教員名 : 中村 譲
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授業科目名
総合基礎実習
開講年次
1年
開講年度学期
2023年度前期、2023年度後期
単位数
4.00単位
科目ナンバリング
A-FS-104P
担当教員名
小野 環、野崎 眞澄、中村 譲
担当形態
複数
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
デッサン基礎実習
構成実習 彫刻 次に履修が望まれる科目
油画実習1
日本画実習1 デザイン実習1 【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
各コースの素材の特性を知り基礎的な制作を行った上で、コースの特色や美に対する考え方を理解します。そして、自分に合った表現技術、専門分野を自覚し志望コースを明確にするのが目的です。 (受講生の到達目標) 到達目標1;いろいろな美や芸術の本質、美術の考え方を知ることができる。 到達目標2;素材の特性を知り基礎的な技術を活用して制作することができる。 到達目標3;専門分野の表現技術を習得し、自分に合った制作を見つけることができる。 【授業の概要】
油画、日本画、デザインの各課題を履修し、自己の資質と方向性を吟味します。
1年前期で各コースの課題を体験したのち、自分の適性を考慮して前期終了時に暫定的にコース選択をします。 後期からそれぞれのコースに分かれて、コースのカリキュラムに沿った課題を行い、基礎的な技術や各自の表現方法を活かしながら、各分野の素材を使って制作をします。 【授業計画と授業の方法】
前期
油画コース 第 1回「油画:大型静物油彩/ガイダンス」「講義」「実習」 第 2回「油画:大型静物油彩/モチーフに対する視点を探す」「実習」 第 3回「油画:大型静物油彩/ドローイングで検討する」「実習」 第 4回「油画:大型静物油彩/画材の説明」「実習」 第 5回「油画:大型静物/モチーフに対する視点を確定する」「実習」 第 6回「油画:大型静物/油彩制作開始」「実習」 第 7回「油画:大型静物/油彩制作 モチーフとの対話」「実習」 第 8回「油画:大型静物人/油彩制作 画面との対話」「実習」 第 9回「油画:大型静物/油彩制作 完成へ向けて」「実習」 第10回「油画:大型静物油彩/講評」「発表」 日本画コース 第1回「日本画:自由モチーフによる静物制作」/ガイダンス、自由表現を心がけたエスキース作成]「講義」「実習」 第2回「日本画:自由モチーフによる静物制作/モチーフのデッサン、本紙張込み説明」「実習」 第3回「日本画:自由モチーフによる静物制作/デッサンを基に画面構成」「実習」 第4回「日本画:自由モチーフによる静物制作/日本画材料の説明」「実習」 第5回「日本画:自由モチーフによる静物制作/墨を用いた骨描き、下描き」「実習」 第6回「日本画:自由モチーフによる静物制作/描込み、地塗り、下塗りを中心に」「実習」 第7回「日本画:自由モチーフによる静物制作/描込み、本塗り、実際の彩色を中心に」「実習」 第8回「日本画:自由モチーフによる静物制作/描込み、更にイメージに近づける」「実習」 第9回「日本画:自由モチーフによる静物制作/描込み、仕上げに向けた調整、完成」「実習」 第10回「日本画:自由モチーフによる静物制作/講評」「発表」 デザインコース 第1回「デザイン:自分のマーク/古典から広くマークを学ぶ」「講義」「実習」 第2回「デザイン:自分のマーク/自身の特徴を考える」「実習」 第3回「デザイン:自分のマーク/自身の特徴をカタチにする」「実習」 第4回「デザイン:自分のマーク/テーマを決定する」「実習」 第5回「デザイン:自分のマーク/構想を練るーラフ制作」「実習」 第6回「デザイン:自分のマーク/バリエーションの検討」「実習」 第7回「デザイン:自分のマーク/デザイン最終形の検討」「実習」 第8回「デザイン:自分のマーク/作品制作」「実習」 第9回「デザイン:自分のマーク/作品のプレゼンテーション」「発表」 第10回「デザイン:自分のマーク/作品の検証」「講評」 後期 油画コース 第1回 「部屋からの発見/ガイダンス」「講義」「実習」 第2回 「部屋からの発見/視点を探る」「実習」 第3回 「部屋からの発見/物の観察」「実習」 第4回 「部屋からの発見/空間の観察」「実習」 第5回 「部屋からの発見/現象の観察」「実習」 第6回 「部屋からの発見/作品の検討」「実習」 第7回 「部屋からの発見/作品の選択」「実習」 第8回 「部屋からの発見/講評」「発表」 日本画コース 第1回 「植物制作(百合)/ガイダンス」「講義」「実習」 第2回 「植物制作(百合)/デッサンとエスキース、モチーフの配置」「実習」 第3回 「植物制作(百合)/デッサンとエスキース、画面の配色」「実習」 第4回 「植物制作(百合)/デッサン完成」「実習」 第5回 「植物制作(百合)/画面構成の決定」「実習」 第6回 「植物制作(百合)/デッサンから線や調子の抽出」「実習」 第7回 「植物制作(百合)/本紙に骨描き」「実習」 第8回 「植物制作(百合)/下塗りとして効果的な彩色」「実習」 第9回 「植物制作(百合)/描込み、質感の意識」「実習」 第10回 「植物制作(百合)/描込み、配色の意識」「実習」 第11回 「植物制作(百合)/描込み、部分の完成度」「実習」 第12回 「植物制作(百合)/描込み、全体バランスの意識」「実習」 第13回 「植物制作(百合)/描込み、更にイメージに近づける」「実習」 第14回 「植物制作(百合)/描込み、完成に向けた調整、完成」「実習」 第15回 「植物制作(百合)/講評」「発表」 デザインコース 第1回 「シルエット構成/古典から広くシルエットを学ぶ」「講義」 第2回 「シルエット構成/構想を練る・ラフ制作・表現の検証」「実習」 第3回 「シルエット構成/作品制作」「実習」 第4回 「シルエット構成/作品プレゼンテーションと講評」「発表」 第5回 「立体造形/オリエンテーション・イメージを形にする・作品鑑賞」「講義」 第6回 「立体造形/アイデア出し・エスキース制作」「実習」 第7回 「立体造形/実制作・効果チェック」「実習」 第8回 「立体造形/実制作・修正」「実習」 第9回 「立体造形/実制作・最終チェック」「実習」 第10回 「立体造形/作品プレゼンテーションと講評」「発表」 (授業の方法) 前期は各コースの課題それぞれ10回を3コース分30回を行います。後期は日本画、油画、デザインの3コースに分かれて、それぞれのコースの課題を行います。 テキスト・参考書
使用しません。
授業時間外の学修
ありません。
成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
さまざまな素材を扱う課題に対する積極的な取り組み(40%)、提出作品の造形力(30%)、表現技術の到達度(30%) (成績評価の基準) 到達目標1;いろいろな美や芸術の本質、美術の考え方を知っている。 到達目標2;素材の特性を知り基礎的な技術を活用して制作できている。 到達目標3;専門分野の表現技術を習得し、自分に合った制作を見つけられている。 備 考
各コース課題の目的に沿って研究、制作を行います。
担当教員の実務経験の有無
〇
実務経験の具体的内容
創作活動、制作活動を行っている芸術家による実習
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