![]() 教員名 : 井本 伸
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授業科目名
専門演習1a
開講年次
3年
開講年度学期
2023年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
E-CS-301S
担当教員名
井本 伸
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
統計学1・2
マクロ経済学1・2 ミクロ経済学1・2 次に履修が望まれる科目
専門演習1b
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
専門演習1a〜2bを通じての目的は、これまでに学んだ経済理論や財政・金融・統計の知識を基礎にして、自らの力で現実の経済・社会に起きている諸問題を発見し、その改善策や解決方法を提示するための能力を修得することです。 この授業ではそのために必要な、経済理論・統計学・PCを用いたデータ分析の力を身に着けてもらいます。また、コミュニケーション能力を身に着けるためにグループディスカッションやプレゼンテーションを実践してもらいます。 (受講生の到達目標) 到達目標1; グループディスカッションやプレゼンテーションを通じて、自分の考えを分かりやすく伝えたり、相手の主張を適切に理解することが出来る。 到達目標2; PCを用いてデータ分析が出来る。 到達目標3;経済理論・統計学の知識を用いて、経済・社会の問題を考えることが出来る。 【授業の概要】
テキストを用いて、PCを用いたデータ分析のために必要なツールを修得します。使用するのは、近年よく使われるようになっているPythonです。データ分析以外にも幅広く使用できるため、卒業後も使用機会があると思います。授業には必ずPCを持ってきてください。
例年、他大学と合同ゼミを開催しており、そこでグループディスカッションやプレゼンテーションを実践しています。そのため、授業ではグループディスカッションの練習や、プレゼンテーション資料の作成なども行います(合同ゼミについては、他大学の都合もあることから必ずしも開催されるわけではありません)。 【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第1回 オリエンテーション 自己紹介・専門演習の進め方など・Pythonの環境構築 第2回 テキスト第1部:統計学を始めよう(演習) 統計学・なぜ記述統計が必要か・なぜ推測統計が必要か 第3回 テキスト第2部:PythonとJupyter Notebookの基本(演習) Pythonによるプログラミングの基本・numpy・pandasの基本 第4回 テキスト第3部:記述統計(演習) データの分類・数式の読み方・度数分布 第5回 テキスト第3部:記述統計(演習) 1変量データの統計量・多変量データの統計量・層別分析・グラフの活用 第6回 テキスト第4部:確率と確率分布の基本(演習) 確率論の基本・確率分布の基本・二項分布・正規分布 第7回 テキスト第5部:統計的推定(演習) 統計的推測の考え方・母集団からの標本抽出シミュレーション・母平均の推定 第8回 テキスト第5部:統計的推定(演習) 母分散の推定・正規母集団から派生した確率分布・区間推定 第9回 テキスト第6部:統計的仮説検定(演習) 母平均に対する1標本のt検定・平均の差の検定 第10回 テキスト第6部:統計的仮説検定(演習) 平均値の差の検定・分割表の検定・検定結果の解釈 第11回 テキスト第7部:統計モデルの基本(演習) 統計モデル・線形モデルの作り方 第12回 テキスト第7部:統計モデルの基本(演習) データの表現とモデルの名称・パラメータ推定:尤度の最大化 第13回 テキスト第7部:統計モデルの基本(演習) パラメータ推定:損失の最小化・予測精度の評価と変数選択 第14回 合同ゼミの準備(演習) グループディスカッションとプレゼンテーションの練習 第15回 合同ゼミ(演習) グループディスカッションとプレゼンテーションの実践 (授業の方法) テキストの各章について担当者を決めて、担当者を中心に演習形式で進めます。各回のテキストの内容について、担当者以外はあらかじめ予習を行い内容をある程度理解しておき、担当者はPCで実践しながら解説を行います。全員が分からないところが無くなるまで、その場で話し合います。したがって、テキストの進行は予定通りに行かないかもしれません。できなかった分は後期に行います。 7月末、または夏休みに他大学と合同ゼミを行います。内容は、グループディスカッションとプレゼンテーションです。そのための準備としてテキストの輪読とは別に、毎回グループディスカッションやプレゼンテーションの練習を行います。 テキスト・参考書
(テキスト)馬場真哉「Pythonで学ぶ統計学の教科書」翔泳社、2022年
授業時間外の学修
(事前学修)
報告担当者はテキストの該当箇所について講義を行うつもりで資料を作成しておいてください。途中で出てくるプログラムは必ず動かしておくこと。報告者以外はテキストの該当箇所をあらかじめ読んで予習を行っておいてください。分からないことがあれば授業中に解決すること。 (事後学修) 分からなかったことは授業中に解決し、プログラムなどは授業終了後に自分で動かしてみること。 成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
グループディスカッション(20%) プレゼンテーション(20%) 授業中の発言や質問など、授業への参加態度(60%) (成績評価の基準) 到達目標1; 適切なやり方でグループディスカッションに参加出来る。 到達目標2; 自分の言葉で分かりやすいプレゼンテーションが出来る。適切な質疑応答が出来る。 到達目標3;議論や質問において、自分の意見を分かりやすく伝えることが出来る。また、相手の意見を正しく理解することが出来る。 備 考
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
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