教員名 : 菅原 智子
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授業科目名
壁画技法演習
開講年次
2年
開講年度学期
2023年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
A-SF-222S
担当教員名
菅原 智子
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
古代より伝わる壁画技法の構造を知り、壁画技法を用いて基本的な制作ができるようになる。 (受講生の到達目標) ・到達目標1:壁画技法の構造を理解することで絵画の成り立ちについて考えることができる。 ・到達目標2:壁画技法を習得し、それを用いて自分なりの表現ができるようになる。 ・到達目標3:壁画技法の特性を理解し、今後の表現の可能性について考えることができる。 【授業の概要】
絵画の起源と歴史を知った上で壁画技法を習得するために、講義も含めた実習中心の授業を行います。
モザイクでは古代ローマ時代に多く作られた大理石モザイクをパネルを用いて、オリジナル原画で1点完成させます。 フレスコでは基本的なブオンフレスコの技法をパネルを用いて、オリジナル原画または模写で1点完成させます。 【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第1回 モザイク画概説 モザイクの支持体制作『講義・実習』 第2回 下地塗り 石材の準備『実習』 第3回 道具と材料の説明 石割り 平面作品の下絵制作『実習』 第4回 制作:下絵制作続き 転写 制作(石の固着)開始『実習』 第5回 制作:全体の配色を石材の色と照らし合わせ、先ず背景などから始めて材料に慣れる『実習』 第6回 制作:徐々に主要部分に入る『実習』 第7回 制作:石の大きさや目地の流れを意識しながら制作を進める『実習』 第8回 制作:全体の調和を確認しながら進める『実習』 第9回 制作:平面作品完成『実習』 第10回 フレスコ画概説 フレスコの支持体制作 モルタル練り『講義・実習』 第11回 制作:下絵制作 カルトーネ(転写用下絵)制作『実習』 第12回 制作:下地塗り 試作『実習』 第13回 制作:中間層塗り 試作『実習』 第14回 制作:描画層塗り 描画『実習』 第15回 作品完成 講評 採点 片づけ『実習・講評』 (授業の方法) 制作の手順を全体で一斉に説明した後、各自個人の制作に入ります。 講評時には制作後の感想、作品のプレゼンテーションを発表していただきます。 授業の進行状況により予定が変更することもあります。 テキスト・参考書
プリント配布
授業時間外の学修
(事前学修)
壁画についての情報収集をできる範囲でしておいてください。 (事後学修) 各自制作の進度により、作品完成までの時間配分を考慮し、必要に応じて授業時間外(昼休み、授業開始前など)の制作を行ってください。 成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
提出作品の内容(完成度や独創性)(70%) 制作への積極的な取り組み(30%) (成績評価の基準) ・到達目標1:壁画技法の構造を理解している。 ・到達目標2:壁画技法を習得し、自分なりの表現で作品を完成させている。 ・到達目標3:壁画技法の特性を理解して、今後の表現の可能性について考えることができている。 備 考
汚れてもよい服装と動きやすい靴(サンダル不可)で参加してください。
担当教員の実務経験の有無
〇
実務経験の具体的内容
創作活動、制作活動を行っている芸術家による実習
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