教員名 : 山口 明日香
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授業科目名
特別な支援を必要とする生徒への指導
開講年次
1年
開講年度学期
2023年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
C-TL-102L
担当教員名
山口 明日香
担当形態
メディア授業
【科目の位置付け】
教育の基礎的理解に関する科目
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
この授業では、特別⽀援教育の理念や制度、特別の⽀援を必要とする幼児、児童及び⽣徒の障害特性及び⼼⾝の発達について学び、教育課程や⽀援の⽅法など配慮の視点や必要な環境構成を知ることで、特別な支援を必要とする生徒の指導の基本的な考え方と指導の工夫について理解することを目指します。 (受講生の到達目標) 到達目標1:特別⽀援教育の理念や制度、特別の⽀援を必要とする幼児、児童及び⽣徒の障害特性及び⼼⾝の発達について理解し説明することができる。 到達目標2:特別の⽀援を必要とする幼児、児童及び⽣徒に対する教育課程や⽀援の⽅法など配慮の視点や必要な環境構成について説明することができる。 到達目標3:障害はないが特別の教育的ニーズのある幼児、児童及び⽣徒の学習上⼜は⽣活上の困難とその対応について、意見や質問を示すことができる。 到達目標4:⺟国語や貧困の問題等により配慮を要する教育的ニーズのある幼児、児童及び⽣徒の学習上⼜は⽣活上の困難、求められる組織的対応や社会的資源の課題について説明することができる。 【授業の概要】
特別⽀援学校だけでなく通常の学級に在籍している発達障害をはじめとする様々な障害等によって特別な⽀援を要する
幼児、児童及び⽣徒の特性や配慮の視点、求められる環境構成について基礎的な知識を獲得する。また、幼児、児童及 び⽣徒が主体的に学習活動に参加し、達成感とともに⽣きる⼒を⾼めることを目指し、個別の教育的ニーズに応じた⼯ 夫の仕⽅、他の教員や関係機関と効果的に連携して組織的対応をするための⽅法を理解する。本授業によって、インク ルーシブ教育システム構築に求められている教育者としての基礎的な⼒の形成を目指します。 【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第1回︓特別⽀援教育の仕組みと幼稚園等・⼩学校・中学校・⾼等学校(中等教育学校)における特別⽀援教育(講 義,課題,フィードバック) 第2回︓障害のある幼児児童⽣徒に対する教育1 (知的障害・肢体不⾃由)(講義,課題,フィードバック) 第3回︓障害のある幼児児童⽣徒に対する教育2 (視覚障害・聴覚障害・⾔語障害)(講義,課題,フィードバッ ク) 第4回︓障害のある幼児児童⽣徒に対する教育3 (⾃閉症スペクトラム障害)(講義,課題,フィードバック) 第5回︓障害のある幼児児童⽣徒に対する教育4 (ADHD・LD等) (講義,課題,フィードバック) 第6回︓障害のある幼児児童⽣徒に対する教育5 (病弱・情緒障害・その他の障害)(講義,課題,フィードバッ ク) 第7回︓特別⽀援教育コーディネーターの役割と校内⽀援体制の構築(講義,課題,フィードバック) 第8回︓特別⽀援教育の対象・教育課程の編成及び配慮事項1 (⾃⽴活動)(講義,課題,フィードバック) 第9回︓特別⽀援教育の対象・教育課程の編成及び配慮事項2 (通級による指導)(講義,課題,フィードバック) 第10回︓個別の指導計画・個別の教育⽀援計画と個別の移⾏⽀援計画(講義,課題,フィードバック) 第11回︓障害はないが特別の教育的ニーズがある幼児児童⽣徒への対応(講義,課題,フィードバック) 第12回︓保護者⽀援と家庭との連携(講義,課題,フィードバック) 第13回︓特別⽀援教育における関係機関との効果的な多職種連携(講義,課題,フィードバック) 第14回︓学級運営と障害理解教育(講義,課題,フィードバック) 第15回︓特別⽀援教育におけるキャリア教育とインクルーシブ教育(講義,課題,フィードバック) 第16回:定期試験 (授業の方法) テキストとパワーポイントスライド資料の提示、関連資料を用いて講義を行います。各授業毎にまとめシートの作成を課題とします。課題は指定されたものを指定期⽇までにポーダブルサイト(Teams又はオンラインフォーム)の課題提出機能を使って提出を必要とします。また授業終了時にオンラインフォームによる質問や授業の感想等のコメント入力を求めます。ここで入力される質問等には、次回の授業の開始時に前回講義内容との今回の講義内容のつながりの説明の中で回答をします。質問内容等によっては、Teamsを用いて質問者に個別の回答をする場合もあります。 各回授業の事前・事後学習にはおおよそ1時間程度を必要とします。 テキスト・参考書
⼤塚玲(編)『インクルーシブ教育時代の教員をめざすための特別⽀援教育⼊門』(萌⽂書林)
授業時間外の学修
(事前学修)
授業時間外での学習として,予習としてする各回の授業資料を事前に閲覧し,動画等においても視聴しておくことにより,より授業における気づきや理解,疑問点をメモに整理するなどより,より高い学習効果が期待される(1時間)。 (事後学修) 授業毎にまとめシートの作成課題を課すことで,授業内容の復習とします(1.5時間)。 また各回の授業の参考資料として提示する資料や動画教材を視聴することによって,より深く生徒の実態や必要な工夫や環境調整について理解を深めることができる(0.5時間)。 成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
試験成績(60%)、レポート及び⼩テスト(30%)、授業中の質問や意⾒等の活動状況(10%) レポートや⼩テストについては毎回の授業毎に教員の講評を⾏うことによってフィードバックし ます。定期試験結果のフィードバックは教務係を通して⾏います。具体的な⽅法については講義 中に案内します。 (成績評価の基準) 到達目標1,到達目標2,到達目標3 ・毎回の授業のまとめ課題について、講義内容に即した回答を記述している ・授業終了時のオンラインフォームに回答する感想やコメントの記述が、達成目標を踏まえた記述となっている。 ・試験成績の結果において、障害特性や心身の発達に関する基礎的な知識の獲得と配慮の視点や必要な環境構成について理解ががなされてる。 備 考
本講義はメディア授業です。Teamsを利用して,リアルタイムでオンライン授業を実施します。資料はTeamsを利用して課題提出物とアンケート機能への回答をもとに各回授業のフィードバッ
クを⾏います。 担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
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