教員名 : 南郷 毅
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授業科目名
情報科教育法1
開講年次
3年
開講年度学期
2023年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
C-TL-311L
担当教員名
南郷 毅
担当形態
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための必修科目
科目区分…教科及び教科の指導法に関する科目(高等学校 情報) 施行規則に定める科目区分又は事項等…各教科の指導法(情報機器及び教材の活用を含む。) この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
情報科教育法2
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
この授業では、高等学校の情報科の教諭になるために必要な、学習指導要領、情報科の教科内容や指導方法についての基礎的な知識を身につけることを目的とします。 高等学校において、情報科の教諭は情報科の教育だけではなく、探究活動の支援、他教科との連携、教育の情報化など多様で重要な教育や校務を担うこととなります。そのためには、我が国の教育制度や教育の動向への理解、情報科の内容への深い理解とともに、それらを基盤とした指導力が必要になります。また、自らを絶えず成長させ続ける強い意志が必要です。 (受講生の到達目標) 到達目標1 学習指導要領における情報科の目標や内容を、社会における情報科の位置づけや変遷とともに説明できる。 到達目標2 「情報1、情報2」の内容について、背景となる学問領域や指導上の留意点を説明できる。 到達目標3 授業設計と評価方法について説明できる。 これらに到達した上で情報科教育法2、教育実習へ臨み、この授業で学んだことを現場で活きる形に高めていってください。 【授業の概要】
高等学校の情報科がどのような背景や目標を持って設置され、変遷してきたかからはじめて、学習指導要領における教科情報の目標・内容を学び、我が国の情報科の位置付けを理解します。その後、情報コースの他の授業や高等学校の数学科、家庭科、公民科、総合的な探究の時間との関連を踏まえながら、情報科の教科内容について基礎的な技術や知識、指導方法、評価方法を学びます。まとめとして、1時間分の学習指導案(略案)を作成します。
この授業では、授業外(教員からの連絡・授業資料や教材の配信)、授業内(学生による調査と発表、学生の意見やレポートの記述の共有、ファイルの共同編集等)を問わず、日常的にICTを活用します。必ずPCを持参して下さい。 また、質疑応答やディスカッションの場面では、教壇側から見える世界を体験するために、学生が教壇側に立つ機会を設けます。 【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第1回:教科情報の実態1 大学の情報基礎教育(講義) 第2回:教科情報の実態2 高等学校の情報教育(講義) 第3回:情報科の設置と変遷(講義) 第4回:学習指導要領における情報教育(講義) 第5回:情報教育を学ぶ1 情報活用の実践力とは(講義) 第6回:情報教育を学ぶ2 小・中・高等学校の情報活用の実践力(講義) 第7回:情報の科学的理解の指導法1 情報科学、問題解決、プログラミング(講義) 第8回:情報の科学的理解の指導法2 情報検索、データーベース(講義) 第9回:情報社会に参画する態度の指導法1 情報モラル・情報倫理(講義) 第10回:情報社会に参画する態度の指導法2 コミュニケーション、情報通信ネットワーク(講義) 第11回:情報社会に参画する態度の指導法3 情報システムと社会(講義) 第12回:学校教育における連携と協調(講義) 第13回:評価計画と評価方法(講義) 第14回:学習指導案1 指導案研究(講義,演習) 第15回:学習指導案2 授業設計、まとめ(講義,演習) (授業の方法) ■講義 教員がスライドや資料をもとに講義します。その後、内容についてディスカッションまたは実習を行います。 ■演習 学生が資料の作成などを行います。 すべての授業で授業内容に対応した課題を出します。 テキスト・参考書
(テキスト)
鹿野利春、高橋参吉、西野和典 他、『情報科教育法 —これからの情報科教育—』、実教出版、2022年 萩谷 昌己 他、「情1 705 最新情報1」 、実教出版、2022年 萩谷 昌己 他、「情2 702 最新情報2」 、実教出版、2023年 (参考書) 文部科学省、『高等学校学習指導要領(平成30年3月告示)』 文部科学省、『高等学校学習指導要領(平成30年3月告示)解説−総則編−』 文部科学省、『高等学校学習指導要領(平成30年3月告示)解説−情報編−』 文部科学省、『高等学校学習指導要領(平成21年3月告示)』 文部科学省、『高等学校学習指導要領(平成21年3月告示)解説−総則編−』 文部科学省、『高等学校学習指導要領(平成21年3月告示)解説−情報編−』 これらの参考資料は文部科学省のホームページからダウンロードできる。 授業時間外の学修
(事前学修)
授業内容について、指定教科書や学習指導要領解説の該当部分に目を通しておく。 (事後学修) 配布された演習課題に取り組む。 成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
13回分の課題の内容(60%) 学習指導案の内容(20%) ディスカッションへの貢献(20%) (成績評価の基準) 到達目標1、2 ・各回の課題において適切な論述がなされている。ディスカッションにおいて講義内容を要約した発言ができる。 ・学習指導案(略案)の教材観、指導観、本時の目標、評価規準、評価基準を、学習事項を踏まえて記述できる。 到達目標3 ・学習指導案(略案)を作成できる。 備 考
・この科目は教職科目です。教員免許状取得目的以外の学生の受講はご遠慮ください。
・必ずPCを持参してください。 担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
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