![]() 教員名 : 灰谷 謙二
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授業科目名
日本語音律特論
開講年次
1年
開講年度学期
2023年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
担当教員名
灰谷 謙二
担当形態
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
日本語の音と音節が構成する、表現のリズムを音律ととらえ、そこにみられる言語学的な特性と、日本語の表現活動にもたらす影響を考える。 (受講生の到達目標) (知識・技能) 到達目標1:日本語学の音声音韻に関する知識を修得し、日本の文学における表現の例につなげて音とリズムの効果について考えることができる。 (思考力・判断力・表現力) 到達目標2:日本語でなされた散文・韻文にみられるテキストの精読・関係資料の精査をもとに、論理的に思考し、言語文化の探究に取り組むことができる。 【授業の概要】
日本語の音韻的特徴とその歴史的発展を理解する。柳田征司と山口佳紀の研究文献を精読し、日本語音節構造の成立と文法への影響と文学における韻律の基礎を理解する。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
1)(文献輪読報告・討論)日本語音声学の基礎 2)(文献輪読報告・討論)母音 3)(文献輪読報告・討論)子音 4)(文献輪読報告・討論)日本語音声の枠組みと音声記号 5)(文献輪読報告・討論) 同 6)(文献輪読報告・討論)音韻論基礎 7)(文献輪読報告・討論)音節構造 モーラとシラブル 8) (文献輪読報告・討論)アクセント規則 9) (文献輪読報告・討論)アクセント史 10)(文献輪読報告・討論) イントネーションと陳述 11) (文献輪読報告・討論)山口佳紀 日本語文法の成立と音韻 12)(文献輪読報告・討論)同② 13) (文献輪読報告・討論)柳田征司の研究 14) 時枝誠記の音律論的思考 15) 総括 (授業の方法) 基本文献の輪読・報告・討議を基本とします。 テキスト・参考書
(テキスト)特定のテキストは使用しません。
(参考資料) 山口佳紀(1985)『古代日本語文法の成立の研究』有精堂 柳田征司(2010)『日本語の歴史』1~5 武蔵野書院 同(1993)『室町時代語を通してみた日本語音韻史』武蔵野書院 服部四郎(1984)『音声学』岩波書店 授業時間外の学修
(事前学修)提示した文献により予習を行い、必要に応じて自分で関係資料や材料収集に取り組んでください。
(事後学修) 授業の復習、最終レポート作成に取り組んでください。 成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
授業中の文献輪読の取り組み(30%) 課題(30%)、最終レポート(40%) (成績評価の基準) (知識・技能) 到達目標1:日本語学の音声音韻に関する知識を修得し、日本の文学における表現の例につなげて音とリズムの効果について考えることができている。 (思考力・判断力・表現力) 到達目標2:日本語でなされた散文・韻文にみられるテキストの精読・関係資料の精査をもとに、論理的に思考し、言語文化の探究に取り組むことができている。 備 考
対面・オンラインにかかわらず、Teamsとポータルを授業情報や課題の連絡ツールとして活用します。質問・討議等にも使います。
オンライン授業になった場合は、Teamsとポータルによる事前資料配布、オンタイムでのリアルタイム授業をおこないます。 担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
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