シラバス情報

授業科目名
専門演習1b
開講年次
3年
開講年度学期
2023年度後期
単位数
2単位
科目ナンバリング
E-CS-302S
担当教員名
西村 剛
担当形態
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
経営学入門、経営学総論、経営史
次に履修が望まれる科目
経営組織論、経営管理論、経営戦略論
【授業の目的と到達目標】
授業の目的
ワーク・ライフ・バランス(WLB)の理論的・実践的研究 −人生を豊かにする考え方を経営学に求める−
授業の到達目標
①自分のこれからの就職活動や生き方について、大学時代に熟考することができるようになる。
②就職に関して、就職しようと考える対象物(企業やその他の組織、職業自体など)を深く研究するようになる。
「専門演習Ⅰa」の内容をさらに進化(より進め)、深化(より熟考)させる。
【授業の概要】
「人間にとって幸せとは何か」「人生を豊かにするための働き方とはどのようなものなのか」「なぜ人間は働かなければならないのか」、などの小テーマに関して経営学を中心として、さらに学際的視点からアプローチしていきます。
そのため3年次前期では(1) WLBに関する理解を深めてきたが、後期には(2)経営学・社会学などの学際的知識、(3)文化的背景に関する基本的文献の輪読や実際にWLBに取り組む企業について検討します。
「専門演習Ⅰa」の内容をさらに進化(より進め)、深化(より熟考)させる。
その後4年次では、卒業論文作成の指導に入ります。
【授業計画と授業の方法】
授業の計画
①WLB を理論的・実践的に考察する。
②人にとっての「幸せとは何か」について学際的観点より検討する。
授業の方法
この演習では、学生の主体性を前提とした「勉強会」の雰囲気を大切にしたいので、講義形式ではなく相互にコミュニケーションを図ることのできる参加型の形式をとります。学生の自主性を尊重し、形式のみを重視するのではなく内容の充実をはかりアットホームな雰囲気で楽しみながら取り組みます。
 既述のように具体的には3年次後期では、(2)WLB・余暇について経営学、社会学等の学問からの捉え方、(3)余暇、豊かさ、幸せ感(幸福度)に関する基本文献の輪読を行います。
各自がレジュメを作成し、それを発表・プレゼンテーション、その後その内容についてディスカッションします。
「専門演習Ⅰa」の内容をさらに進化(より進め)、深化(より熟考)させる。

第1回 ワークライフバランスにおける余暇の充実
第2回 余暇の意義
第3回 余暇を対象とした学問とその系譜①
第4回 余暇を対象とした学問とその系譜②
第5回 余暇の概要:経営学的側面からの検討①
第6回 余暇の概要:経営学的側面からの検討②
第7回 余暇の概要:経営学的側面からの検討③
第8回 余暇の概要:社会学的側面からの検討①
第9回 余暇の概要:社会学的側面からの検討②
第10回 諸外国による余暇の意味 –ドイツ①–
第11回 諸外国による余暇の意味 –ドイツ②–
第12回 諸外国による余暇の意味 –スウェーデン①–
第13回 諸外国による余暇の意味 –スウェーデン②–
第14回 諸外国による余暇の意味 –デンマーク–
第15回 諸外国による余暇の意味の纏め

テキスト・参考書
適宜、必要な文献や資料を指示する。
授業時間外の学修
研究課題についてテキストのみならず、幅広い情報の収集が必要になる。それは学問的な情報収集のみならず、現実社会に起こっている現象を知るための作業を求める。 
成績評価の方法と基準
成績の評価方法は、出席回数(原則として欠席が5回以上あれば不可。専門演習運営上、
大学生として最低限の礼節を守ること。)発表内容、演習に望む姿勢、課題、卒業論文等により総合的に評価します。
備  考
担当教員の実務経験の有無

実務経験の具体的内容