シラバス情報

授業科目名
塗装法演習
開講年次
1年
開講年度学期
2023年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
A-SF-124S
担当教員名
林 宏、桜田 知文
担当形態
オムニバス
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための選択科目(中学校・高等学校 美術)
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(中学校及び高等学校 美術)
施行規則に定める科目区分又は事項等・・・工芸
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
木工演習 金工演習
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
演習を通して塗料の特性を理解し、塗装法および用具の使い方など、基礎的なスキルを修得します。また様々な塗装の実例から、自身の制作の芸術表現を高めることが授業の目的です。 

(受講生の到達目標)
・到達目標1;素材の特性を理解し、基礎的な技術を活用して制作することができる。
・到達目標2;専門分野の表現技術を習得し、制作に活用することができる。
・到達目標3;多様な塗装表現および表面処理に触れることで、感受性を養うことができる。
【授業の概要】
天天然樹脂塗料(漆、シェラック、柿渋、各種オイル)、合成樹脂塗料の基礎知識、使用法について制作を通して身につける。また、金属塗装においては、いわゆる塗りの領域にとどまらず、染めやメッキなども含めた表面処理全般について学びます。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第 1回 オリエンテーション 塗装の基礎知識の講義 各種塗装ガイダンス「講義」
第 2回「木の板皿」素地調整「演習」
第 3回「木の板皿」素地固め 木の染色「演習」
第 4回「木の板皿」塗装下地「演習」
第 5回「木の板皿」中塗り「演習」
第 6回「木の板皿」研ぎ 上塗り「演習」
第 7回「木の板皿」研ぎ 磨き「演習」
第 8回「木の板皿」加飾 磨き「演習」
第 9回「木の板皿」仕上げ 講評 「発表」
第10回 金属塗装演習 安全作業の指導、及び道具の種類と使い方 下地作り「演習」
第11回「金属板」六一〇ハップによる硫化仕上「演習」
第12回「金属板」煮込み着色「演習」
第13回「金属板」硫酸銅による緑青発色「演習」
第14回「金属板」電気メッキ「演習」
第15回 観察記録制作&仕上予備日「報告」

(授業の方法)
オムニバス形式
テキスト・参考書
ありません。
授業時間外の学修
(事前学修)ありません。
(事後学修)制作した作品や工程を写真撮影し、観察記録作成にための資料としてまとめます。
成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
塗装法習得への積極的な取り組み(50%)、観察記録のレポートと提出物(50%)

(成績評価の基準)
・到達目標1;素材の特性を理解し、基礎的な技術を活用して制作することができる。
・到達目標2;専門分野の表現技術を習得し、制作に活用することができる。
・到達目標3;観察記録がよくまとめられている。
備  考
指導者の指示に沿って、安全作業を遵守してください。
授業に出席する場合は必ず作業着、作業靴を着用すること。
材料費が3500円程度必要です。
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
創作活動、制作活動を行っている芸術家による実習