教育の方法と技術・教育におけるICT活用

1年

2023年度後期

2.00単位

信木　伸一

単独

教員の免許状取得のための必修科目
科目区分…道徳、総合的な学習の時間等の指導法及び生徒指導、教育相談等に関する科目
施行規則に定める科目区分又は事項等…教育の方法及び技術（情報機器及び教材の活用を含む。）、情報通信技術を活用した教育の理論及び方法　

—　教育の方法と技術　—
（授業の目的）
これからの社会を担う子供たちに求められる資質・能力を育成するために必要な教育の方法を理解します。教育の目的に適した指導技術を理解し、身に付けます。情報機器を活用した効果的な授業や情報活用能力の育成を視野に入れた適切な教材の作成・活用に関する基礎的な能力を身に付けることをめざします。
（受講生の到達目標）
教育の方法と技術
到達目標１；これからの社会を担う子供たちに求められる資質・能力を育成するために必要な教育の方法について説明することができる。
到達目標２；教育の目的に適した指導技術を実施することができる。

—　教育におけるICT活用　—
（授業の目的（全体目標））
情報通信技術の活用の意義と理論を理解します。情報通信技術を効果的に活用した学習指導や校務の推進の在り方について理解します。生徒に情報活用能力（情報モラルを含む）を育成するための基礎的な指導法を身に付けることをめざします。
（受講生の到達目標）
到達目標１；情報通信技術の活用の意義と理論を説明することができる。
到達目標２；情報通信技術を効果的に活用した学習指導や校務の推進の在り方について説明することができる。
到達目標３；生徒に情報活用能力（情報モラルを含む）を育成するための基礎的な指導法を実施することができる。

これからの社会を担う子供たちに求められる資質･能力を育成するために必要な、教育の方法、教育の技術、教材の活用に関する基礎的な知識・技能を身に付けます。
教育におけるICT活用では、情報通信技術を効果的に活用した学習指導や校務の推進の在り方並びに生徒に情報活用能力（情報モラルを含む。）を育成するための指導法に関する基礎的な知識・技能を身に付けます。
講義の他、履修者によるＩＣＴを活用した学習の教材作成と模擬授業を行います。　

（授業計画）
—　教育の方法と技術　—
第１回：授業の方法と技術　教員の働きかけと生徒の学習活動　（講義）　
第２回：授業の方法と技術　教室の関係論　学びの場の成立、学習集団づくり　（講義）
第３回：授業の方法と技術　「わかる授業・おもしろい授業・考えさせる授業」の構造　（講義）
第４回：授業の方法と技術　授業者の基礎的な技術　（講義）
第５回：教育方法論　マスタリーラーニング、プログラム学習　（講義）
第６回：教育方法論　問題解決型学習、学び方の学習、発見する学習　（講義）
第７回：教育方法論　「評価」の考え方と方法　「ポートフォリオ評価」「パフォーマンス評価」　（講義）
第８回（前半）：教育方法の現在　アクティブラーニングの方法　（講義）
—　教育におけるICT活用　—
第８回（後半）：教育においてICTを活用するねらいと期待される在り方　情報活用能力とメディアリテラシー　情報モラルの育成　　（講義）
第９回：遠隔・オンライン教育の意義とシステムの使用法　外部リソースの活用とICT環境の整備　（講義）
第１０回：各教科等の指導におけるICTの効果的な活用方法　（講義）
第１１回：ICTの学習評価・校務への活用、教育情報セキュリティの重要性　（講義）
第１２回：特別の支援を必要とする生徒の指導におけるICT活用　目標３（1）　（講義）
第１３回：ICTを活用した学習の教材作成と指導法（1）ICT機器の特性と効果的な活用法　（演習）
第１４回：ICTを活用した学習の教材作成と指導法（2）主体的・協働的な学びを実現するICTの活用法　（演習）
第１５回：ICTを活用した学習の教材作成と指導法（3）ICT活用の問題点とその対応法　（演習）
定期試験
（授業の方法）
業中に提示する課題に取り組み、ポータルで提出してもらいます。
第１３から第１５回は、ICTを活用した模擬授業のグループ演習を行います。

—　教育の方法と技術　—　テキスト
柴田義松・斉藤利彦『教育の方法と技術』（学文社）、文部科学省『中学校学習指導要領（平成２９年３月公示）解説　総則編』（東山書房）、文部科学省『高等学校学習指導要領（平成３０年３月公示）解説　総則編』（東洋館出版社）※上記のものは、「教育原理」で使用するものと同じ。
—　教育におけるICT活用　—　テキスト
文部科学省『教育の情報化に関する手引−追補版—』　

（事前学修）テキストの関連した章やポータルで事前配信した参考資料を読んでください。
（事後学習）授業中に提示する課題に取り組み、ポータルで提出してください。

（成績評価の方法）
「教育の方法と技術」及び「教育におけるICT活用」の理解を問うテスト（50％）、模擬授業演習（30％）、授業課題（20％）　
（成績評価の基準）
—　教育の方法と技術　—
到達目標１；授業課題及び試験において、これからの社会を担う子供たちに求められる資質・能力を育成するために必要な教育の方法について説明することができる。
到達目標２；模擬授業演習において、教育の目的に適した指導技術を実施することができる。
—　教育におけるICT活用　—
到達目標１；授業課題及び試験において、情報通信技術の活用の意義と理論について、正しく記述している。
到達目標２；授業課題及び試験において、情報通信技術を効果的に活用した学習指導や校務の推進の在り方について、正しく記述している。
到達目標３；模擬授業演習において、情報機器を効果的に活用する場面が見られる。情報活用能力の育成を視野に入れた適切な教材を作成し活用する場面が見られる。

Teamsを授業情報や資料の共有、模擬授業における教具として活用します。