教員名 : 中嶋 裕子
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授業科目名
社会保障特論
開講年次
1年
開講年度学期
2023年度後期
単位数
2単位
科目ナンバリング
担当教員名
中嶋 裕子
担当形態
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
【授業目的】
日本や諸外国の社会福祉、社会保障制度について理解し、今後の社会保障のあり方について論じられる 【到達目標】 1.日本及び諸外国の社会保障制度の特徴や課題を把握する 2.今後の社会保障の在り方について論じることができる 【授業の概要】
2015年9月に国連持続可能な開発サミットが開発開催され、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択された。このアジェンダは「誰一人取り残さない」を理念に掲げている。
それを具体に実現するための一つの策として社会保障制度が存在する。社会保障制度は、各国において構築されるものであるが、経済活動がグローバル化すると同様に一国内で完遂されるものではない。 社会保障制度から各国の社会的文化的特徴や政治的課題について論じ、考察する。 【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
1回 現代社会の理解 現代社会の構造を理解する 2回 国際的な社会保障(1) 国際社会の成り立ちと社会保障 3回 国際的な社会保障(2) 社会保障の意義とその歴史 4回 日本の社会保障(1) 日本の社会保障制度(医療保険、年金保険、介護保険、労働保険)の理解 5回 日本の社会保障(2) 日本の社会保障制度(公的扶助、社会福祉)の理解 6回 欧州の社会保障制度(1) フィンランドの制度・政策の展開(高齢/障害/児童・家庭/貧困) 7回 欧州の社会保障制度(2) デンマーク、スウェーデンの制度・政策の展開(高齢/障害/児童・家庭/貧困) 8回 欧州の社会保障制度(3) イタリアの制度・政策の展開(高齢/障害/児童・家庭/貧困) 9回 欧州の社会保障制度(4) イギリスの制度・政策の展開(高齢/障害/児童・家庭/貧困) 10回 アジアの社会保障制度(1) インドの制度・政策の展開(高齢/障害/児童・家庭/貧困) 11回 アジアの社会保障制度(2) ネパールの制度・政策の展開(高齢/障害/児童・家庭/貧困) 12回 アジアの社会保障制度(3) ベトナムの制度・政策の展開(高齢/障害/児童・家庭/貧困) 13回 アジアの社会保障制度(4) 中国の制度・政策の展開(高齢/障害/児童・家庭/貧困) 14回 社会保障制度の展望(1) 各自の研究テーマについての調査・考察結果を発表する 15回 社会保障制度の展望(2) 各自の研究テーマについての調査・考察結果を発表する (授業の方法) 授業の1から13回までは教員が配布資料を用いて解説し、その後受講者の関心事や疑問を共有し、各国の社会保障制度についての考察を深めていく。 14・15回目については受講者が設定した社会保障についての研究テーマについての考察結果を発表する。 (授業の方法) 授業の1から13回までは教員が配布資料を用いて解説し、その後受講者の関心事や疑問を共有し、各国の社会保障制度についての考察を深めていく。 14・15回目については13回までの学習内容を踏まえて、さらに深めたい問題や課題を発表する機会とする。 テキスト・参考書
テキスト)資料を配布する
参考書) 『世界の社会福祉年鑑』 旬報社(毎年発行されている) 授業時間外の学修
事前学修)各項目について概要を調べておく(必要に応じ、文献を紹介する)
事後学習)討論の内容について整理する 成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
演習中の取り組み姿勢、発表内容や視点の深さから評価(40%) 最終レポート(60%) (成績評価の基準) 到達目標1:演習の中で課題を理解し積極的な思考・発言態度が見られる。 到達目標2:最終レポート提出内容において複数の視点を持ち考察が深められている。 備 考
受講生の興味・関心に応じて講義内容を変更することがある
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
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