情報システム設計論

カリキュラムにより異なります。

2023年度前期

2単位

E-IN-303L

有吉　勇介

メディア授業

プログラミングⅠ・Ⅱ
情報活用基礎Ⅱ

データベース

(授業の目標)
情報システムの分析設計プロセスを理解し簡単な説明ができるようになる。プログラムの設計図であるUML図を読み取れるようになる。

(受講生の到達目標)
１: 情報システムの分析設計プロセスについて、簡単な説明ができるようになる。
２: UMLの各図について、簡単な説明ができるようになる。
３: UMLの各図を読み取れるようになる。

情報システム設計とは、「こんな情報システムを作ってほしい」という要望を分析整理し、プログラムの設計図である仕様書にまとめるまでの一連の作業です。この科目では、このプログラムの設計図の表記法であるUML（Unified Modeling Language）について学習します。この科目で学ぶオブジェクト指向分析設計とUMLの考え方は、業務分析・改善に応用されてビジネスプロセス管理に発展しており、情報系だけでなく経営系の学生にも役立つと思います。

(授業計画)
第 １回 ユースケース分析： ユースケース図（講義、演習）
第 ２回 ユースケース定義： イベントフローとシナリオ（講義、演習）
第 ３回 ユースケースの流れ： アクティビティ図（講義、演習）
第 ４回 画面設計： 画面イメージ、画面遷移図（講義、演習）
第 ５回 ドメイン分析： オブジェクト指向と概念クラス図（講義、演習）
第 ６回 ロバストネス分析： BCEモデルとロバストネス図（講義、演習）
第 ７回 相互作用分析： シーケンス図とコミュニケーション図（講義、演習）
第 ８回 アーキテクチャ設計： VOPCと統合クラス図、ライフサイクル分析図（講義、演習）
第 ９回 クラス設計、属性設計： 設計クラス図 Ver.1（講義、演習）
第１０回 相互作用設計： 設計シーケンス図、設計コミュニケーション図、設計クラス図Ver.2（講義、演習）
第１１回 SysML1： 要求図（講義、演習）
第１２回 SysML2： ブロック定義図、内部ブロック図、パラメトリック図 （講義、演習）
第１３回 ソフトウェア・テスト：レビュー、単体テスト、結合テスト（講義、演習）
第１４回 ソフトウェア開発モデル（講義、演習）
第１５回 情報システムのライフサイクル（講義、演習）

(授業の方法)
各回の授業では、分析設計プロセスを１ステップずつとりあげ、そこで作成するUML図について学習します。
授業は15回全て、講義動画の視聴によるオンデマンド方式で行います。各自で講義動画を視聴し、毎回の課題を行って提出します。講義資料は事前にTeams等で配るので、テキストと合わせて事前学習に役立てること。

(テキスト)
井上樹著『ダイアグラム別UML徹底活用 第２版』翔泳社　

(参考書)
テクノロジックアート他『基礎からはじめるUML 2.4』ソーテック社　
河合昭男著『最新UMLがわかる』技術評論社

(事前学修)
授業資料を確認し、学習内容を把握しておく。

(事後学修)
課題を完成させ、期限までに指定の場所に提出する。　

(成績評価の方法)
期末試験 × 毎週の提出課題

(成績評価の基準)
１: 情報システムの分析設計プロセスについて、簡単な説明ができる。
２: UMLの各図について、簡単な説明ができる。
３: UMLの各図を読み取ることができる。

原則、情報システム設計実習と同時受講すること
情報システム設計実習でしっかり復習すること

〇

企業でのシステム設計等に関わったことのある教員による授業