シラバス情報

授業科目名
情報と職業
開講年次
3年
開講年度学期
2023年度後期
単位数
2単位
科目ナンバリング
E-IN-310L
担当教員名
田村 聡一郎
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための必修科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(高等学校 情報)
施行規則に定める科目区分又は事項等・・・情報と職業
この授業の基礎となる科目
特になし
次に履修が望まれる科目
特になし
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
 現在の社会は多くの情報系企業によって支えられているが、その業務内容や職務内容を十分理解しているとは言えない。本講義では情報系企業の業種や職種とその内容、情報系企業で用いられるさまざまなツールやシステムを学ぶ。さらに企業人としての常識や企業倫理等を具体的に学習することによって、業務内容や職務内容、必要なスキルなどを理解することを目的とする。また情報教員希望学生は、教員になった際に正しく情報企業の職業教育が出来ることを目的とする。

(受講生の到達目標)
 1.情報系企業の業種や職種の概要を説明できる。
 2.情報系企業の各職種のキャリアパスと資格および必要スキルについて説明できる。
 3.情報システム開発の流れおよび各職種の役割を説明できる。
 4.情報系企業で用いられるツールやシステムの必要性や問題点が理解できる。
【授業の概要】
 情報系企業の業種は多岐にわたり、またそれは年々変化している。また情報系企業における職種の変化や役割も変化し続けている。本講義では情報系企業の業種の区分けやその役割を学び、また情報系企業のさまざまな職種の役割や必要なスキルを学ぶ。そのうえで情報系企業で使われているツールやシステムの必要性や問題点を学ぶ。
 それらを学ぶことで、進路先としての情報系企業を具体的に想像できる事が期待できる。
【授業計画と授業の方法】
第 1回 受講ガイダンス
第 2回 IT業界の概要
  事前学習:IT業界の用語・概要等について調べる。1H
  事後学習:授業内容について復習する。2H
第 3回 情報系企業の業種
  事前学習:情報系企業の業種に関する用語・概要等について調べる。1H
  事後学習:授業内容について復習する。2H
第 4回 情報系企業の職種と役割
  事前学習:情報系企業の職種に関する用語・概要等について調べる。1H
  事後学習:授業内容について復習する。2H
第 5回 キャリアパスとスキル
  事前学習:情報系企業のキャリアパスに関する用語・概要等について調べる。1H
  事後学習:授業内容について復習する。2H
第 6回 SEのスキルと資格
  事前学習:SEのスキルに関する用語・概要等について調べる。1H
  事後学習:授業内容について復習する。2H
第 7回 情報システムサービス−ソリューションプロバイダ
  事前学習:ソリューションプロバイダに関する用語・概要等について調べる。1H
  事後学習:授業内容について復習する。2H
第 8回 情報システムの開発と各職種の役割−ソフトウェア開発を主としたシステム導入
  事前学習:システム開発に関する用語・概要等について調べる。1H
  事後学習:授業内容について復習する。2H
第 9回 情報システムの開発と各職種の役割−ハードウェアを伴うシステム導入
  事前学習:システム開発に関する用語・概要等について調べる。1H
  事後学習:授業内容について復習する。2H
第10回 SEの就業システム−オーダー制
  事前学習:就業システムに関する用語・概要等について調べる。1H
  事後学習:授業内容について復習する。2H
第11回 現場におけるストレスと解消法
  事前学習:情報系企業におけるストレスに関する用語・概要等について調べる。1H
  事後学習:授業内容について復習する。2H
第12回 情報関連の資格
  事前学習:情報関連の資格に関する用語・概要等について調べる。1H
  事後学習:授業内容について復習する。2H
第13回 RFP提案依頼書の目的と概要
  事前学習:RFPに関する用語・概要等について調べる。1H
  事後学習:授業内容について復習する。2H
第14回 情報教員としての役割
  事前学習:情報教員の仕事に関する用語・概要等について調べる。1H
  事後学習:授業内容について復習する。2H
第15回 情報系企業におけるコミュニケーション
  事前学習:情報系企業におけるコミュニケーションに関する用語・概要等について調べる。1H
  事後学習:授業内容について復習する。2H

なお、すべての授業回の最後に授業内容の理解を整理するために、その日のまとめやテーマについての考えを問うミニッツレポートを課す。その際出てきた質問には次回授業でフィードバックする。
テキスト・参考書
特になし。必要な資料は配付する。
授業時間外の学修
授業計画の欄に授業回ごとに記載
成績評価の方法と基準
定期試験(60%)、毎回実施するミニッツレポートの内容、および授業に対する取り組みや態度(40%)で評価する。
定期試験、ミニッツレポートの評価は上記(受講生の到達目標)の各項目について、
秀:全体を深く理解し、応用することが出来る。
優:全体を理解している。
良:ほぼ理解している。
可:一部を理解している。
で評価する。
備  考
シラバスの項目について新聞や書籍などをもとに概要を調べる事で予習とする。
配布した資料の内容を理解することで復習とする。
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
情報系企業におけるシステムエンジニアとしてのシステム設計およびプロジェクトマネジメント経験を有する教員による授業