シラバス情報

授業科目名
社会保障入門
開講年次
1年
開講年度学期
2023年度後期
単位数
2単位
科目ナンバリング
G-SS-142L
担当教員名
中嶋 裕子
担当形態
単独
【科目の位置付け】
社会保障制度の基礎を学ぶことにより、幅広く一般教養を身につけるための科目です。
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
社会保障
社会政策
【授業の目的と到達目標】
[【授業目的】
我が国の社会福祉、社会保障制度について理解する

【到達目標】
1.社会福祉及び社会保障制度について基礎的な知識を習得し、説明できる
2.社会保障制度の特長や課題を把握し、説明できる
3.今後の社会保障制度の在り方について論じることができる
【授業の概要】
どんな人も生きていく中で病気、怪我、失業に見舞われ、生活することが困難になる可能性があります。そうした問題に直面した時に人々が利用し得る制度として 国や地方自治体が設けている社会保障制度があります。
社会保障制度は、社会保険、社会福祉、公的扶助、保健医療・公衆衛生からなり、全ての人々の生活を生涯にわたって支えるもので、これらを活用することで生活上困難な状況からの脱却も可能になります。
私たちの生活を支えてくれる社会保障制度にはどのようなものがあるのか、どう活用できるのかを知りましょう。
そして、社会保障制度をいかに維持・発展させることができるのかを考えましょう。
【授業計画と授業の方法】
【授業計画】
1回 導入:社会保障制度とは何か
  我々の生活に不可欠な社会保障制度について知る
2回 現代社会の理解
  社会構造の変化、現代社会の特徴について把握する
3回 社会保障の歴史と近代的な社会保障制度の始まり
  各国において社会保障制度がどのように導入され、発展してきたか
4回 社会保険制度の理解(医療保険)
  医療保険の種類と制度の概要、課題
5回 社会保険制度の理解(年金保険)
  年金保険の種類や制度の概要、課題
6回 社会保険制度の理解(介護保険)
  介護保険導入の背景と制度の概要、課題
7回 社会保険制度の理解(労働保険)
  労働保険の種類と制度の概要、課題
8回 公的扶助の理解(1)
  公的扶助の理念と生活保護制度の理解
9回 公的扶助の理解(2)
  生活保護制度の概要、課題
10回 社会福祉の歴史的展開と現在
  古代から現代までの社会福祉政策の流れ
11回 高齢者福祉
  高齢者分野における福祉政策の理解
12回 障がい者福祉制度の理解
  障がい者分野における福祉政策の理解
13回 児童家庭福祉
  児童・家庭福祉分野における福祉政策の理解と展望
14回 社会保障制度の活用事例検討
  社会保障制度の具体的活用事例を用いて検討する
15回 まとめ:これからの社会保障制度
  社会保障の今後の展開について考える

【授業の方法】
授業は毎回プリントを配布し、内容について解説する。
テキスト・参考書
テキストは使用しない。プリントを配布する。下記参考書があれば学びが深まる。
《参考書》
福田素生、稲沢公一、岡部卓、他(2022)『社会保障・社会福祉』医学書院
授業時間外の学修
事前学修)各項目について概要を調べておいてください。
事後学習)制度の内容については随時復習し、不明な点については質問してください。

必要に応じ、文献を紹介する
成績評価の方法と基準
【成績評価の方法】
期末試験(100%)
【成績評価の基準】
1.日本の社会福祉及び社会保障制度について基礎的な知識を習得している
2.日本の社会保障制度の特長や課題を把握し、説明できている
3.今後の社会保障制度の在り方について自分の考えを述べることができる
備  考
進捗状況により回数と講義内容が前後する可能性がある
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容