シラバス情報

授業科目名
経営管理論
開講年次
3年
開講年度学期
2023年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
E-MN-302L
担当教員名
宮辻 渉
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
経営学入門 経営学総論
次に履修が望まれる科目
経営組織論 日本企業論
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
この授業の目的は、経営管理論に関する理論を学ぶことです。これを通じて、企業組織のみならず組織で発生している現象を理論的に捉える能力を身に付けます。くわえて、日常生活で経営学を使える能力を身に付けます。
経営管理論を含む経営学は企業組織だけが分析対象ではありません。経営学は普段、みなさんが所属しているアルバイト先やサークル等を含む組織も分析対象としています。したがって、経営学の理論を正確に身に付けて、日常生活で経営学を使うことができるようになれることも、この授業の目的とします。
(受講生の到達目標)
到達目標1: 経営管理論に関する理論を論じることができる。
到達目標2: 組織で生じた現象を理論的な視座から説明することができる。
到達目標3: 日常生活で使える経営学を説明することができる。
【授業の概要】
本講義は経営管理論における理論や考え方などを俯瞰して連続性をもって学習します。
経営管理論は実践において発生した問題や課題を解決しながら発展してきました。そこで、当時の時代背景などを踏まえながら、実例を交えて経営管理論の基礎知識を習得していきます。特に、前半は、なぜアメリカで経営学が発生し、それがどのように発展していったのかを古典にもとづきながら理解を深めていきます。後半は、経営管理における現代的な課題とその理論に関して理解を深めていきます。
なお、経営管理論をふくむ経営学は明確な解を持っているわけではありません。そこで、適宜答えのない質問をみなさんに投げかけますので自由な発想で答えてください。このようにして、理論を援用しながら自身の考えを醸成する機会を設けていきます。
【授業計画と授業の方法】
第1回 科学的管理法の背景と課業管理(講義、課題)
第2回 科学的管理法の実践(講義、課題)
第3回 科学的管理法の限界(講義、課題)
第4回 フォード・システム(講義、課題)
第5回 フォーディズム(講義、課題)
第6回 フォードとGM(講義、課題)
第7回 マックス・ウェーバーと支配(講義、課題)
第8回 マックス・ウェーバーと官僚制の逆機能(講義、課題)
第9回 人間関係論とホーソン実験(講義、課題)
第10回 組織コミットメント(講義、課題)
第11回 テレワークの理論的視座(講義、課題)
第12回 テレワークの普及(講義、課題)
第13回 ワーク・ライフ・バランス(講義、課題)
第14回 両利きの経営(講義、課題)
第15回 監視社会論(講義、課題)

(授業の方法)
授業は15回全て、パワーポイントで作成したスライドを用いて教員が講義する形式で行います。必要に応じて、経営管理論に関する理論を補足説明する際は、板書を行います。講義資料は事前に配布しますので、事後学習に役立ててください。毎回、講義を振り返る内容の論述形式の課題を課します。講義終了後、1週間以内にポータルを利用して提出してください
テキスト・参考書
テキストはありません。レジェメを配布します。
授業時間外の学修
(事前学習)
事前配布している資料を読むことで予習を行ってください。
(事後学習)
毎回課される論述の課題に取り組んでください。理解が不足していると感じた場合は適宜質問をしてください。
成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
課題等(40%)、期末テスト(60%)で評価します。
なお、出席率60%でなければ定期試験を受験できませんので注意してください。
(成績評価の基準)
到達目標1: 経営管理論に関する理論を論述することが出来ている。
到達目標2: 組織で生じた現象を理論的な視座から説明することが出来ている。
到達目標3: 日常生活で経営学を使えることが出来ている。
備  考
レジュメや授業に関連する文献などを熟読したうえで、インターネットや新聞雑誌などを通じて、企業の情報を入手し、興味と関心を深めてください。特に、事後学習には十分な時間を取るようにしてください。
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容