シラバス情報

授業科目名
専門演習1b
開講年次
3年
開講年度学期
2023年度後期
単位数
2単位
科目ナンバリング
E-CS-302S
担当教員名
堀江 進也
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
卒業論文執筆の2段階目のステップである、社会問題から解決可能な課題の抽出を行います。社会問題はそれ自体を捉え、その克服の重要性を説明できることは重要です。しかし、問題克服のためには、問題を考察・分析さらに解決可能な課題を抽出する作業が必要です。本コースでは、専門演習1aでとらえた社会問題から、各々の分析の準備として課題の抽出とそれに必要な情報の収集の作業を進めることを目的とします。

(受講生の到達目標)
到達目標1:社会問題からの解決可能な課題の抽出が可能になる。
到達目標2:課題の抽出が適切に行われていることを過去の文献から補強することが可能になる。
到達目標3:課題の抽出が適切に行われたことを、過去の文献と並行して議論して、聴衆に分かりやすく説明する。
【授業の概要】
卒業論文の執筆のための情報収集を専門演習1aから引き続き行いますが、その中で問題を分析・考察の後に解決策を提案できる課題までサイズを落とします。授業の中で、各自が各自が行う「問題→課題」の変換を、他の学生に明確に分かりやすく説明する技術を習得するためにプレゼンテーションを繰り返し行います。さらに、この説明の補強のために、過去の文献を引用することも行います。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第1回:社会問題から課題の抽出(1)震災後の居住地移転問題を題材にした例
第2回:社会問題から課題の抽出(2)災害リスクの認知を題材にした例
第3回:社会問題から課題の抽出(3)学生による発表(第1グループ1回目)
第4回:社会問題から課題の抽出(4)学生による発表(第2グループ1回目)
第5回:社会問題から課題の抽出(5)学生による発表(第3グループ1回目)
第6回:社会問題から課題の抽出(6)学生による発表(第1グループ2回目)
第7回:社会問題から課題の抽出(7)学生による発表(第2グループ2回目)
第8回:社会問題から課題の抽出(8)学生による発表(第3グループ2回目)
第9回:課題解決のための情報の収集(1)震災後の居住地移転問題を題材にした例
第10回:課題解決のための情報の収集(2)学生による発表(第1グループ3回目)
第11回:課題解決のための情報の収集(3)学生による発表(第2グループ3回目)
第12回:課題解決のための情報の収集(4)学生による発表(第3グループ3回目)
第13回:課題解決のための情報の収集(5)学生による発表(第1グループ4回目)
第14回:課題解決のための情報の収集(6)学生による発表(第2グループ4回目)
第15回:課題解決のための情報の収集(7)学生による発表(第3グループ4回目)

(授業の方法) 授業は、教員が例を見せたのちに、第1から第3までの各グループに分けられた学生それぞれによるプレゼンテーションが続くという形式をとります。
テキスト・参考書
授業時間外の学修
事前学修:自身のプレゼンテーションの準備(週あたり1時間)
事後学修:自身以外の学生のプレゼンテーションに関する資料の検討(週あたり1時間) 
成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
自身のプレゼンテーションの準備度合:40%
自身のプレゼンテーションの内容を、他の学生に分かりやすく説明すること:30%
他の学生のプレゼンテーションに対する、批判的な検討と意見の表明:30%

(受講生の到達目標)
到達目標1:社会問題から解決可能な課題の抽出を明確に行う。
到達目標2:自身が抽出した課題を過去の文献の視点から明確に説明する。
到達目標3:他の学生のプレゼンテーションについて、課題の抽出の観点と過去の文献との関係の観点の2点について、批判的に意見を述べる。 
備  考
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容