シラバス情報

授業科目名
プログラミング2
開講年次
2年
開講年度学期
2023年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
E-IN-204L
担当教員名
高山 毅
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための選択科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(高等学校 情報)
施行規則に定める科目区分又は事項等・・コンピュータ・情報処理(実習を含む。)
この授業の基礎となる科目
 なし
次に履修が望まれる科目
 プログラミング2実習
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的) 
 この授業の目的は、「情報科学・情報工学」に関する専門的知識の一つとして、プログラミングの理論的な面を理解し修得することです。
 パソコン画面上でのマウスクリックや部品配置を有効活用する、「プログラミングの初心者でも、充分に容易かつ直感的なGUIプログラミング」を、説明できるようにします。
 また、実際のプログラミング時に登場する基本的な概念(変数、配列、演算子、標準ライブラリ関数ほか)を説明できるようにします。
 更に、基本的な概念を組み合わせる複合的な概念(制御文、プロシージャ、ファイル処理、オブジェクト指向、ソートアルゴリズムほか)を説明できるようにします。

(受講生の到達目標)
 到達目標1; 「マウスクリックや部品配置等」によるGUIプログラミングを説明できるようになること。
 到達目標2; 「プログラミングの基本的な概念」を、説明できるようになること。
 到達目標3; 「プログラミングの複合的な概念」を、説明できるようになること。
【授業の概要】
 この授業では、GUIアプリケーションの開発方法の修得を、MS Windows上で行ないます。
 また、プログラミングの基本的な概念や、複合的な概念の修得を、VisualBasicを用いて行ないます。

【授業計画と授業の方法】

(授業計画)
第1回 VisualBasicによるプログラミングの基本的事項
.NET Frameworkとは・Visual Basic(VB)の特徴
第2回 変数、配列、演算子
 変数とは・配列とは・演算子とは
第3回 制御文(分岐)
 制御文(分岐)とは・VBでの制御文(分岐)・if文・Select文
第4回 制御文(繰り返し)
 制御文(繰り返し)とは・VBでの制御文(繰り返し)・For文・While文・Until文・For Each文
第5回 subプロシージャと関数プロシージャ
 プロシージャとは・subプロシージャ・関数プロシージャ
第6回 標準ライブラリ関数
 標準ライブラリ関数とは・文字列処理・時間処理・型変換・数学処理
第7回 値による呼び出しと参照による呼び出し
 値型と参照型・値による呼び出し・参照による呼び出し
第8回 中間テスト・例外処理
 この日の前半に、学期前半7回の内容の中間テストを行ない、理解度を高めた上で後半へ進む予定です。
 この日の後半は、プログラミングにおける「例外処理」とは何かを修得します。
第9回 中間テスト解答、ファイル処理
 中間テストを解説・ファイルを開いたり保存するメニューの作り方
第10回 オブジェクト指向プログラミングとクラス、変数のスコープと寿命
 オブジェクト指向・クラス・アクセス制御・変数のスコープと寿命
第11回 ソートアルゴリズム
 ソートアルゴリズムとは・単純選択法・バブルソート法・クイックソート法
第12回 名前空間
 名前空間とは・階層構造・分割・Imports指定・ルート・暗黙
第13回 クラスの継承
 継承とは・オーバーライド・オーバーロード
第14回 構造体、配列や構造体を渡す、配列や構造体を返す
 構造体とは、束で渡す、束で返す
第15回 まとめ
 総括と各位置付けの俯瞰


(授業の方法)
 授業は15回全て、PowerPoint等で作成された資料を用いて教員が講義する形で行います。必要に応じて、追加説明をする場合もあります。講義資料は事前にTeamsなどで配布しますので、事前学修に役立ててください。各回、簡単な確認テストを出題しますので、授業終了までにポータルから提出して下さい。
 上記「授業計画」の通り、第8回に前半7回までの中間テストを行なう予定です。この実施方法は、コロナの終息状況を踏まえて二週間前までに決定します。
テキスト・参考書
 使用しません。プリントを配布します。
授業時間外の学修

(事前学修)事前配布している講義資料を読むことにより、予習を行なってください。

(事後学修)各回に出題する確認テストに、取り組んでください。また、次回講義時の解説により、確認テストの回答が間違っていた場合や理解が足りないと感じた場合は、復習してください。
成績評価の方法と基準

(成績評価の方法)
 認定試験(30%)、中間テスト(30%)、毎回の確認テスト(40%)
※ コロナの感染状況等で、認定試験や中間テストの厳密な実施が困難になった場合など、実施方法を踏まえて万一配分を変更する場合には、改めて御連絡します。


(成績評価の基準)
 到達目標1;「『マウスクリックや部品配置等』によるGUIプログラミング」に関する問題に、正しく答えることが出来ている。
 到達目標2;「プログラミングの基本的な概念」に関する問題に、正しく答えることが出来ている。
 到達目標3;「プログラミングの複合的な概念」に関する問題に、正しく答えることが出来ている。
備  考
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容