シラバス情報

授業科目名
経営学総論
開講年次
2年
開講年度学期
2023年度後期
単位数
2単位
科目ナンバリング
E-MN-205L
担当教員名
西村 剛
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための選択科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(高等学校 商業)
施行規則に定める科目区分又は事項等・・・商業の関係科目
この授業の基礎となる科目
経営学入門
次に履修が望まれる科目
経営史、経営組織論、経営戦略論
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
企業の様々な側面(現象面)を理論的に考察することにより、社会に出て働く時、つまり就職した後にも必要となる論理的思考力を養成することができる。就職活動を行う際には、企業の経営活動のどの部分に注目して企業を選択しなければならないのかについても理解できるようになる。
なお、本講義はディプロマポリシーの学士力のうち「知識」、「理解」の習得・修得を目標とする。

(受講生の到達目標)
到達目標1; 企業の外部・内部構造について説明できる。
到達目標2; 経営過程について説明できる。
到達目標3; 各国の経営学の特徴について説明できる。
【授業の概要】
本講義では、経営学の研究対象である「企業」について理論的に考察する。私たちの生活にとり必要不可欠である「企業」の構造と運営等を解明していく。さらに日本、アメリカ、ドイツの経営学説史についても説明する。
 企業の現象的(表面的)な問題を扱いながらもその背景に存在している本質(原理・原則・法則)について、つまり現象と本質の両側面から企業を究明していく。 
【授業計画と授業の方法】
授業計画
第 1回 授業の進め方、評価の仕方
第 2回 経営学の研究対象(1)
第 3回 経営学の研究対象(2)
第 4回 企業の外部構造(1)−企業の種類について−
第 5回 企業の外部構造(2)−企業形態とその内容−
第 6回 企業の内部構造(1)−組織について−
第 7回 企業の内部構造(2)−組織形態とその内容−
      (レポート課題について説明します)
第 8回 経営過程について(1)−財務過程、生産過程など−
第 9回 経営過程について(2)−販売過程、労働過程など−
第10回 日本固有の個別資本説(1)
第11回 日本固有の個別資本説(2)
第12回 ドイツの経営経済学(1)
第13回 ドイツの経営経済学(2)
第14回 アメリカの経営管理論(1)
第15回 アメリカの経営管理論(2)

授業の方法
講義形式で行う。板書を中心とし、その他PowerPointなども適宜使用しながら、必要に応じて関係資料を配付しながら進めていく。 
テキスト・参考書
(テキスト)
吉田和夫・大橋昭一監修『最新基本経営学用語辞典(改訂版)』同文舘 2015年 
(参考書)
細川孝・齋藤敦編『現代の企業と社会 ー働く前に知っておきたいことー』中央経済社 2021年
田中照純・劉容菁・西村剛編著『企業倫理を歩む道』晃洋書房 2010年
海道進『企業経営原理』税務経理協会 1997年
西村剛『経営組織論序説』晃洋書房 2003年
田中照純『経営学の方法と歴史』ミネルヴァ書房 1998年
経営学史学会監修 上林憲雄編著『人間と経営』文眞堂 2021年
経営学史学会監修 田中照純編著『ニックリッシュ』文眞堂 2012年
経営学史学会監修 片岡信之編著『日本の経営学説II』文眞堂 2013年
授業時間外の学修
(事前学修)
 授業計画に沿って関係のある語彙などを参考書にて予習を行ってください。
(事後学修)
 講義時間中に説明した内容と辞書で扱った項目を整理し、復習してください。
成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
レポート(30%)授業の第7回目で詳しく説明します。
期末テスト(70%)
(成績評価の基準)
到達目標1;企業の外部・内部構造について正確に答えることが出来ている。
到達目標2;経営過程について正確に答えることが出来ている。
到達目標3;各国の経営学の特徴について正確に答えることが出来ている。
(なお、詳しくは第1回目の授業の際に説明します。)
備  考
講義した内容についてノートを熟読して欲しい。 
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容