シラバス情報

授業科目名
瀬戸内文化論
開講年次
カリキュラムにより異なります。
開講年度学期
2023年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
A-IC-431L/J-IC-312L
担当教員名
藤井 佐美
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
瀬戸内海の歴史と民間伝承に関する基礎知識を身につけて、地域における文化継承の在り方と展望について説明できるようになることを目指す。
(受講生の到達目標)
到達目標1:瀬戸内における島々の歴史・文化に関する基礎知識をふまえ、地域文化を学ぶ意義についての考えを説明することができる。
到達目標2:瀬戸内の事例を身近な事例と関連づけて分析し、文化継承について適切な表現を用いて論じることができる。
【授業の概要】
瀬戸内海に関する基礎知識と文化継承に向けての多様な取り組みについて学ぶ。特に身近な「しまなみ海道」に注目し、古地図・文学作品・民話・祭祀儀礼の様相を、調査に基づく音声資料・映像資料とあわせて確認し、地域社会が抱える普遍的な課題と展望について考究していく。
【授業計画と授業の方法】
(授業の計画)
第 1回 講義:ガイダンス 授業の目的・到達目標・授業進行方法の説明講義
第 2回 講義:「瀬戸内」とは 
第 3回 講義:地誌・古地図を読む
第 4回 講義:在地伝承と民間説話
第 5回 講義:尾道 1 中世期の紀行文
第 6回 講義:尾道 2 近世期の紀行文
第 7回 講義:尾道島嶼部 向島の伝説
第 8回 講義:尾道島嶼部 因島 1 民間伝承
第 9回 講義:尾道島嶼部 因島 2 祭祀
第10回 講義:尾道島嶼部 生口島の伝説
第11回 映画鑑賞:瀬戸内と映像文化
第12回 講義:大三島 1 大山祇神社の歴史
第13回 講義:大三島 2 神話と祭祀
第14回 講義:村上海賊の歴史と伝承
第15回 講義:まとめ 瀬戸内の魅力と文化継承への道程

(授業の方法)
第1回のガイダンスに基づき、第2回〜第6回では備後地方(特に尾道)に関する地誌・古地図・文学・民話の報告書等を確認し、第7回〜第15回にかけては島嶼部にかかわる歴史と伝承の様相を音声・映像資料の視聴とあわせて理解を深め、歴史遺産と多島美を誇る地域文化の魅力の発見と文化継承に向けての統括をおこなう。
毎回の課題への取り組みを必須とし、フィードバックによりテーマの連関性を確認しながら読み進める。フィードバックは個人情報を保護しテーマに応じ適切におこなう。
テキスト・参考書
(テキスト)
資料を配付する。
(参考書)
授業で紹介する。
授業時間外の学修
(事前学習)
次回に取り上げるテーマに関するリサーチを進めておくこと。
(事後学習)
各回の授業テーマを身近な事例と関連づけて考察し、指定期日までに課題を提出すること。
成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
授業への取り組み(20%)と毎回の課題提出内容(80%)の積み重ねによる総合評価。 

(成績評価の基準)
到達目標1:瀬戸内の歴史と多様な伝承の在り方を理解した上で、地域にかかわる発展的・継続的な学びの必要性とその具体的な方法について説明することができている。
到達目標2:「しまなみ海道」の事例を身近な事例と関連づけた上で分析し、探究的な学びから地域社会における取り組みと成果・展望について適切な表現を用いて論じることができている。
備  考
経済情報学科では開放科目
事前の授業連絡内容を確認した上で、大学ネットワーク(ポータルサイトとteams)に接続可能な状態で受講すること。
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容