教員名 : 宮辻 渉
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授業科目名
経営組織論
開講年次
2年
開講年度学期
2023年度後期
単位数
2単位
科目ナンバリング
E-MN-206L
担当教員名
宮辻 渉
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための選択科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(高等学校専修免許 商業) 施行規則に定める科目区分又は事項等・・・教科及び教科の指導法に関する科目 この授業の基礎となる科目
経営学入門 経営学総論
次に履修が望まれる科目
経営管理論 日本企業論
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
この授業の目的は、経営組織論に関する理論を学ぶことです。これを通じて、企業組織のみならず組織で発生している現象を理論的に捉える能力を身に付けます。くわえて、日常生活で経営学を使える能力を身に付けます。 経営組織論を含む経営学は企業組織だけが分析対象ではありません。経営学は普段、みなさんが所属しているアルバイト先やサークル等を含む組織も分析対象としています。したがって、経営学の理論を正確に身に付けて、日常生活で経営学を使うことができるようになれることも、この授業の目的とします。 (受講生の到達目標) 到達目標1: 経営組織論に関する理論を論じることができる。 到達目標2: 組織で生じた現象を理論的な視座から説明することができる。 到達目標3: 日常生活で使える経営学を説明することができる。 【授業の概要】
本講義は経営組織論における理論や考え方などを俯瞰して連続性をもって学習します
組織はヒト、モノ、カネ、情報といった経営資源を活用し、その存続や成長を実現します。これらの経営資源の中でもヒトは特殊な経営資源とされています。なぜなら、モノ、カネ、情報といった他の経営資源は、ヒトなしに活用することができないからです。また、ヒトは感情を有して成長する存在でもあるので、他の経営資源と性質が異なります。そこで、前半は組織におけるヒトのモチベーションやリーダーシップを中心に理論を学び、理解を深めていきます。後半は、組織での協働や構造、それらの下でのヒトの行動や態度に関して理解を深めていきます。 経営組織論をふくむ経営学は明確な解を持っているわけではありません。そこで、適宜答えのない質問をみなさんに投げかけますので自由な発想で答えてください。このようにして、理論を援用しながら自身の考えを醸成する機会を設けていきます。 【授業計画と授業の方法】
第1回 科学的管理法と経済人モデル(講義、課題)
第2回 行動科学の展開 タヴィストック人間関係研究所(講義、課題) 第3回 行動科学の展開 動機づけ-衛生理論(講義、課題) 第4回 行動科学の展開 職務特性モデル(講義、課題) 第5回 モチベーション理論の応用 星野リゾート(講義、課題) 第6回 リーダーシップ論 2次元モデル(講義、課題) 第7回 リーダーシップ論 コンティンジェンシー理論(講義、課題) 第8回 リーダーシップ論 LMX理論(講義、課題) 第9回 コンフリクトマネジメント(講義、課題) 第10回 バーナードの協働体系(講義、課題) 第11回 バーナード理論の実例 テーブル・フォー・ツー(講義、課題) 第12回 組織構造論(講義、課題) 第13回 組織ルーティン(講義、課題) 第14回 心理的安全性(講義、課題) 第15回 グループ・ダイナミクス(講義、課題) 授業の方法) 授業は15回全て、パワーポイントで作成したスライドを用いて教員が講義する形式で行います。必要に応じて、経営組織論に関する理論を補足説明する際は、板書を行います。講義資料は事前に配布しますので、事後学習に役立ててください。毎回、講義を振り返る内容の論述形式の課題を課します。講義終了後、1週間以内にポータルを利用して提出してください。 テキスト・参考書
テキストはありません。レジェメを配布します。
授業時間外の学修
(事前学習)
事前配布している資料を読むことで予習を行ってください。 (事後学習) 毎回課される論述の課題に取り組んでください。理解が不足していると感じた場合は適宜質問をしてください。 成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
課題等(40%)、期末テスト(60%)で評価します。 なお、出席率60%でなければ定期試験を受験できませんので注意してください。 (成績評価の基準) 到達目標1: 経営組織論に関する理論を論述することが出来ている 到達目標2: 組織で生じた現象を理論的な視座から説明することが出来ている。 到達目標3: 日常生活で経営学を使えることが出来ている。 備 考
レジュメや授業に関連する文献などを熟読したうえで、インターネットや新聞雑誌などを通じて、企業の情報を入手し、興味と関心を深めてください。特に、事後学習には十分な時間を取るようにしてください。
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容
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