シラバス情報

授業科目名
構成実習
開講年次
1年
開講年度学期
2023年度前期、2023年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
A-FS-102P
担当教員名
中村 譲、小野 環、野崎 眞澄
担当形態
複数
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
デッサン基礎実習
彫刻
総合基礎実習
次に履修が望まれる科目
日本画実習1
油画実習1
デザイン実習1
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
各自が設定したテーマについて基礎的な知識や技術を活用して作品を制作することができ、主体的に芸術表現への理解を深めることを目標とします。

(受講生の到達目標)
到達目標1;各種画材の特性を理解し基礎的な技術を活用して作品を制作することができる。
到達目標2;課題のテーマを理解し制作プロセスを通してアイデアを展開することができる。
到達目標3;自身の芸術表現について主体的に探求することができる。
【授業の概要】
1年前期の総合基礎実習で各コースの課題を体験したのち、自分の適性を考慮して前期終了時にコース選択をします。、後期からそれぞれのコースに分かれて、コースのカリキュラムに沿った課題を行います。基礎的な技術や各自の表現方法を活かしながら、身近な素材を使って造形表現や構成力を養う課題の制作を行います。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第 1回 共通課題「自画像/スケッチを重ねる」「講義」「実習」
第 2回 共通課題「自画像/資料収集」「実習」
第 3回 共通課題「自画像/構成を考える」「実習」
第 4回 共通課題「自画像/表現手法の工夫」「実習」
第 5回 共通課題「自画像/実制作」「実習」
第 6回 共通課題「自画像/講評」「発表」

◆第7回以降は「日本画」「油画」「デザイン」の選択課題
日本画
第 7回 「下図製作演習 (50号制作想定)/ガイダンス」「講義」「実習」
第 8回 「下図製作演習 (50号制作想定)/モチーフの設定(取材1)」「実習」
第 9回 「下図製作演習 (50号制作想定)/モチーフの設定(取材2)」「実習」
第10回 「下図製作演習 (50号制作想定)/習作作成(エスキース)」「実習」
第11回 「下図製作演習 (50号制作想定)/習作作成(画面構成)」「実習」
第12回 「下図製作演習 (50号制作想定)/習作作成(画面配色)」「実習」
第13回 「下図製作演習 (50号制作想定)/習作作成(描込みと全体感)」「実習」
第14回 「下図製作演習 (50号制作想定)/完成に向けた調整」「実習」
第15回 「下図製作演習 (50号制作想定)/講評」「発表」

油画
第7回 「コラージュからの展開/ガイダンス」「講義」「実習」
第8回 「コラージュからの展開/構想、アイデアスケッチ」「実習」
第9回 「コラージュからの展開/コラージュ素材収集・支持体準備」「実習」
第10回 「コラージュからの展開/コラージュ1枚目制作開始 複数並行して制作」「実習」
第11回 「コラージュからの展開/コラージュ2枚目制作開始」「実習」
第12回 「コラージュからの展開/コラージュ3枚目制作開始 」「実習」
第13回 「コラージュからの展開/制作の見直し」「実習」
第14回 「コラージュからの展開/ 完成」「実習」
第15回 「コラージュからの展開/講評」「発表」
 
デザイン
第7回 「ロゴ/オリエンテーション、実例の紹介・リサーチ」「講義」
第8回 「ロゴ/アイデア出し、ラフ案制作」「実習」
第9回 「ロゴ/実制作−コンセプト・造形・彩色・レイアウトの検討」「実習」
第10回 「ロゴ/作品プレゼンテーションと講評」「発表」
第11回 「クラフトデザイン木工/オリエンテーション・素材、用具の説明及び安全講習」「講義」
第12回 「クラフトデザイン木工/アイデアスケッチ・製材・モック制作・検討」「実習」
第13回 「クラフトデザイン木工/実制作・材料取り・切削加工」「実習」
第14回 「クラフトデザイン木工/実制作・仕上げ・塗装」「実習」
第15回 「クラフトデザイン木工/作品プレゼンテーションと講評」「発表」



(授業の方法)
第1回から第6回までは3コース共通の課題「自画像」をコンペティション形式で制作し、美術学科全教員による講評を行います。
第7回以降は日本画、油画、デザインの3コースに分かれて、それぞれのコースの課題を行います。
テキスト・参考書
様々な芸術作品の参考資料を必要に応じて提示します。
授業時間外の学修
ありません。
成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
さまざまな素材を扱う課題に対する積極的な取り組み(40%)、提出作品の造形力(30%)、表現技術の到達度(30%)

(成績評価の基準)
到達目標1;画材の特性を理解し、基礎的な技術を用いて制作した作品を講評会に提出できているか。
到達目標2;課題のテーマをもとに展開したアイデアを客観的に確認し、制作に結びつけているか。
到達目標2;提出作品において、独自の視点をもって主体的に造形表現ができているか。
備  考
各課題のオリエンテーションで課題のねらいや条件などの詳しい説明があります。時間に遅れないように必ず出席すること。してください。
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
創作活動、制作活動を行っている芸術家による実習