シラバス情報

授業科目名
情報機能論
開講年次
2年
開講年度学期
2023年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
A-RC-201L
担当教員名
野崎 眞澄
担当形態
オムニバス
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
デザイン実習1
デザイン論
編集とデザイン
次に履修が望まれる科目
デザイン実習2
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
デザインの様々な分野で活躍するクリエーターによる講義を通して、自らの課題及び将来への道筋を見出すことが授業の目的です。

(受講生の到達目標)
・到達目標1;幅広いデザイン分野についての情報や新たな気づきを得ることができる。
・到達目標2;毎回の授業後に提出するコメントシートに自分の制作領域との関連について述べることができる。
・到達目標3;自身にとっての「情報」とは何か、また将来への視点を自分の言葉で論述することができる。
【授業の概要】
この授業は毎回異なるデザイン分野の現場で仕事をしているクリエーターの方々から講義を受けることで、様々な角度から「情報」というものを捉え、実習制作へのヒントを獲得する授業です。また自身にとっての課題を見出すことで、卒業後の職業イメージを明確にすることを目標としています。

【オムニバス担当教員】
今氏亮二、加藤芳夫、佐古百美、玉木明、野田尚之、弥中敏和

(今氏):広義に捉えた「編集」と、そこから生まれるデザインの可能性を考察する
(加藤):会社の表現(商品ブランド/パッケージデザイン)と個人の表現(アートワーク)複線のクリエイティブな生き方について考える
(佐古):イラストレーションの担う役割について、主に絵本を中心に考える
(玉木):デザインにおける重要な能力は、実践力とともに実践する以前の読解力である。本講では、デザインを「いかに読み」、「いかに実践する」かを考察する
(野田):色々な広告表現について考察する・最新の映像世界を体感する
(弥中):ヒトにとって「情報とは」「機能とは」なにかを考え、デザインを行うための思考的基盤づくりとする
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第 1回 (野崎):オリエンテーション、オムニバス各教員の紹介。「情報とは何か」「講義」
第 2回 (今氏):カタチを作るための編集工学入門「講義」
第 3回 (今氏):編集から生まれるデザインの可能性「講義」
第 4回 (加藤):記憶の中のカタチを取り出すワークショップ。パッケージデザインとブランドについて考える「実習」「講義」
第 5回 (加藤):人が生きる中でクリエイティブとは何かを考える。仕事と表現者の複線の生き方を紹介する「講義」
第 6回 (佐古):イラストレーションの仕事の多様性と仕事の進め方について「講義」
第 7回 (佐古):出版(主に児童書、絵本)の現状と未来、絵本の本質について考える「講義」
第 8回 (玉木):デザインの読み方「講義」
第 9回 (玉木):デザインの描き方「講義」
第10回 (野崎):「視覚情報の伝達とその効果」-色の知覚から錯視まで-「講義」
第11回 (野崎):対談(内容未定)「講義」
第12回 (野田):自らが仕事で制作した広告写真やコマーシャル映像を見せながら、実際の広告の世界を体感する「講義」
第13回 (野田):作家として制作した写真や映像、Webコンテンツを見せながら、最新の映像世界やその展開方法について考える「講義」
第14回 (弥中):ヒトが情報や機能を求める背景「講義」
第15回 (弥中):デザインがなすべきこと「講義」


(授業方法)
授業は企業や作家等の実務経験者によるオムニバス形式となります。また実際の授業の順番は授業計画とは異なります。
オムニバス担当教員;今氏亮二、加藤芳夫、佐古百美、玉木明、野田尚之、弥中敏和
テキスト・参考書
使用しません。
授業時間外の学修
オリエンテーション時、各教員の専門領域を伝えるので、担当教員の業務領域を調べ、質問事項を持って出席してください。授業後は興味がある情報の分野についてリサーチを行い、期末レポートのためにまとめておくこと。

(事前学修)授業に関するリサーチ
(事後学修)毎回の授業後にコメントシート作成
成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
授業後に提出するコメントシートへの記述内容(60%)、期末レポート(40%)

(成績評価の基準)
到達目標1;レポート等において、様々なデザイン領域についての知識や情報についての特性を説明することができているか。
到達目標2;毎回授業後に提出するコメントシートの内容が自分の言葉で言語化できているか。
到達目標3;期末レポートで自らの適性をもとにした将来像を「情報」をキーワードに論述できているか。
備  考
講義中に参照すべき資料を適宜紹介します。
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
創作活動、制作活動を行っている芸術家による授業