シラバス情報

授業科目名
情報とコンピュータ
開講年次
1年
開講年度学期
2023年度後期
単位数
2単位
科目ナンバリング
E-IN-102L
担当教員名
杉山 克典
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための必修科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(高等学校 情報)
施行規則に定める科目区分又は事項等・・・コンピュータ及び情報処理(実習を含む)
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
経営シミュレーション
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
IT技術の活用は企業経営にとって必要不可欠な存在となってきています。また,企業においてIT技術を活用するためには,経営の知識も必要となります。基本情報技術者試験はテクノロジ系,マネジメント系,ストラテジ系の分野から出題されています。本講義では,基本情報技術者試験の出題範囲をカバーしており,基本情報技術者試験に合格できることを目指します。

(受講生の到達目標)
到達目標:基本情報技術者試験の合格
【授業の概要】
情報処理の基本は入力したデータを処理し意味のある情報に変換する事です。複雑な処理を実行し,あたかも人間のように振舞っているコンピュータも内部で行っている事は入力,処理,出力にすぎません。本講義では情報処理の基本用語を理解し,専門書や専門的な議論についていけるようになることと,基本情報技術者試験の合格に必要な知識の修得を目指します。
【授業計画と授業の方法】
第 1 回 講義概要・コンピュータのデータ表現(講義)
            情報の単位、基数、数値表現
第 2 回 コンピュータの演算、回路、情報理論(講義・演習)
            算術演算、演算誤差、論理演算、論理回路、確率、符号理論
第 3 回 アルゴリズムとプログラミング(講義・演習)
            データ構造、アルゴリズム表現
第 4 回 コンピュータシステム:ハードウェア(講義・演習)
            コンピュータの基本構成、CPU、記憶装置、入出力装置
第 5 回 コンピュータシステム:システム構成要素・ソフトウェア(講義・演習)
           システム処理方法、システムの性能評価、システムの信頼性、オペレーティングシステム
第 6 回 コンピュータシステム:オペレーティングシステム(講義・演習)
            タスク管理、記憶管理、ファイル管理、開発言語、オープンソースソフトウェア
第 7 回 データベースの基礎(講義・演習)
            データベース設計、DBMS
第 8 回 データベースの基礎とネットワークの基礎(講義・演習)
            SQL、ネットワークの仕組み、TCP/IP
第 9 回 ネットワークの基礎とセキュリティの基礎(講義・演習)
            ネットワーク性能、セキュリティ管理、セキュリティ技術
第 10 回 システム開発技術:上流工程(講義・演習)
             システム開発プロセス、基本計画、ソフトウエア設計
第 11 回 システム開発技術:下流工程(講義・演習)
              テスト工程、プロジェクトマネジメント
第 12 回 サービスマネジメントの基礎(講義・演習)
               サービスマネジメント
第 13 回 経営戦略・システム戦略(講義・演習)
               経営戦略、システム戦略、ビジネスインダストリ
第 14 回 企業と法務(講義・演習)
              知的財産権、労働と契約の法制度
第 15 回 まとめと定期試験ついて(講義)

(授業方法)
講義は全てPowrPointで作成されたスライドを用いた座学で行います。
講義資料はTeamsの講義毎のチャネルで配布します。
講義終了後にその講義の理解度を図る確認問題をTeamsから出題します。解答期間は次回の講義時日間までとします。
テキスト・参考書
テキスト

月江 伸弘(2022)「徹底攻略 基本情報技術者教科書 令和5年度 徹底攻略シリーズ」 インプレス

参考書
J.Glenn Broolshear著 神林 靖,長尾 高弘訳 (2017)「入門 コンピュータ科学 ITを支える技術と理論の基礎知識」KADOKAWA
授業時間外の学修
本講義は今後情報関連の講義を受講する基礎となる用語などを多く含んでいます。
また基礎的な専門用語も多く出てきます。
そのため事前にテキストの範囲に目を通して用語の理解を深めてから講義に望んでください。
そのため事前学習に30分から60分程度は必要となります。
また講義後に復習を兼ねた確認問題を解答してもらいます。
確認問題に20分から30分程度の時間が必要となります。
成績評価の方法と基準
期末試験(70),確認問題(30)

到達目標:期末試験において6割以上の正解率、確認問題において6割以上の正解率
備  考
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容