:文化財と在地伝承 第13回 講義:音声と在地伝承 第14回 講義:映像と在地伝承 第15回 講義:地域文学の研究と発信方法 (授業の方法) 第1回のガイダンスと第2回の資料調査の説明に基づき、以後の第3回〜第11回の演習では地誌、寺社縁起、紀行文・随筆を読み進め、第12回〜第14回では地域の文化財・音声・映像資料をもとに在地伝承の在り方を解説し、第15回では地域文学の研究と社会貢献の在り方・発信について統括をおこなう。 テキスト・参考書
(テキスト)
資料を配付する。 (参考書) 授業で紹介する。 授業時間外の学修
(事前学習)
テキストの精読に基づき報告用資料を作成する。 (事後学習) 演習の成果に基づき、必要な調査・作業に取り組む。 成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
演習への取り組み(70%)と最終レポートの内容(30%)による総合評価。 (成績評価の基準) 到達目標1:地誌・古文書・古地図等の地域を伝える歴史資料を、先行する高度な研究方法を用いて正確に読み解くことができている。 到達目標2:地域の寺社縁起・紀行文・随筆等の精読を進め、幅広い視野の中で地域文学の魅力を論理的な思考に基づき説明することができている。 到達目標3:地域に関わる映像・音声・絵画・民話等の役割を多角的に分析し、在地伝承の意義を社会に向けて適切な表現を用いて分かりやすく発信するための力を身につけている。 備 考
事前の授業連絡内容を確認した上で、大学ネットワーク(ポータルサイトとteams)に接続可能な状態で受講すること。
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
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