シラバス情報

授業科目名
日本画実習2
開講年次
3年
開講年度学期
2023年度前期、2023年度後期
単位数
14単位
科目ナンバリング
A-SJ-301P
担当教員名
鈴木 恵麻、山梨 千果子、中村 譲
担当形態
複数
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための必修科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(中学校及び高等学校 美術)
施行規則に定める科目区分又は事項等・・・絵画(映像メディア表現を含む)
この授業の基礎となる科目
日本画実習1
次に履修が望まれる科目
日本画実習3
卒業制作
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
日本画実習Ⅰで学んだことを踏まえ、さらに日本画材料の特性を理解し、幅広い視野で物事を捉え、主体的に考え表現の可能性の探求を目指します。 
(受講生の到達目標)
・到達目標1;日本画における考え方や歴史、知識をさらに理解できるようにします。
・到達目標2;日本画の素材を知り基礎的な技法を修得し、幅広い視野で物事を捉え、さらなる表現技術につなが    るように勤めます。
・到達目標3;作品について主体的に表現を考え、制作することができるようにします。
【授業の概要】
授業計画1回分を同一週内で実施し、前期では風景と人物制作課題とともに古典模写を行い、日本画の知識を深めます。後期に
は人物と自由制作、そしてコンクール形式の自由制作課題を行い、自身の到達度を相対評価していきます。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第1回:【古典模写】宋元画の研究(素材、描画法)、下準備 「講義」「実習」
第2回:【古典模写】<上げ写し>表現研究、裏打ち、パネル張り込み 「実習」
第3回:【古典模写】<彩色>描画法の研究 「実習」
第4回:【古典模写】<彩色>仕上げ、提出 「実習」「発表」
第5回:【人体デッサン】クロッキー 「実習」
第6回:【人体デッサン】観察による表現、提出 「実習」
第7回:【風景制作】取材、スケッチ、小下図、大下図 「実習」
第8回:【風景制作】画材準備、骨描き、下塗り 「実習」
第9回:【風景制作】描き込み 「実習」
第10回:【風景制作】仕上げ、講評 「実習」「発表」
第11回:【人体デッサン】クロッキー 「実習」
第12回:【人物制作Ⅰ】デッサン、小下図、大下図 「実習」
第13回:【人物制作Ⅰ】画材準備、骨描き、下塗り 「実習」
第14回:【人物制作Ⅰ】描き込み 「実習」
第15回:【人物制作Ⅰ】描き込み、仕上げ、講評 「実習」「発表」
第16回:【人物制作Ⅱ】人物制作Ⅰからの展開 構想、取材、デッサン、小下図等下準備 「実習」
第17回:【人物制作Ⅱ】大下図、地塗り 「実習」
第18回:【人物制作Ⅱ】描き込み、構成や形態の見直し 「実習」
第19回:【人物制作Ⅱ】仕上げ、講評 「実習」「発表」
第20回:【人体デッサン】クロッキー 「実習」
第21回:【人体デッサン】観察による素描Ⅰ「実習」
第22回:【人体デッサン】観察による素描Ⅱ「実習」
第23回:【人体デッサン】観察による素描Ⅲ、提出「実習」
第24回:【自由制作Ⅰ】(クラス内コンクール)50号 取材、準備等 「実習」
第25回:【自由制作Ⅰ】〈自由表現〉序盤「実習」
第26回:【自由制作Ⅰ】〈自由表現〉中盤「実習」
第27回:【自由制作Ⅰ】〈自由表現〉終盤、仕上げ、順位公表、講評 「実習」
第28回:【自由制作Ⅱ】取材、表現の素材選択、準備等 「実習」
第29回:【自由制作Ⅱ】下塗り、描き込み 「実習」
第30回:【自由制作Ⅱ】仕上げ 2・3年生合同講評会「実習」「発表」
第29回:【地域課題】プレゼンテーション資料作成「実習」
第30回:【地域課題】学内プレゼンテーション、講評「発表」
(授業の方法)
前後期を通して、課題の概要を説明した後、その課題の到達すべき点について説明します。作品の構想、下描き、制作と段階を
踏み、最後に講評会を行います。その際、それぞれの個性や問題点について話し合う機会を設け研究します。また平日の実習時
間には教員が見回りを行い、学生にその場でアドバイスや指導を行います。
テキスト・参考書
使用しません。
授業時間外の学修
ありません。
成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
実習への取り組み姿勢(30%)と、提出作品による理解度・到達度(70%)を総合的に評価する。 
(成績評価の基準)
・到達目標1;日本画における考え方や歴史、知識をさらに理解し制作できている。
・到達目標2;日本画の素材を生かした技法を用いて幅広い視野に立ち、表現技術の向上につながっている。
・到達目標3;作品について主体的に表現を考え、制作することができている。
備  考
積極的に取材や作品鑑賞をすること。
画集等の参考資料を必要に応じて提示します。
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
創作活動、制作活動を行っている芸術家による実習